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更新日:2023年2月3日
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果樹科では,多様な品目や作型についての栽培管理技術や農家の経営理念を学び,地域の果樹農業の実態を把握することを目的に,年に数回県内各地の果樹先進農家視察研修を行っています。今回は,南薩地域振興局管内の果樹産地育成や集出荷・流通を学ぶため,現地を訪れました。JA南さつまの選果場では,産地動向の説明を受け,大将季やキンカンの選果の様子を見学しました。中山キンカン団地では,ハウスでたわわに実った大玉キンカンを目の当たりにし,枕崎の果樹農家圃場ではハウスタンカン等の栽培を学びました。生産者の情熱と,日頃の栽培管理の重要性を再認識した研修となりました。
果樹科では果樹園の省力管理技術として,ラジコン草刈り機を導入しています。
機体の操作は両手で持てる程度のコントローラーで行うため,法面の草刈りでも斜面に立つことなく安定した場所から,安心・安全に作業ができます。
先日は,農業高校生の農大訪問(農業の魅力発信プロジェクト)や,鹿児島県果樹振興大会の現地視察研修でラジコン草刈り機による除草作業実演を行い,多くの方にその利便性を実感していただきました。
温州みかんの加工実習を行いました。自分たちで栽培した温州みかん(かごしま早生)の皮を一つずつ丁寧に剝くと,甘酸っぱい香りが加工室いっぱいに広がります。
圧搾機で果汁を搾って,果汁100%のジュースを瓶詰めしました。また,果汁や果肉を使ってゼリーやジャムも作りました。色鮮やかで,天然のおいしさがいっぱい詰まった加工品ができました。
最後に,実習した加工品を皆で試食し,出来ばえを評価しました。
マンゴーは1年に約40センチ(1節分)樹高が高くなるため,年々収穫作業が大変になって来ます。そのため10年程で改植,または樹高の切り下げを行います。
樹高の切り下げはマンゴー栽培の中でも最も重要かつ希少な作業です。講義には農業開発総合センターの果樹・花き部と普及情報課の指導者の参加をいただき,樹高の切り下げの作業説明(左写真)と作業実習(右写真)を学びました。
果樹科1年生にとっては大変貴重な講義となりました。
果樹科のオープンキャンパスには13名の参加者がありました。
当日,実施した体験型実習内容は,ナシやブドウ園内での収穫体験(左写真),また,マンゴーやブドウなどの果実試食(右写真)でした。
全国的に注目されているパッションフルーツの生産は鹿児島県が日本一を誇ります。
JGAP認証取得に向けた実地審査を受検しました。審査は,各管理点と適合基準に関する質問に対しての質疑応答(左写真),また,施設などの生産現地確認に関わる説明(右写真)をしました。
果樹科では,既にマンゴーでK-GAP認証に取り組んでいます。これからもGAPの普及で安心安全な農産物生産を後押ししていきます。
果樹科の「マンゴ」は,鹿児島県独自の認証制度であるK-GAPを平成20年から取り組んでいます。
昨年度,学生達は講義「GAP概論」でGAPの概要を学びました。今年度は,専攻学習でK-GAP認証取得への審査を実体験しました。
6月14日に認証の連絡がありました。今後は,しっかりと「GAPをする」ことで栽培技術の向上に繋げていきます。
9月11日から校内販売を開始した温州みかんは,10月中旬で収穫・販売を終了いたします。
本年産は,外観,果実品質ともに良好で,おいしい果実に仕上がりました。校内販売でもたいへん好評で,多くのお客様にお買い求めいただきました。ありがとうございました。
令和2年6月26日に1年生のプロジェクト計画発表会を,助言指導者に農業開発総合センター企画調整部,果樹・花き部の職員の方々を招き,保護者や2年生の参加のもと開催しました。1年生3名が,今後の農場管理で担当する品目について,栽培管理,果実品質や収量などの生態調査,生産費や販売実績などの収益性調査を取りまとめる「経営プロジェクト」と,テーマを決め課題解決に取り組む「研究プロジェクト」の計画を発表しました。助言指導者から貴重なアドバイスを受け,3名は,今後,計画書を基に農場管理を一生懸命頑張っていきます。
マンゴーの販売が終了しました。本校のマンゴーは今年で12年連続K-GAP(かごしま農林水産物認証)認定となります。今年も校内販売を中心に多くの方々に購入していただきありがとうございました。来年も安心・安全で美味しい果実を生産できるよう,せん定や肥培管理等,一生懸命頑張ります。
果樹科2年生は茶業科と合同で令和元年7月18日~25日の8日間,台湾と香港での海外研修を行いました。台湾ではブンタンやナシ,ピタヤ等の果樹園や市場の視察,香港ではスーパーマーケットや市場の視察,鹿児島県香港事務所の訪問を行いました。8日間の中で,観光地の見学や異なる文化や習慣に接することもでき,有意義な海外研修になりました。
2月中旬~下旬にかけてポンカンの販売を行いました。品種は,県が育成した「薩州」です。販売した果実は,昨年の12月下旬に収穫し,果実品質をさらに高めるために1ヶ月以上貯蔵したものです。長期間貯蔵したことにより,収穫時よりも糖度が上昇し,酸切れも良く,おいしい果実に仕上がりました。校内販売でもたいへん好評で,たくさんのお客様にお買い求めいただきました。ありがとうございました。
平成31年2月4日に2年生の経営プロジェクト実績発表会を,助言指導者として農業開発総合センター企画調整部,生産環境部,果樹・花き部の職員の方々を招き,保護者や1年生の参加のもとで開催しました。2年生5名が1年間の農場管理で担当してきた品目について,栽培管理実績,果実品質や収量などの生態調査結果,生産費や販売実績などの収益性調査結果を取りまとめて発表しました。また,収益性調査では,販売実績や生産費等に基づいた収支決算まで行い,目標に対する評価や分析結果が発表されました。今回,学生は,1年間農場管理を行い,その結果をプロジェクトとして取りまとめて発表しましたが,農業を経営面から深く考えることができたことは,将来,就農するときに活かされていくことと思います。
2年生は,平成31年1月22日~24日の3日間,東京で果実流通研修を行いました。研修では,東京事務所の案内で,市場,量販店,果実専門店,各県のアンテナショップ等を視察し,果実の流通・販売状況や消費動向,本県産果実の取扱実績や評価,地域特産物のPR方法などの研修を行いました。学生たちは,全国レベルで果実の流通及び販売動向を学習することができ,新たな視野を大いに広げられたことと思います。特に,高級果実店の千疋屋総本店と豊洲市場の東京シティ青果での研修では,意見交換の時間を設定していただき,その中で,会社の方々から直接お話をお聞きすることができ,学生たちもたいへん貴重な経験ができたものと思います。今回の研修での経験を,将来,いろんな場面で活かしてくれるものと期待しています。
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