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更新日:2023年3月10日
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次世代を担う若者たちに農業と農村の未来について自由な発想を論じてもらうことを趣旨として開催される「ヤンマー学生懸賞論文・作文」。第33回の募集に対し,鹿児島農大から論文4編,作文19編を応募しました。
先日,リモートで入選発表会が行われ,作文の部において養豚科1年の木暮千尋さんが最高賞の金賞を受賞しました。(題:私の心を変えた「大きな発見」~異国の養豚から教えられたこと~)
また,本校全体で12編が入賞する快挙となりました。入賞者の皆さん,おめでとうございます。
リモートによる入選発表会
金賞の盾と目録
畜産学部入賞者の先輩方と記念撮影(卒業式にて)
酪農科と養豚科1年が合同で畜肉加工実習を行いました。
農村生活研修課の先生方から加工手順や衛生管理の注意点について説明があり,実習開始です。
大きな豚バラブロックにピックル液を注入し,タンブラーで攪拌することで短時間で均一に味を染みこませ,燻煙してベーコンを作りました。
豚腸と羊腸を使った本格的なフランクフルトとウインナー,オーブンでじっくりと焼きあげた焼豚も作りました。
豚バラブロックにピックル液を注入(ベーコン)
スタッファーでの腸詰め作業(ウインナー)
左から完成したフランクフルト,ウインナー,ベーコン,焼豚
家畜人工授精師の免許取得に向けた家畜人工授精師講習会が,3週間にわたり行われました。
家畜人工授精に関する関係法規や人工授精等の講義と実技を集中的に学びました。
人工授精に関する講義
バークシャー種での精液採取
農業大学校の教育の大きな柱であるプロジェクト学習の成果や,農業・農村についての自分の意見を発表する,校内プロジェクト・意見発表が開催されました。
養豚科からは,プロジェクト発表の部に2年生の中原葉子さんが「子豚への代用乳給与による発育改善の検討」と題して発表しました。これは,哺乳初期に母乳が十分摂取できず,虚弱になる子豚に代用乳を補助的に給与することで,子豚の発育改善につなげようとする取り組みです。
たいへん緊張した様子でしたが,練習の成果を発揮し,落ち着いて堂々と発表できました。
プロジェクト発表:子豚への代用乳給与による発育改善の検討
全校生徒が一堂に会しての発表会
畜産学部では,3学科合同の研究プロジェクト発表会を開催しました。
これは,2年生が1年間の専攻実習や農場管理を通じて取り組んできた個人別の研究プロジェクトを論文形式にまとめ発表するもので,4年制大学での卒業論文発表会にあたります。
農業開発総合センターの研究員や専門指導普及指導員にも助言指導いただき,1年生からも多くの質問がありました。
登壇し発表する2年生
5月22日,8月9日に続き,今年度最後のオープンキャンパスが行われました。
養豚科は,家畜防疫の観点から農場内での体験学習は実施しませんでしたが,外周から農場施設を案内し,鹿児島黒豚のビデオ紹介を行いました。
また,学生が養豚科の学校生活の紹介と参加者との質疑応答を行いました。
参加いただいた皆さん,ありがとうございました。
農場施設を案内
学生による養豚科の紹介
コロナ禍で2年間中止となっていた海外研修。海外での研修はまだまだ難しい状況の中,今年度は研修先を国内(北海道)に変更し,視察研修を行いました。
初日は,畜産学部3科共通で(株)アグリファッショングループと広瀬ウエモンズハートを訪れ,農業の経営戦略や教育ファームについて学び,アイスクリーム製造体験を行いました。
2日目は各科に分かれ,養豚科は希少種のマンガリッツァ豚の放牧を行う牧場を訪問し,その取り組みを学びました。
北海道の大自然やおいしい農水産物も満喫し,充実した4日間となりました。
広瀬ウエモンズハートでの講義
マンガリッツァ豚のサンドイッチ
脂身がとろけるサンドイッチを味わう学生
3学科そろっての記念撮影
畜産学部養豚科農場は,「初回審査」の結果,令和3年1月26日に「JGAP家畜・畜産物」農場認証を受けました。2年後に「更新審査」を受けますが,今回2つの審査の中間に当たる時期に「維持審査」を受けました。
審査員の先生方からいただいた指摘を今後の農場運営と学生指導に活かしていきます。
関連書類の確認およびインタビュー(奥:農大職員,手前:審査員)
豚の人工授精の実習を行いました。
雄豚の精液採取から,検査・希釈,雌豚への注入まで,一連の作業を学びました。
無事に注入までの作業を自分たちで完了できて,学生も自信がつきました。
後日,妊娠鑑定を行います。
無事に受胎していることを願うばかりです。
手圧法による精液採取
精液の希釈保存液製造
雌豚への精液注入
豚体重推定システム(デジタル目勘)について,大豊産業株式会社の担当者の方に来校頂き,システムの操作等について研修を行いました。新たなスマート機器を扱い,学生たちも興味と関心をもって学習していました。
今年度は研究プロジェクトにおいてシステムの効率的な活用方法等を検証するため,デモ機を借用して取り組みます。
豚体重推定システム「デジタル目勘」
システムについて説明する大豊産業(株)担当者と聴き入る学生たち
学生による操作実習
2年生8名が,昨年7月から取り組んできた研究プロジェクトの中間成績をまとめ,発表会を行いました。
2年生だけでなく,1年生や先生方からも多くの質問やアドバイスが出て,活発な意見交換が行われました。
今回の反省点を踏まえ,9月の研究プロジェクト実績発表会に向け,最終的なとりまとめを行っていきます。
2年生による個別課題の発表
養豚科1年生は,大型特殊(農耕用)と大型けん引免許の取得のため,5月から6月にかけて農業機械研修を受講しています。
梅雨入り前の暑くなり始める季節ですが,農作業安全に関する基本的な技能を習得し,トラクター運転技術を磨くため,学生たちは朝早くから夕暮れ前まで,真剣に取り組んでいます。
トラクターの前にて集合
場内の運転教習コースで練習中
圃場でロータリー操作の研修
令和4年度の新入生(1年生)が今日初めて農場実習を行いました。
養豚科では,7月から1年生が主体で農場管理を行います。今日は,2年生による説明や指導を受けながら,真剣に,そして楽しく農場実習を体験していました。
2年生の説明を真剣に聞く1年生
子豚のワクチン接種の実習
養豚科学生の集合写真
1年生4名(前列),2年生8名(後列)
養豚科2年生2名が,「論文の部」及び「作文の部」それぞれで受賞しました。
(論文の部)
優秀賞:2年楠木碧海
テーマ:女性起業による「女性が活躍できる養豚経営」の樹立を目指して
~これからの新たな儲かる養豚経営のスタイル~
優秀賞:楠木碧海
(作文の部)
銀賞:2年寳代築
テーマ:鬼の目にも涙~祖父の養豚経営を受け継ぐ心構え~
銀賞:寳代築
農大受賞者(全6名,前列)と指導職員(後列)
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