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更新日:2022年4月19日
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建築工学科2年生が取り組んでいる現場実習が佳境を迎えています。年明け後、相次ぐ寒波で積雪や路面凍結に見舞われながらも、訓練生17名は真冬の現場で日々奮闘しています。札所を設置し、社寺仏閣でお馴染みの懸魚(げぎょ)や内法長押しを取り付け、外壁の板張りを終えると、いよいよ工事も大詰め!残すは高欄や格子天井、内壁などの造作工事だけとなりました。修了式まで残りひと月、訓練生の皆さん、気張いもんそ!!
2月下旬から塗装や内装工事が急ピッチで進み、現場は慌ただしくなりました。失敗が許されない緊張感の中、訓練生は慣れない現場で、懸命に取り組んでいました。また、室内造形科が手掛けた木製建具もおさまり、無事に全工程を終えました。引き渡し前日には、慰労会が行われ、炊き出しと労いの言葉をいただきました。食事の後、訓練生一人ひとりが地域の方々にこれまでの感謝を述べると、最後は婦人部のアーチ(花道)で見送られ、別れを惜しんでいました。工事期間中、寒い現場で毎日温かくもてなしていただき、支えてくださった宮司さんや婦人部、地域の皆さん、本当にありがとうございました!
次回、完成写真をお披露目します。ご期待ください!
建築工学科では、実践的で効果的な訓練カリキュラムの構築を目指しています。今回で6例目となる施工現場実習も、関係者のご協力により無事にその目的を達成することができました。地域の方々には技能者育成の観点から温かく見守っていただき、技術面はもとより現場適応力や職業観、勤労観を養う良い機会となりました。この経験を機に、地域の発展、活性化に貢献する意識が芽生え、建設業の担い手として大きく羽ばたいてくれることを期待しています。
今後も、地域に開かれた専門校として地域に根ざした活動を継続的に展開しながら住宅産業を担う技能者の育成に努めたいと考えています。
【鹿児島建設新聞掲載記事紹介】
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