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更新日:2022年3月30日
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「SDGs日本モデル」宣言とは,地方自治体が,国や企業,学校・研究機関,住民などと連携して,地方から持続可能な開発目標(SDGs)を推進し,地域の課題解決と地方創生を目指していくという考え・決意を示すものです。
さて,2018年3月に閉校した薩摩川内市の陽成小学校体育館が、野球などの室内練習場に生まれ変わろうとしている。施設を運営・改修する建築事務所から,SDGs推進の一環で,廃材を実習木材として活用してほしいとの申し出ありました。提供された解体材は,体育館の床を40年以上支えてきた栂(ツガ)の木,約4㎥。最近は伐採もわずかなので,お目にかかるのは珍しくなった建築材料。昔からネズミはツガをかじらないと言われるように、木の状態が思いのほか良かったため、建築工学科2年生14名が訓練の一環としてベンチとテーブルを製作し,施設に寄贈することに!技能習得のため,随所に大工技能を盛り込んだ作品は,製作日数10日程度で完成しました。また,解体材には40年前のかすがいや釘が残っており,釘抜き作業に全員で丸2日要するなど,さびた釘に苦労したため,今回は金物や釘を使わず,楔(くさび)や込み栓,雇い実(ざね)など,木組みの技を駆使しました。
先日,施設オープンを前に,廃材による3人掛けベンチ(製品名:リベンチ)8脚と,廃材を矧(は)ぎ合わせた天板の高さを2段階に調整できる6人用テーブル(製品名:ハイ&ローテーブル)3台を引き渡しました。思いがけない寄贈に大変喜んでいただき,訓練生も誇らしげでした!
今後も,地域に開かれた専門校として地域に根ざした活動を継続的に展開しながら,住宅産業を担う技能者の育成に努めたいと考えています。関係者の皆様,ご協力ありがとうございました!
その他の様子は,『鹿児島県高等技術専門校フェイスブックアルバム/職業訓練版SDGs2021(外部サイトへリンク)』をご覧ください!
閉校した陽成小学校体育館活用工事の廃材で製作した木製品を,同施設に寄贈した取り組みが地元紙と業界紙に掲載されました!
さて,建設業の担い手育成やSDGs推進を取り入れて進めてきた改修工事も無事に完工し,10月31日に「PLAYSPACEYOZEI」としてオープンしました。地域をスポーツで活気づけるため,閉校した小学校跡地が甲子園を目指す球児たちのホームグラウンドとして生まれ変わりました!この度,施設のオープンを記念して,廃材で製作した看板を寄贈。今回の製作には,室内造形科の技術協力をいただきました。
【南日本新聞掲載記事2021年10月16日】
【鹿児島建設新聞掲載記事2021年10月22日】
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