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ホーム > くらし・環境 > 消費生活 > 消費者トラブル緊急情報 > これまでのトラブル情報 > 子どもの事故・危険 > 【国民生活センター】なくならない洗濯用パック型液体洗剤による事故-子どもだけでなく高齢者が誤って口に入れる事故も発生-

更新日:2024年8月1日

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【国民生活センター】なくならない洗濯用パック型液体洗剤による事故-子どもだけでなく高齢者が誤って口に入れる事故も発生-

 

2015年3月,消費者庁と国民生活センターは,子どもが濃縮液体洗剤を水溶性フィルムに包んだ洗濯用パック型液体洗剤(以下,「パック型液体洗剤」とします。)を握ったりかんだりしているうちに破れてしまい,被害に遭う事故について注意喚起1を行いました。しかし,その後もパック型液体洗剤を誤って口に入れた,フィルムが破れて目に入ったなどの事故が発生しています。

医療機関ネットワーク2PIO-NET3には,子どもだけではなく高齢者による事故情報も寄せられています。また,これら以外にも,国内で同様な事故について複数の報告が見られました。

パック型液体洗剤による事故が引き続き発生しているため,再度,注意喚起します。

詳細は下記の国民生活センターホームページをご覧ください。

 

【国民生活センター】なくならない洗濯用パック型液体洗剤による事故-子どもだけでなく高齢者が誤って口に入れる事故も発生-(外部サイトへリンク)

 

1【国民生活センター】「洗濯用パック型液体洗剤に気を付けて!-特に3歳以下の乳幼児に事故が集中しています-」(2015年3月18日公表)(外部サイトへリンク)

本件公表は,経済協力開発機構(OECD),欧州委員会及び21の国が連携して取り組む「洗濯洗剤カプセル/パケットに関する国際啓発キャンペーン(2015年3月16日~23日)」の一環として実施したものです。当時,世界では,洗濯用パック型液体洗剤に関する事故が年間16,000件以上報告されており,国際社会全体で洗濯用パック型液体洗剤の安全な使用と保管について啓発を促進することを目指しました。

2消費者庁と国民生活センターとの共同事業で,消費生活において生命又は身体に被害が生じた事故に遭い,参画医療機関を受診した事故情報を収集するもので,2010年12月から運用を開始しました。

3PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワークシステム)とは,国民生活センターと全国の消費生活センター等をオンラインネットワークで結び,消費生活に関する相談情報を蓄積しているデータベースのことです。消費生活センター等からの経由相談は含まれていません。

事故防止のためのアドバイス

  • パック型液体洗剤は,子どもだけでなく,不用意に触ってしまうおそれのある方の手の届くところには置かないようにしましょう。

今回の調査では,洗濯用洗剤の中でも,パック型液体洗剤で,食べ物などと誤って口に入れてしまう事故や,フィルムが破れて中身の洗剤が飛び散り,目に入ってしまう事故が起こっていました。これらの事故は,子どもだけでなく高齢者でも起こっていることが分かりました。中には,高齢者が誤って口に入れてしまい,重篤な症状に至った事例もありました。

パック型液体洗剤のフィルムは水に溶けやすいため,なめたり口に入れたりすると,唾液によりフィルムが溶け,洗剤を飲んでしまうおそれがあります。また,パック型液体洗剤には様々な成分が含まれ,嘔吐した場合やむせた場合などに気道に入ってしまうことで化学性肺炎など,重篤な症状の原因となることもあるため,子どもだけでなく,高齢者など,不用意に触ってしまうおそれのある方の手の届くところ(特に床や洗面台の下等)には置かないようにしましょう。また,対策が困難な場合には,使用しないことも検討しましょう。

  • パック型液体洗剤を使用したあとは,必ずふたなどをしっかり閉めて,子どもなどの手の届かない置き場所にすぐ戻すことを習慣にしましょう。

パック型液体洗剤が入った容器を子どもなどの手の届く所に置いたために,手にして事故に至った事象も発生しています。少しの間でも,使用後には必ず箱のふたや袋のチャックを閉め,開けにくい形状の容器であっても油断せず,子どもなどの手の届かない置き場所にすぐ戻すことを習慣にしましょう。

  • パック型液体洗剤をぬらさないよう気を付けましょう。

パック型液体洗剤をぬれた手で触ったり,ふたを開けたまま保管したりすると,洗剤同士が付いてしまうことがあります。それをはがそうとしてフィルムが破れて中身が飛び出すこともありますので気を付けましょう。

  • 子どもや高齢者などが誤って口に入れてしまい,洗剤などを飲み込んだ可能性がある場合や,目に入り,よく洗い流しても異常を感じる場合には,商品の成分が分かるパッケージなどを持って医療機関を受診しましょう。

子どもや高齢者などがパック型液体洗剤を誤って口に入れていたら,まず口をよくすすがせましょう。洗剤などを飲み込んだか分からない場合には,速やかに医療機関を受診しましょう。目に入ったら,コンタクトレンズをしている方は外し,流水で目を洗うか,流水がなければ,ためた水に顔をつけ,まばたきを繰り返してよく洗いましょう。洗っても痛みが続く,見え方がおかしいなどの異常を感じたら,医療機関を受診しましょう。いずれの場合も,受診時には,商品のパッケージなど,成分が分かるものを持って行くことが大切です。

子ども医療電話相談

#8000
お住まいの地域により対応時間が異なります。

消費者ホットライン

(局番無し)188
最寄りの消費生活相談窓口につながります。

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

総務部男女共同参画局くらし共生協働課消費者行政推進室

総務部男女共同参画局消費生活センター

消費生活相談は消費者ホットラインまで
(局番なし)188
身近な消費生活相談窓口につながります。

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