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更新日:2023年8月8日
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家庭内における,乳幼児のたばこの誤飲実態を把握するため,消費者庁でアンケート調査を実施しました。
【調査結果のポイント】
子どもが誤ってたばこを食べたり,ニコチンが溶け出した液体を飲んだりすると中毒を起こす危険性があります。
子どもがたばこや吸い殻を誤飲することがないよう,周囲の大人が注意することが必要です。
詳細は下記の消費者庁ホームページをご覧ください。
(消費者庁ホームページ)乳幼児のたばこの誤飲に注意しましょう!-加熱式たばこは紙巻たばこより誤飲しそうになった割合が高く,より注意が必要です-(外部サイトへリンク)
アンケート調査によると,保護者がたばこを喫煙する家庭では,子どもがたばこや吸い殻を誤飲した又は誤飲しそうになった経験があるとの回答が500人中100人と2割にのぼりました。
特に,加熱式たばこにおいて,たばこ,吸い殻共に誤飲しそうになった割合が高い結果にありました。
子どもが誤ってたばこを食べたり,ニコチンの溶け出した液体を飲んだりすると中毒を起こす危険性があります。
子どもがたばこや吸い殻を誤飲することがないよう,周囲の大人が以下の点に注意することが必要です。
(1)家では禁煙を心掛け,子どもの目の前でたばこを吸わないようにしましょう。
子どもの前でたばこを吸わないという人が約半数にとどまることが,アンケート調査から分かりました。
他方で,自宅では吸わない,吸い殻を捨てない,という人もいました。
子どもの周囲にたばこがあることで,誤飲のリスクが発生します。
また,保護者が喫煙する姿を目にすることが,たばこを口に入れてしまうことに関係している可能性もあります。
少なくとも,家の中では禁煙することが最も有効です。
(2)子どもの手の届く場所にたばこや灰皿などを置かないようにしましょう。
たばこや吸い殻の誤飲は,テーブルの上や灰皿に置かれたもので多く発生していました。
アンケート調査によると,子どもの手の届く所に置かないようにしているという人が約7割にとどまることも分かりました。
ただし,バッグや鞄(かばん)の中,棚の上など高い所,引き出しの中などにしまっているつもりでも,子どもの成長に伴い手が届くようになったり,開けられるようになったりします。
油断をしないで,たばこは子どもの手の届かない場所に保管し,吸い殻や灰皿も喫煙後すぐに子どもの手の届かない場所に片付けましょう。
中でも,加熱式たばこは火を使っていないために,そのままごみ箱に捨てられる傾向にあるため,吸い殻を捨てる場合はごみ箱を置く場所にも注意したり,ビニール袋などに入れて口を縛るようにしたりしましょう。
特に,0~2歳の乳幼児がいる家庭では置き場所など取扱いに注意をしてください。
(3)飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用することはやめましょう。
残っている飲料にニコチンが溶け出した灰皿の液体などは,ニコチンが特に吸収されやすくなっているため危険です。
たばこや吸い殻の誤飲が多い0~1歳児に対して,2歳以上の子どもでは大部分がたばこの浸っていた液体の誤飲でした。
たばこが捨てられていると知らずに口にする事故を防ぐため,周囲の大人が飲料の空き容器を灰皿代わりに使用して吸い殻を捨てることは絶対にやめましょう。
たばこが浸っていた液体を飲んだ場合,普段と違う様子がある場合は,何も飲ませず,直ちに医療機関を受診しましょう。
乳幼児がたばこを誤飲した場合は,口の中を確認してたばこがあるようなら取り出します。
水や牛乳などは飲ませないでください。
実際に誤飲した場面を見ていないために誤飲した量が分からない,というような場合は医療機関や公益財団法人中毒情報センターに電話で相談することもできます。
万一に備え,応急手当の方法や相談窓口を確認しておきましょう。
(1)子ども医療電話相談(お住まいの地域により対応時間が異なります)#8000
(2)「公益財団法人日本中毒情報センター中毒110番電話サービス」
(局番無し)188
最寄りの消費生活相談窓口につながります。
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