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更新日:2022年1月17日

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下門猿の子踊り

猿の子踊りが伝わる指宿市池田下門地区は,市中心部から北西約16キロの距離にあり,人口290名の農村地帯です。踊りの由来は,今から約260年前,延享元年今和泉島津家島津忠郷が,日向国青島に立ち寄った際,旅芸人の猿使いの芸を見て非常に感心し,その猿芸を地元領民に見せたのが始まりです。領民のかねてからの労をねぎらい,併せて働かないものは食うにありつけない教訓として,永く現在まで伝わっております。

踊る時期や場所は一定していませんが,庭の中央に竹2本を立て,餅や菓子等を餅花のように飾り,この両側に二人の白装束の太夫(猿使い)が立ちます。この二人は白足袋に草鞋を履き,右手に扇子を持っています。そして,親猿は赤い頭巾に赤い上着とズボンといういでたちで,黒足袋をはき,顔は赤く化粧します。楽器は笛・鉦・太鼓を使い,猿使いが発する台詞に対して猿が芸をします。猿使いの命令に従って,親猿,子猿が入り乱れて様々な芸をするのですが,その特異な扮装と奇妙な動作が整然と続けられる状況は,実に見事なものであります。猿使いの厳しい装束に芝居調のせりふがおもしろく,猿は3,4歳の子どもから小学生まで,各々が独特の妙技を発揮します。台詞と妙技が太鼓・笛・鉦と調和して,美しいものです。歌のない鳴物だけの調子に合わせて踊る動物ものの踊りとしては,珍しいものです。また,市指定文化財となっています。

 
 

公開日時

池田小学校運動会,イッシー祭り
 

公開場所

池田小学校(指宿市池田3980)
 

開催風景

下門猿の子踊り

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