更新日:2020年7月21日
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南薩地域振興局の管轄地域は,薩摩半島の南西部に位置する,枕崎市,南さつま市,南九州市及び指宿市で,耕地面積17,460ha(平成28年農林水産省)の約8割を畑地が占めます。
川辺地域は,山地が海岸まで迫り傾斜地の多い西部沿岸地域,シラス土壌が広く分布する中北部地域,南薩畑地かんがい地区を含む南部畑作地域からなり,茶,さつまいも,野菜,果樹,花き,水稲,葉たばこ,畜産等多様な農業が展開されています。
指宿地域は,広大な畑地で畑地かんがいを利用した,豆類やオクラ,かぼちゃ等の野菜や観葉植物等の施設花き,大規模な畜産等の農業経営が営まれています。
このような中,農家戸数は年々減少するとともに,新規参入者や農業後継者などの新規就農者も減少しており,地域農業を支える人材の確保・育成が大きな課題となっています。
また,担い手農家や農業法人等の規模拡大に伴う労働力不足が顕著となってきており,対策として労働力確保の仕組みづくりや新たにAIやICTを活用したスマート農業への取組を推進する必要があります。
一方,農村地域の高齢化への対応や農地の有効活用を図る目的から,集落営農など地域農業の維持・発展のためのシステムづくりに向けた取組も必要となっています。
さらに,消費者ニーズに対応するため,「農業生産工程管理(GAP)」や「総合的病害虫雑草管理(IPM)」の導入・定着など,安心・安全な農産物の生産や海外輸出への取組に対する支援も重要な課題となっています。
このような中,国が定める「新たな食料・農業・農村基本計画」や「協同農業普及事業の運営に関する指針」,県の「かごしま食と農の県民条例」,「かごしま未来創造ビジョン」,「南薩地域振興の取組方針」に基づき,地域や関係機関との十分な合意形成のもと,平成31年4月には,地域の目指すべき姿と中長期的な視点で普及指導活動基本計画を作成し,活動目標を設定しました。
この基本計画を基に,普及の持つ総合力を発揮しつつ,関係機関・団体等との連携により,新しい地域農業のモデルづくりを展開する普及指導活動に努めてきました。
ここに,令和元年度の普及指導活動の成果の一部を「普及のあゆみ」として取りまとめましたので,御活用いただければ幸いです。
1南薩の農業を支える担い手の育成・確保
1-1新規就農者等の経営確立支援及び青年農業者の技術経営管理能力の向上(PDF:461KB)
1-2経営体の育成・経営発展支援,農業法人等大規模経営体の育成(PDF:319KB)
3南薩の特色を生かした戦略的野菜産地の育成~らっきょうの生産安定~(PDF:424KB)
4南薩の特色を生かした戦略的果樹産地の育成~果樹のブランド産地育成及び地域特産果樹の支援~(PDF:295KB)
5南薩の特色を生かした戦略的花き産地の育成~大塚地区の花き産地維持・発展~(PDF:311KB)
6南薩の特色を生かした畑作営農の振興~青果用さつまいものブランド産地の育成~(PDF:327KB)
7南薩の特色を生かした畜産産地の育成~酪農家の経営安定~(PDF:357KB)
8水田の生産性向上と地域営農の仕組み作り~水田の高度利用と作物の生産安定~(PDF:438KB)
1指宿の未来を担う精鋭農業者の確保~指宿の未来を担う精鋭農業者の確保~(PDF:244KB)
2指宿の農業を持続的に発展させる多様な担い手の確保・育成(PDF:411KB)
3指宿の特色を生かした産地育成
(1)野菜産地の育成~かぼちゃ産地の育成~(PDF:243KB)
(2)果樹産地の育成~マンゴーのブランド確立~(PDF:285KB)
(3)花き産地の育成~施設スプレーギクの生産維持・拡大~(PDF:180KB)
(4)畜産産地の育成~子牛発育改善及び規模拡大支援~(PDF:269KB)
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