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ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和6年6月南薩地域の現地農業情報

更新日:2024年8月7日

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令和6年6月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

大笠地区で水稲の栽培管理を学ぶ

5月24日に南さつま市大浦町・笠沙町の現地ほ場でJA南さつま主催による水稲の栽培講習会が開催されました。生産者は17名参加し,今年度から本格的に栽培が始まった飼料用米専用品種「くいつき」,多収品種「なつほのか」,「コシヒカリ」の生育状況を視察しました。農政普及課からは水管理や防除のタイミングを説明し,出穂は前年より1週間程早くなると見込まれ,カメムシやウンカが多発しているため,適期の防除を啓発しました。今後も収量向上と高品質な水稲の生産に向けて支援を行います。

金峰町で基腐病対策を学ぶ

5月28日に金峰町池辺の現地ほ場で南さつま市主催による甘藷植付後の基腐病対策の研修会が開催されました。生産者は10名参加し,生育期における基腐病対策の茎葉散布剤の実証ほの状況を視察しました。農政普及課から増やさない対策の排水対策,抜き取り,適期防除を中心に説明をしました。生産者からは,茎葉散布のタイミング等の質問が挙がりました。意見交換では基腐病対策で「みちしずく」の植付が広がっている状況が伺えました。今後も現地検討会を行い対策の推進を図ります。

クルクマの病害対策や施肥方法等を学ぶ

5月31日に南九州市川辺町の現地ほ場でJA南さつま主催のクルクマ現地検討会が開催され,生産者,関係機関を含め計15名参加しました。蒸熱消毒によるクルクマさび斑病対策実証の生育状況の確認他,農薬防除による病害対策,施肥方法,静岡や福岡の産地の出荷情報等について検討を行いました。生産者は蒸熱消毒による病害対策の関心が高かったです。現在,生育は順調で5月下旬から出荷が始まり,6月には本格的な出荷が始まっています。安定生産へ向け栽培支援を行っていきます。

天候不順を不耕起播種機でカバー!

今年の管内の自給飼料生産状況は,天候不順により前作のイタリアンライグラスは刈り遅れ,例年4月上旬に播種が終了する飼料用トウモロコシが6月まで播種がかかり2期作栽培面積の縮小が予想されるなど,品質と生産量低下が懸念されます。そのような中,一部のコントラクター(飼料生産組織)では,播種作業工程・時間を大幅に短縮できる不耕起播種機を今年度初めて利用し,梅雨入り前に急ピッチでスーダングラスを播種しています。農政普及課では収穫まで調査を行い普及を図ります。

 

指宿市

LINEグループへの参加も呼びかけ,オクラNF講座を開催

新規就農者の技術習得・経営安定・定着促進を目的とし,当駐在では「ニューファーマー講座」を行っています。管内の新規就農者の多くが取り組むオクラとソラマメ等で実施するもので,指導農業士を交えて講習会や現地指導を行っています。6月6日,指宿校区公民館でオクラの第1回講座を,19人の農家と2人の指導農業士,11人の関係機関が参加し,開催しました。指導農業士の前川信男氏は,「みんなで顔見知りになって仲間作りを」と,LINEグループへの参加も呼びかけました。

飼料自給率向上を目指し,指宿市自給飼料増産推進協議会設立

6月12日,南薩地域振興局指宿庁舎で関係者(指宿市,JAいぶすき,農家代表など)14人が参加して,指宿市自給飼料増産推進協議会設立総会が行われました。円安などの影響により輸入飼料価格が上昇しており,畜産経営を圧迫しており,飼料自給率向上による畜産経営の安定化が必要な状況で,(1)各種補助事業への取組(2)効果的な自給飼料の作付け方法等の実証・研究(3)飼料生産組織に関する検討の3点について協議会で検討していきます。

農業経営スペシャリストを要請し,法人化を検討

6月19日,南薩地域振興局指宿庁舎で,法人化を志向する野菜生産認定農業者に対し,農業経営・就農支援センタースペシャリストによる経営検討会を開催しました。昨年は,派遣税理士より,社会保険等を考慮したシミュレーション結果を基に税制面での助言を受けました。今回は,社会保険労務士による労働契約の適正管理や労働法規に基づく法令遵守等,法人経営における労務管理の要点について助言を受けました。相談者は,次年度法人化を検討しており,今後とも継続した支援を行います。

家族経営協定締結を支援

6月24日,指宿庁舎で,令和5年度新規就農した夫婦間による家族経営協定締結式が開催され,関係機関等11人が出席しました。協定を締結した新規就農者は,指宿を代表する作目であるオクラとスナップえんどうで就農しており,関係機関から激励を受けました。締結式では,夫婦での経営開始の一環として,夫婦共同による経営確立を目標に,営農の進め方や役割分担など協定に位置づけました。今後とも関係機関と連携して,農業経営の確立と家族経営協定内容の実現に向けて支援します。

5年ぶりに新規就農者の営農の門出を祝う

6月24日,南薩地域振興局指宿庁舎で令和5年度の新規就農者を対象に「指宿市ニューファーマーの集い」が開催されました。集いは令和元年度の開催以降5年ぶりの開催となり,新規就農者3人が出席し内1人は夫婦で参加しました。当日は,打越指宿市長より「指宿市は野菜や観葉など誇れる品目があり,指導農業士会や関係者の支援が充実しているので経験や知識を積んで頑張ってほしい」との激励があり,新規就農者も将来の夢や抱負を表明し,相互に交流が図られた集いとなりました。

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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