更新日:2024年11月13日
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10月2日に南九州市川辺町古殿で普通期水稲の栽培反省会が開催され,集落営農組織の生産者等14名が参加しました。6月の中旬~下旬まで降雨が続き,移植後の水稲でのスクミリンゴガイの食害や,除草剤効果が不安定だったことによる残草が見られました。農政普及課から,貝を破壊して越冬個体を減らすための秋冬の耕うんや除草剤の選択・散布時期を説明しました。生産者からは雑草の種類や,来期に向けた除草剤の体系について意見が交わされました。今後も水稲の収量向上を支援します。
南薩地域で鳥インフルエンザ等が発生した場合に設置が必要となる各市の消毒ポイント候補地を、9月末から10月上旬にかけて農政普及課畜産振興係と畜産普及係及び各市畜産担当職員で確認しました。本所管内(枕崎市,南九州市,南さつま市)約40箇所の候補地の場所確認をはじめ,利用可否や運用に必要な調整等について,関係者で情報共有と防疫に対する認識向上が図られました。今後も管内の防疫対策強化に向けて,関係機関一体となって取り組みます。
10月11日,枕崎市キク女性農業者グループ「Qooki」がオリエンタルユリ女性生産者(鹿児島市)のほ場を訪問し,販売・生産対策の調査研修を行いました。消費者ニーズを意識した品種選定(新規性が高く日持ちが優れる八重品種等),鹿児島市内の物産館等の販売・生産戦略,SNSを活用した直接販売,夏場のヒートポンプ利用による品質改善等の取組について,熱心な意見を交換しました。参加者からは,実需者が望んでいる商品づくりや情報発信の方法等,非常に参考になったという意見がありました。
10月17日~18日に枕崎市大塚の若手生産者組織「周年菊研究会」は,関係機関を含めた10名で福岡県における花きの実需の調査研修を行いました。九州一大きい花屋と全国一位の売上を誇るJA直売所で,実需者との意見交換や販売体制の情報を収集しました。生産者は規模の大きさや価格の安さに驚き,好調な売れ行きの要因について熱心に調査しました。研修で学んだことを基に,今後の販売方法や大塚のキクのさらなるPRに向けて,関係機関と一体となって検討します。
9月25日に南薩の県酪クーラーステーションにて,酪農家の繁殖管理アプリ(ファームノートクラウド)の利用改善及び現状繁殖成績等について,対象農家と関係機関及びメーカーの5名で検討しました。アプリへの繁殖状況の入力はもちろんですが,繁殖障害のある牛の治療記録をこまめに入力し,タブレットを購入しての人工授精師への情報共有を増やすなど,改善方策が整理できました。農家からは「家族間でもさらに情報共有して繁殖改善を頑張りたい」との前向きな声が聞かれました。
9月25日に南薩地域サツマイモ基腐病対策プロジェクトチーム作業部会を南九州市頴娃農業開発研修センターで開催しました。各市での取り組みや健全苗確保対策等の室内検討後,同センター内の基腐病対策実証ほについて現地検討会を行いました。現地検討会では,基腐病の発生状況や薬剤に関する質問が関係機関から挙がりました。基腐病の被害を防ぐため,今後も支援します。
「ゆら早生」のJA共販出荷が9月24日に始まりました。例年より着果は少なく夏場の高温乾燥によりやや小玉傾向ではあるものの,品質は良好に仕上がっています。台風10号の影響で裂果・落果があり,その後,夜蛾による被害が多く,現時点の集荷量は計画より少ない状況です。10月12日にはおいどん市場与次郎店,Aコープ伊敷店で試食販売を行い,消費者から甘くて美味しいと高評価が得られました。今後も関係機関・団体一体となって生産者支援,消費者へのPRに取り組みます。
10月9日,「秋の農作業事故ゼロ運動」に合わせ,農業機械事故防止啓発活動として指宿市農業機械士会によるトラクターパレードが指宿市山川地区で行われました。前年の地域づくり活動表彰や交通安全表彰を受け,部会の気運も高まり,例年より多い11台のトラクターで,農作業事故の未然防止・安全対策の徹底を周知しました。パレード中は子どもが手を振るなど注目を浴びていました。船迫会長は「毎年恒例となったパレードで,地域の農作業事故防止に貢献していきたい。」と話しています。
10月15日,JAいぶすきそらまめ部会部会長で指導農業士である前薗氏のほ場で,新規就農者2人を対象に第2回そらまめニューファーマー講座を開催しました。講座では,栽培管理方法を実際に確認しながら,定植から収穫までの栽培管理のポイントを指導しました。新規就農者から様々な質問があり,収穫までの各工程が収量確保につながるため,適切な栽培管理に努めるよう説明しました。農政普及課は,今後も新規就農者のそらまめの栽培管理を指導し,収量を確保できるように支援します。
10月23日にふれあいプラザなのはな館で,ファームコネクト指宿と農政普及課の共催による「よか・余暇ライフの集い」を開催し,女性農業者及び関係者等16人が参加しました。集いでは,観葉植物を使った「スワッグつくり」と情報交換を通して,交流が図られました。指宿が観葉植物の産地であることを知らない人もいましたが,準備された約30種の葉から好みで組合せ観葉植物の良さを感じ,また,女性農業者が知り合う機会となりました。農政普及課では,今後も若手女性農業者の育成を図ります。
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