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ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和6年9月南薩地域の現地農業情報

更新日:2024年10月10日

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令和6年9月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

川辺町で水稲新品種あきの舞について学ぶ

9月13日に南九州市川辺町で普通期水稲の新品種「あきの舞」の現地検討会が開催され,生産者等10名が参加しました。農政普及課からは,「ヒノヒカリ」と比べて高温登熟性のため品質が優れ,収量が1割高く,病害虫抵抗性について現在の生育状況を説明しました。生産者より,生育は順調で思ったより早く成熟してきたとの意見や作付したいとの声があり,注文する生産者が複数見られました。今後は,食味が気になるとの声もあり,試食会を実施し,新品種「あきの舞」の普及を図ります。

全国の消費者に知覧茶をPR

南九州市茶業振興会は,8月24日から9月21日にかけて知覧茶アンバサダー講座を4回にわたり開講しました。当講座は,茶生産者や関係機関がオンラインで全国の茶に興味のある消費者に知覧茶を紹介するイベントです。農政普及課は第3回で茶の効能,第4回のマイブレンド茶づくりで講師を務め,茶を理解してもらうとともに自分好みのブレンド茶ができるよう助言しました。参加者は普段経験することがない体験を楽しんでいました。今後も知覧茶のブランド力向上を支援します。

茶品評会で管内3市の生産者が上位入賞を果たす

8月30日に全国,9月6日に県茶品評会の結果発表がありました。南九州市が国・県ともに産地賞・農林水産大臣賞を受賞し,枕崎市,南さつま市も県茶品評会に出品した茶全てが入賞しました。本年は天候に恵まれず難しい摘採製造となりましたが,農政普及課は,関係者と連携し適期摘採ができるよう,こまめに日程を調整し,優良茶生産を指導しました。また,若い技術員を中心とした生産体制に向け,ベテラン技術員からの技術伝承を図りました。今後も地域の茶の品質向上を支援します。

若手生産者で高温によるお盆出荷の影響を検討

9月10日,枕崎市大塚地区の若手生産者組織「周年菊研究会」は,大塚公民館で研修会を開催し,関係者含む11名で,高温によるお盆出荷の影響について相互検討しました。近年高温による開花遅延や草姿の乱れ等が課題となっていることから,各生産者の実績を整理し,温度や遮光による到花日数,収穫に要した日数等への影響及び今後の計画・安定出荷対策について意見を出し合いました。生産者の高温対策への意識は高まっており,農政普及課では高温期の安定生産に向けて支援します。

南薩地域堆肥コンクールの開催

8月23日,南薩地域振興局において,令和6年度南薩地域堆肥コンクールが開催され,生産者及び関係機関11名が出席しました。今年度は牛ふん部門8点,鶏ふん部門1点の出品があり,生産者を除く出席者による堆肥の臭気・形状・色相に関する審査の結果,牛ふん部門の上位3点,鶏ふん部門の1点が9月~翌1月に開催される県本選に南薩地域代表として選定されました。また,農業開発総合センター普及情報課より良質堆肥の生産方法について講話もあり,出席者は貴重な機会となりました。

川辺地区畜産共進会が開催される

9月5日,南九州市かわなべ馬事公苑で,令和6年度川辺地区畜産共進会が開催されました。台風10号による被害の影響で,若雌2区の出品ができなくなりましたが,若雌1区(育成牛)と成雌区の2部門に,県立常潤高校の育成牛をはじめ10頭が出品されました。発育が良く,体積感もあり,将来母牛として飼いやすく,連産性が期待できる牛が多いとの講評を受け,その中で骨じまりなど資質品位があり栄養度の適正な牛が上位に選ばれました。9月28日に開催される県の共進会での活躍が期待されます。

複式簿記の基礎を学ぶ

8月22日,9月5,12日の3回にわたって,新規就農者等を対象にパソコン農業簿記基礎研修会を開催し,延べ9名(頴娃研修センター研修生3名含む)の出席がありました。研修内容は,経営の基礎,簿記の基礎,簿記ソフトを使った例題演習,初期設定から決算までの実演で,9月から翌年2月にかけて,記帳研修会延べ25回を開催し仕訳及び決算指導を行う予定です。

新規就農者の経営発展に向けた現地巡回指導を実施

南九州市は,8~9月にかけて近年の新規就農者19人(野菜,茶,作物,畜産,花き)を対象に,就農状況を確認するとともに,担い手としての定着化や青年等就農計画の目的達成に向け,関係機関・団体及び南薩地区指導農業士会と合同で現地巡回指導を行いました。新規就農者が抱える生産管理に対する課題や,経営の悩み等に対し,それぞれの立場から助言を行いました。特に,指導農業士らの助言は,経営発展に向けて意識を高め,新規就農者にとって非常に参考となる場となりました。

現地巡回指導風景_1 現地巡回指導風景_2
現地巡回指導風景_3 現地巡回指導風景_4

集落営農の経営改善の方向を検討

8月27日に南九州市川辺支所において,南九州市川辺地区の5集落営農組織に対して個別相談会を実施し,集落営農組織リーダー,関係機関等13人が参加しました。農政普及課から各組織リーダーに各組織の経営分析結果を説明し,令和5年度の課題の確認,今後の改善方向について検討しました。高齢化等による労働力不足による省力化対策や大豆や麦の単収向上に向けた栽培技術等について意見が出されました。今後,各組織の課題解決に向けて関係機関・団体と連携しながら支援します。

台風10号による畜産の被害状況等について

8月28~29日にかけて鹿児島を通過した台風10号は長時間にわたって大雨や暴風が続き,農業にも大きな被害をもたらしました。南薩地域では牛舎の倒壊や畜舎屋根の破損,飼料作物の倒伏が起こり,被害に遭った農家からは「どうにもならない,片付けや破損部分の修復が大変」との声が多くありました。今後も強力な台風が通過する恐れがあるため,日頃から畜舎の点検や補強,強風による資材等の飛散防止のために畜舎周辺の片付けを行うよう呼びかけます。

サツマイモ基腐病対策技術について情報交換を行う

8月26日に大隅地域の生産者・関係機関等19名が参加した南九州市知覧町のサツマイモ基腐病対策技術実証圃視察研修が実施され,農政普及課が対応しました。農政普及課からは,実証ほの概要,農薬の散布方法,基腐病の発生状況等を説明しました。その後,大隅地域における基腐病発生状況や基腐病対策の取り組み状況等情報交換を行いました。農政普及課はサツマイモ基腐病の被害を抑えるために,今後も県内各産地と連携しながら支援します。

 

指宿市

商談会で指宿の観葉植物をPR

9月10日,JAいぶすき観葉流通センターで「観葉フェア2024秋」が開催され,全国の主要市場関係者約60人が来場しました。フェアではJAいぶすき観葉植物部会の21戸がブース出展し,展示商品のPRや活発に商談がなされました。また,会場では観葉女性部Ms.の会の会員が来場者に食事を振る舞い,活気あふれるフェアでした。今後も市場関係者に指宿の観葉植物を選んでもらえるよう,普及では各関係機関と連携してPR活動支援に努めます。

観葉女性部Ms.の会消費者へのアピールについて学ぶ

9月18日,鹿児島市の「鹿児島の花と観葉の店シャン・ド・フルール」で,観葉女性部Ms.の会の会員8人が,女性農業者チャレンジ支援事業を活用し,資質向上研修を実施しました。店長から観葉植物に対する消費者の動向や消費者へのアピールの仕方など,今後の生産・販売を考える際の参考になる話や,消費者へ直接販売販売する時に役立つラッピングについて指導をいただきました。経営に即役立つ内容であり,大変好評でした。普及では今後も資質向上に向けて活動を支援します。

 

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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