更新日:2024年8月7日
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7月3日に南九州市川辺支所で大豆の栽培研修会が開催されました。農政普及課から7月20日までの適期播種,排水対策,昨年多発した帰化アサガオ等の雑草防除体系,中耕培土,開花前の摘心,病害虫対策を中心に説明を行いました。関係者からは今年度から収穫時に弾けにくい品種フクユタカA1号に切り替わる旨の説明がありました。生産者からは,除草体系や収量向上のための質問が挙がりました。今後も収量向上と高品質な大豆の生産に向けて支援を行っていきます。
7月12日,JAさつま日置ライスセンターにて金峰コシヒカリの出発式が行われました。水稲部会長より,今年は天候に恵まれて黄金色に輝く稲が実り,安心安全で品質も良く,米価も上がり期待できるとのあいさつがありました。金峰のコシヒカリの収穫は,温暖な気候の影響で出穂が前年より9日早く,収穫が7月8日から始まり,本土で1番早い出荷となりました。16日から収穫が本格的に始まると見込まれます。今後も高品質な水稲の生産に向けて支援を行っていきます。
7月3日南さつま市四季彩館でピーマン栽培農家17人,関係者15人が参加して,ピーマン栽培技術合同研修会を開催しました。農政普及課から,R5年産の反省点や実証ほ成績を説明した後,外部講師からピーマンの病害虫対策について講演していただきました。R5年産はうどん粉病や黒枯病の被害があったことから,農薬の効果的散布法や展着剤の活用など熱心な質問が挙がりました。R6年産については,病害虫対策の徹底が図られるよう支援していきます。
7月20日,JAいぶすき茶業センターで頴娃町青年組織KEファーマーズが品種の特徴を活かした仕上げ茶生産に取り組むため,品種別の火入れを研修しました。会員が生産し事前に品質評価した一番茶10品種を仕上げました。火入れは茶葉の温度を確認しながら,火香が入りすぎず品種の特徴が感じられる程度になるよう会員で話し合いながら作業を行いました。農政普及課では引き続き青年の茶生産技術向上を指導していきます。
7月20日頃から,南さつま市金峰町白川地区,南九州市川辺町古殿地区で,早期WCS用稲の収穫が始まりました。7月17日に行った両地区での収量調査(どちらも4月5日定植の主食用米品種)では,10a当たり生草収量が2t弱,同乾物重量は700kg前後と,例年並みの収量が見込まれます。南薩地域では,これまで主食用米品種でのWCS用稲生産が中心だが,次年度は高収量が期待できる専用品種での実証試験を予定しています。農政普及課では,今後も自給飼料増産の支援を行います。
7月2日,南九州市知覧文化会館で,枕崎市,南さつま市,南九州市を対象に「ニューファーマーの集い」を開催し,計50名が参加しました。12名の新規就農者の内8名が出席し,就農の経緯や今後の農業への思いなどを語りました。今年度は茶,露地野菜や水稲部内に就農しました。参加者からは「茶の有機栽培に挑戦してトップランナーになりたい」などの抱負がありました。今後は農業基礎講座が7月24日,31日に頴娃農業開発研修センターで実施し,新規就農者への支援を行っていきます。
6月25~27日,枕崎市キク女性農業者グループQookiが花き生産・販売事例,市場及び花き研究の調査研修(大分・福岡・長崎)を行いました。スプレーギクの消費者ニーズや流行の色を意識した品種選定,外国人技能実習生の労務管理,ディスバッドマム主体の生産・販売戦略,染めキクの作業委託,キクのスマート農業等について熱心な意見交換を行いました。参加者からは「県外の女性農業者とも交流ができ,研修で得た情報は自分の経営にすぐに活かしていきたい」という感想がありました。
7月17日,JA南さつま川辺支所で鹿児島県育成のテッポウユリ初の八重咲き品種「咲八姫」出荷実績検討会が開催され,生産者,関係機関あわせて10名が参加しました。県本土としては初めて(4月中~下旬に)約1,300本が出荷されました。単価はおおむね設定された価格で取引され,通常の品種より高単価でした。次年度は,球根サイズ,球根冷蔵処理,定植時期の検討を行いながら,3月中旬~4月中旬出荷を目指します。今後も農政普及課では「咲八姫」の産地化に向けた支援を行います。
7月22日,JA南さつま川辺支所においてクルクマ品評会が開催され,品質・外観を競いました。全体で18点の出品があり,シャローム(ピンク系)部門,グリーン系部門,その他品種部門の3部門に分けて審査を行いました。新品種を含め15品種の出品があり,例年より品質の高い花が揃っていました。1週間後に日持ちの審査を行い,総合で順位を決定します。クルクマは日持ちがよく,夏の商材として注目が高まっています。今後も農政普及課ではクルクマの高品質生産に向けた支援を行います。
5月から7月にかけて,JA南さつまの枕崎,坊津,知覧各地区のまめ類生産部会における販売実績反省会が行われました。R5年産は,前年のような寒害による大きな減収はなかったですが,生育初期の乾燥や12月以降の日照不足による生育不良が見られました。そらまめは出荷量149.2t(前年比103%),販売金額87,692千円(前年比88%),えんどう類は出荷量45.5t(前年比189%),販売金額26,133千円(前年比123%)で,前年を上回る出荷量となりました。今後もまめ類の安定生産のため支援を行っていきます。
7月5日,JAいぶすき池元集荷場において,R6年産土付き紅さつま及び個選集出荷説明会が開催されました。生産者,関係機関あわせて27名が参加しました。JAより集出荷要領の説明の後,農政普及課からサツマイモ基腐病対策として排水対策,予防防除,貯蔵中の腐敗対策等を説明しました。また,南九州市からはサツマイモ残渣処理場設置の周知があり,生産者へ「残さない」対策の実施を呼びかけました。今後も関係機関と連携してサツマイモ基腐病対策の支援を行っていきます。
6月28日,南薩地域振興局指宿庁舎で,管内の若手畜産女性農業者5名を対象に経営管理能力向上と仲間づくりを目的に研修会を開催しました。第1回目は,哺乳期の子牛の管理と注意点等について農政普及課畜産担当より講義があり,参加者は皆熱心に耳を傾けていました。今後の研修については,畜産に係る内容と生活経営に関する技術や情報について,参加者の意向を取り入れながら,「ためになり,楽しい」と思ってもらえるよう支援を進めていきます。
7月8日,南薩地域振興局指宿庁舎で,法人化を志向する野菜の認定新規就農者を対象に,農業経営・就農支援センタースペシャリストによる経営検討会を開催しました。派遣した社会保険労務士が労働契約の適正管理や労働法規に基づく法令遵守等,法人経営における労務管理の要点について助言しました。相談者は,来月法人設立の予定であり,今後とも継続した支援を行います。
7月22日には,同会場で,野菜の認定農業者を対象に,派遣した税理士が経営理念・経営戦略の重要性,年収の最低目標等の指導をしました。相談者は,今回の検討結果を受け,更なる経営発展のため,雇用の確保を図り,月内に法人化の手続きを進める意向を示しました。農政普及課では,今後も継続した支援を行います。
7月9~10日に指宿市自給飼料増産推進協議会メンバーによる先進地研修を行いました。大分県宇佐市の(株)草屋本舗で地域内粗飼料流通の仕組みや,効率的,省力的な体系による作付面積の拡大方法,コスト低減などを学びました。コントラクター設立を期待される農家も一緒に研修し,具体的なイメージの構築に役立った様子でした。今後は指宿版の地域内流通システムの構築に向けて関係機関と一体となって取り組んでいきます。
7月24日,JAいぶすき観葉植物部会がサマーセミナーを指宿市内で開催し,部会員18人,関係者10人が出席しました。農政普及課が低コストの鉢土材料として浄水ケーキについて説明し,出席者の約半分が導入を検討したいとの意向でした。また,労働力確保対策としてSNSを活用した労働力確保のモデル事業についても説明し,部会員は活発な意見交換を行い,事業の活用を検討していました。農政普及課では引き続き,部会員の活動を支援していきます。
7月23日,いぶすき農協熱帯くだもの部会が「第19回 M-1グランプリ(マンゴー品評会)」を開催しました。今年産のマンゴーは,収穫期前の大雨による果皮障害果が心配されたものの,温度管理の徹底により良品が多くなっています。出品された2玉部門4点,3玉部門5点は,着色不良はほとんどなく,糖度も15度超えの果実が揃いました。今後も定期的な講習会を通して,いぶすきマンゴー生産者の技術力向上を支援していきます。
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