食物アレルギー
食物アレルギーとは?
食物の摂取により生体に障害を引き起こす反応のうち、食物抗原に対する免疫学的反応によるものを食物アレルギー(Food Allergy)と呼んでいます。この免疫学的な防御反応とは、私たちの体の中で異物(抗原)が入ってくるとこれに対して防衛しようとする働きにより、抗体が作られるというものです。その後の抗原の侵入に対して、この抗体がよい方に働けば、免疫反応により病気の発症を抑えることができます。ところが、アレルギー体質を持っている人の場合、その後の抗原の侵入に対して過敏な反応をし、血圧低下、呼吸困難又は意識障害等、様々なアレルギー症状が引き起こされます。このアレルギーの原因となる抗原を特にアレルゲンといいます。食物が原因となって生体に障害を引き起こす反応には、食物アレルギーのほかに毒素による中毒、消化酵素欠損による不耐症などがあり、これらとの鑑別が必要です。
(「アレルギー物質を含む食品に関する表示Q&A(消費者庁)」より抜粋)
詳細につきましては,こちらをご覧ください。
食物アレルギーって何?(発行:財団法人日本予防医学協会)(PDF:1,717KB)
アレルギー物質を含む食品
これまでの国の実態調査等をもとに,過去に一定の頻度で血圧低下,呼吸困難又は意識障害等の重篤な健康危害が見られた症例から,その際に食した食品の中で明らかに特定された原材料がアレルギー物質を含む「特定原材料等」として指定されております。現在,特定原材料等は27品目あります。
特定原材料等のうち,次の7品目が食品中に含まれる場合には,その表示が義務づけられています。
特定原材料等のうち,次の20品目が食品中に含まれる場合には,その表示が奨励されています。
- あわび,いか,いくら,オレンジ,カシューナッツ,キウイフルーツ,牛肉,くるみ,ごま,さけ,さば,大豆,鶏肉,バナナ,豚肉,まつたけ,もも,やまいも,りんご,ゼラチン
詳細につきましては,こちらをご覧ください。
アレルギー物質を含む食品に関する表示Q&A(消費者庁)
(PDF:634KB)
アレルギー表示に関する情報(消費者庁ホームページ)(外部サイトへリンク)
食物アレルギーを疑う場合には?
まず,医療機関を受診して,食物アレルギーかどうかを御相談ください。
医療機関で伝えること
セルフケアナビ食物アレルギー(厚生労働科学研究発行)より抜粋
- 原因と疑われる食物と食べた量
- 症状の説明(いつ食べて,どのくらいで,どのような症状が,どのくらい続いたのか)
- アレルギーの家族がいるかどうか
- 今飲んでいる薬(その薬か,お薬手帳を持っていく)
- 既にある病気のこと
- 乳児であれば母乳栄養か人工栄養か
- 食物日記があると医師との相談の参考になります。
詳細につきましては,こちらをご参照ください。
セルフケアナビ食物アレルギー(発行:厚生労働科学研究)(外部サイトへリンク)
日本アレルギー学会専門医・指導医一覧(日本アレルギー学会)(外部サイトへリンク)
かごしま医療情報ネット(鹿児島県)(外部サイトへリンク)
医療機関情報検索(鹿児島県医師会)(外部サイトへリンク)
関連リンク
アレルギー相談センター(外部サイトへリンク)
厚生労働省(リウマチ・アレルギー対策)(外部サイトへリンク)
鹿児島県食の安全推進課(加工食品の表示)
公益財団法人日本アレルギー協会(外部サイトへリンク)
アレルギーポータルサイト(外部サイトへリンク)
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