脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症について
脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)は,脳脊髄液腔から脳脊髄液が漏れて減少することにより,頭痛,めまい,思考力低下,うつ症状,倦怠感等の様々な症状が複合的に発現する病気とされています。
原因の一つとして,交通事故,スポーツ障害,落下事故,暴力などによる頭部や全身への強い衝撃が挙げられています。
治療方法について
X線透視下において,脳脊髄液が漏出している部分の硬膜(脊髄を覆っている一番外側の膜)と脊髄を保護している背骨の間にある脂肪組織に,自家血(患者本人の静脈から採取した血液)を注入する「硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)」が,有効な治療法の一つと言われています。
脳脊髄液漏出症における「硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ療法)」は,平成28年4月から医療保険の適用となっています。
硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)施設基準届出状況
令和5年9月現在,診療報酬算定上の硬膜外自家血注入(ブラッドパッチ)の施設基準の届出をしている県内の医療機関は以下のとおりです。(九州厚生局ホームページの保険医療機関の届出受理医療機関名簿から抜粋)
医療機関名称 |
所在地 |
電話番号 |
鹿児島市立病院 |
鹿児島市上荒田町37-1 |
099-230-7000 |
南風病院 |
鹿児島市長田町14-3 |
099-226-9111 |
厚地脳神経外科病院 |
鹿児島市東千石町4-13 |
099-226-1231 |
関連リンク
脳脊髄液減少症患者・家族支援協会(外部サイトへリンク)
厚生労働省(脳脊髄液減少症について)(外部サイトへリンク)
鹿児島県教育委員会(脳脊髄液減少症)
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