自然環境1
●現況
本県は,九州の最南端に位置し,南北約600km,総面積9,132.60km2の県土を有し,海抜1,900m前後の山や温帯から亜熱帯に至る広い地域に多くの島々を含む南北に著しく長い地形を示し,わが国で初めて世界自然遺産に登録された屋久島,霊峰と湖の霧島,今も噴煙をあげ活発な活動を繰り返す桜島,サンゴ礁並びに固有野生生物の宝庫として知られる奄美の島々など多様で豊かな自然環境に恵まれています。
将来とも県民が健康で文化的な生活を営むために,この多様で良好な自然環境を体系的に保全する施策を展開し,豊かな郷土の環境づくりを進めなければなりません。
このため,本県では,この良好な自然環境や自然景観を有する地区を自然環境保全地域や自然公園に指定し,保護・管理を行っています。
また,一定規模以上の開発行為についても,自然保護の観点から指導を行うほか,自然保護思想の普及・啓発を行っています。
■自然環境保全地域・自然公園位置図
●屋久島環境文化村構想
屋久島には,豊かな水や多様な動植物相に代表される優れた自然が残されているだけでなく,自然とともに生き,自然を損なうことなく人々が形づくってきた生活文化があります。
屋久島環境文化村構想とは,屋久島の人と自然のかかわり(=環境文化)を手がかりに,学習や研究によってその価値を見直すことを通して,屋久島の自然環境の保全を図るとともに人と自然が共生する新たな地域づくりを試みるものです。
県では,平成8年7月に屋久島環境文化村センターと屋久島環境文化研修センターを開設し,この構想の推進を図っています。
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