地球環境保全
地球環境問題の概要
地球環境問題とは,地球的な規模で影響を及ぼす環境問題のことで,地球温暖化,オゾン層の破壊,酸性雨などがあげられますが,先進国を中心とする社会経済活動の一層の拡大,高度化に加え,開発途上国を中心とした人口増加等が大きな原因となっています。
また,現象の規模が極めて広範囲でその構造が複雑であり,特定の要因を規制するといった手法だけでは解決しにくく,さらに,現在の事業活動や利便性を求め続ける私たちの日常生活との関連が深いため,これまでの経済社会システムや生活様式を見直す必要があります。
こうした中で,平成13年11月から,地球温暖化をはじめとする環境保全の取組を促進するため,県民,事業者,行政が一体となって,地球環境を守るかごしま県民運動として日常生活や事業活動の中で身近にできる,省資源・省エネルギー等の取組を全県的に展開しています。
また,平成16年6月には,本県における地球温暖化対策に関する普及啓発の拠点となる「県地球温暖化防止活動推進センター」を設置し,同センターの設置に併せて,県民や事業者の温暖化防止活動への指導・助言を行う「地球温暖化防止活動インストラクター」を委嘱するとともに,平成18年10月には,地球環境を守るかごしま県民運動推進会議の会長が委嘱した「地球環境を守るかごしま県民運動推進員」を地球温暖化対策推進法に基づく推進員と位置づけ,各地域等での温暖化防止活動を推進しています。
さらに,平成17年3月には,地球温暖化対策推進法に基づき,本県の温室効果ガスの排出抑制目標と,地球温暖化防止の取組を進めていくための行動指針として,「県地球温暖化対策推進計画」を策定し,県民や事業者,行政がそれぞれの役割に応じ,連携して取り組んでいます。
なお,県自らも地球温暖化防止など環境保全に向けた取組を推進するため,平成10年12月に「県庁環境保全率先実行計画」を策定し,さらに平成18年3月には県庁本庁において,ISO14001を認証取得し,事務事業に伴う環境負荷の低減を進めています。
また,平成19年度からは,本県の二酸化炭素排出量の3分の1を占める運輸部門における排出量削減対策として,鹿児島都市圏における通勤手段を,可能な限りマイカーから公共交通機関等へ転換を進める「エコ通勤」に着手しています。
さらに,平成20年には,「環境」の中でも喫緊の課題となっている地球温暖化問題について県への意見や提言を行う「鹿児島県地球温暖化対策懇話会」を設置しました。

地球環境を守るかごしま県民運動
1目的
私たちの日常生活や通常の事業活動において,電気や燃料の消費,自動車の使用,ごみの排出など身近なところから地球環境の保全のための具体的な実践活動に取り組み,かけがえのない地球環境を守り育て,次の世代に引き継いでいくことを目的としています。
2推進母体
事業者団体,民間団体,行政などで構成する地球環境を守るかごしま県民運動推進会議
3運動の内容
エコチャレンジ(日常生活や事業活動の中で身近にできる取り組み)
6月を県民運動推進月間
毎年県民運動推進大会を開催
広報活動やイベントの実施
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