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更新日:2022年7月11日

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人体に無害な素材・建材の採用

対策の概要

安全な建材を選択する

シックハウス対策には有害物質を含まない建材を選択することが第1です。室内に接する仕上げ材からの放散に特に注意が必要ですが、システムキッチンの棚等も忘れてはいけません。ユリア樹脂系接着剤(熱硬化性樹脂接着剤の一種で、尿素/ユリアにホルムアルデヒドを反応させ接着剤にしたもの)を利用した合板を使用している場合がありますので注意が必要です。更に建物本体だけでなく、建設後に居住者が持ちこむ家具にも配慮が必要です。
<注意を必要とする建材>
□内装仕上げ材、家具、建具、床下使用薬剤
□内装下地材
□内装下地材より外側で外壁下地材よりも内
側にある建材、外壁仕上げ材
□屋根材、外壁下地材<注意を必要とする化学物質>
□ホルムアルデヒド
□トルエン、キシレン、有機リン系防虫剤
□可塑材、難燃剤、溶剤(その他)、
防虫剤(その他)、防腐・防カビ剤
□樹脂モノマー、天然系有害物質

事前に建材の安全性を確認する

木質材料は、ホルムアルデヒド放散量に応じてJAS(日本農林規格)やJIS(日本工業規格)で区分をして表示されています。(表13-3・13-4)
また、ビニルクロス等、壁装材料でも、壁装材料協会が定めるISM規格等、化学物質の放散量が少ないと認定されたものがあります。部材毎にこうした表示制度がないものでも、事前にメーカーへ問い合わせ、MSDS(マテリアル・セーフティ・データシート)により、化学物質の含有量、安全性、等を確認しておくことが大切です。
平均値 最大値 備考
Fc0 0.5mg/L以下 0.7mg/L以下  
Fc1 1.5mg/L以下 2.1mg/L以下  
Fc2 5.0mg/L以下 7.0mg/L以下 集成材・構造用集成材
を除く合板類
Fc2s 3.0mg/L以下 4.2mg/L以下 集成材・構造用集成材
表13-3JASホルムアルデヒド放散量
区分 平均値
E0 0.5mg/L以下
E1 1.5mg/L以下
E2 5.0mg/L以下
表13-4JISホルムアルデヒド放出量
※放散(放出)量は特定の条件のデシケーターという容器の中に一定量の試料を24時間放置した際、デシケーター内の蒸留水に吸収された濃度を示しており住宅の室内における空気中の濃度とは異なります。

主な手法

●適切な建材(合板類)の選択
●適切な接着剤の選択
●適切な塗料の選択

よくあるご質問

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土木部建築課

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