更新日:2020年3月4日
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令和2年1月,鹿児島県内でグロリオサの球根と疑われる植物を食べたことによるコルヒチン食中毒死亡事故が発生しました。グロリオサについて知り,誤食による食中毒を防ぎましょう。
イヌサフラン科植物で,花が美しいので園芸植物として市販されてます。橙色,黄色花などがあります。葉の先が細長い巻きひげとなるのが特徴的です。全草に有毒成分であるコルヒチンを含有し,とくに地下部に多くなっています。塊茎は,ヤマイモ等に酷似しており,誤食による食中毒の報告があります。
アルカロイドの一種で,口腔・咽頭灼熱感,発熱,嘔吐,下痢,背部疼痛などを発症,臓器の機能不全などにより死亡することがあります(最小致死量は経口で86μg/kg)。
左より,グロリオサ花姿,グロリオサ自生状態,グロリオサ球根の画像(高知市ホームページから引用)
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