更新日:2022年3月15日
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乳児ボツリヌス症の予防のため,1歳未満の乳児に,はちみつを与えないでください。
乳児ボツリヌス症は,生後1歳未満の乳児に特有の病気で,経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞が,腸管内で発芽・増殖し,産生された毒素が吸収されて起こります。
※芽胞とは,ボツリヌス菌などの特定の菌が作る細胞構造の一種です。加熱や乾燥などの過酷な条件に対して強い抵抗性を持ちます。
芽胞を形成した菌を死滅させるためには,120℃4分以上またはこれと同等の加熱が必要です。100℃程度では,長時間加熱したとしても,殺菌は困難です。
潜伏期間(推定) | 3~30日間 | ||||||||
症状 |
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生後1歳未満の乳児においては,成人とは異なり,腸管内でのボツリヌス菌の定着と増殖が起こりやすいとされています。
生後1歳未満の乳児に,芽胞で汚染される恐れのあるはちみつやはちみつ入りの食品等を与えないでください。
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