中国産生鮮ねぎの残留農薬基準違反について（令和6年10月1日輸入）

鹿屋保健所管内の営業者が中国から輸入した生鮮ねぎから，食品衛生法の残留基準値を超える農薬が検出されたことから，鹿屋保健所長が回収命令を行いました。

1処分を受けた営業者

• 営業者氏名：株式会社南九
• 営業所所在地：鹿屋市下堀町9578-5

 

2対象食品

• 名称：ねぎ（生鮮，冷蔵）
• 輸入日：令和6年10月1日
• 原産国：中国
• 輸入量：300箱，1,500キログラム

3検査機関

厚生労働省横浜検疫所

4処分の理由

食品衛生法第13条第2項違反

チアメトキサム7ppm検出(基準値2ppm）

5行政処分（10月15日付け鹿屋保健所長名）

食品衛生法第13条第2項違反による回収命令

6チアメトキサムについて

• 許容一日摂取量（人が一生涯毎日摂取し続けても，健康への影響がないとされる一日あたりの摂取量）は体重1kgあたり0.018mg/日です。
• 急性参照用量（人が24時間又は，それより短い時間の経口摂取により，健康に影響がないとされる摂取量）は体重1kgあたり0.5mgです。
• 体重60kgの人がチアメトキサムが7ppm残留したねぎを毎日約150g摂取し続けたとしても許容一日摂取量を超えることはなく，また，1日に約4.2kg摂取したとしても，急性参照用量を超えることはなく，直ちに健康に及ぼす影響はありません。