津貫豊祭太鼓踊
津貫豊祭太鼓踊の起源は、神話や源頼朝の鎌倉幕府開設の祝いにあるとも言われていますが、念仏踊りの影響や雨乞い、虫追いの踊りが農民の間に行われ、鉦と太鼓を使って凱旋のお祝いや五穀豊穣を神に感謝する踊りとして発展したものと考えられており、毎年10月27日の天御中主神社の例大祭に奉納されています。
踊り子は、中心に盛ったシラスの周りに、小太鼓2人と鉦2人が4人で円をつくり、外側に大太鼓(ヒラ)16人が、大きな円をつくって踊りますが、踊りの途中から歌ウテの3人が鉦の外に並び、全員で23人の構成になっています。
踊りは、前ニワでは8つ、後ニワでは9つの踊りが踊られますが、大太鼓は大きな音を立てないように打ちます。また、踊りを奉納する前に円陣を組んで行われる「ミッキ」といわれる踊りは、他の太鼓踊りではあまり見られない珍しい踊りです。
津貫豊祭太鼓踊は、昭和39(1964)年6月5日に鹿児島県の無形民俗文化財に指定されています。
公開日時
毎年10月27日
公開場所
開催風景
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