尾下太鼓踊り
尾下太鼓踊りは,天正12年(1584)に島津義久の九州平定に際して,出征兵士の武運長久を祈って踊られたのが始まりとされています。毎年8月30日に福田寺を皮切りに踊られます。(平成29年からは11月)
踊りは「中打」と「平打」によって行われます。「中打」は少年4人からなり,衣装は頭に花笠,着物は振袖にタスキ掛け,白足袋にわらじを履きます。2人ずつ鐘と小太鼓を持ち,踊りを先導します。平打は,大太鼓を白木綿の帯で両肩から胸部に結びつけ,薙刀3本と矢幡3本を背負います。
福田寺から田布施神社,南方神社,金峰神社遥拝所,亀ヶ城神社,麓招魂碑,尾下招魂碑を回り,最後に福田寺で踊りをおさめますが,各所にまわる道行の時は,中打を先頭に2列に整列して隊伍を整え,太鼓を打ち鳴らして進みます。踊る場所に着くと,まず神仏に拝礼し,中打を中心に平打が円陣をつくり,中打の鉦・太鼓,歌に合わせて勇壮に踊ります。
昭和57年に金峰町の無形民俗文化財に指定され,平成17年11月7日南さつま市誕生により,市指定文化財になりました。現在は、休止中。
公開日時
休止中
公開場所
福田寺,田布施神社,
南方神社,金峰神社遥拝所,亀ヶ城神社,麓招魂碑,尾下招魂碑
開催風景
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