更新日:2024年11月27日
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意見・提案(令和6年6月)
- 県体育館について
- 子ども医療費窓口負担について
- 鹿児島県総合体育センター武道館弓道場のトイレについて
- 体育館建設について
- 小・中学校の給食費無償化と土曜授業廃止について
- 土曜授業日の取り扱いについて
1【県体育館について】(知事へのたより)
意見の概要
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ドルフィンポート跡地に予定されている体育館ですが,桜島に建てたほうが私はいいと思います。
鹿児島市内は,観光地があり,体育館がなくても観光客は集まります。
しかし,桜島や鹿屋などは桜島があるものの,市内に比べて観光地や商業施設が少ないです。そこで,桜島に体育館を造り,周りに商業施設を誘致してはどうでしょうか。
桜島周辺,鹿屋,志布志など経済効果が期待できます。体育館を作るのはいいが,一年でどれだけの利用が見込まれるのか,利用がない時期は何で運営費を賄うのか,県民の税金を使い建てるならば,中途半端な箱を建てず,体育館,商業施設を含んだ計画にすべきだと私は思います。
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担当所属 |
スポーツ・コンベンションセンター整備課
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対応・取り組み状況 |
県の新たな総合体育館であるスポーツ・コンベンションセンターの整備予定地の選定に当たっては,場所ありきではなく,まずは,外部の専門家等で構成する総合体育館基本構想検討委員会において,スポーツ振興の拠点としての機能に加え,コンサートなど多目的利用による交流拠点機能を有する施設としてのコンセプトをとりまとめていただきました。
これを踏まえ,全ての県民の皆様が利用しやすい場所に整備するため,離島や大隅地域をはじめ県土全域からの交通利便性などから,鹿児島市に立地することが望ましいとされました。
その上で,県有地については,未利用地をリストアップするとともに,国有地,市有地,民有地については,更地に限らず,譲渡可能な土地を照会し,回答のあった土地について,交通利便性や宿泊施設,商業施設の集積状況など,客観的な評価項目に基づき,評価していただいた結果,ドルフィンポート跡地等を一体的なエリアとして検討することとされました。
場所の選定段階においては,県民の皆様からも意見募集を行い,頂いた御意見を踏まえ,景観への配慮や防災への対応,渋滞対策などを基本構想(案)に盛り込んだところです。
その後,基本構想(案)について,再度,県民の皆様から御意見を頂いた上で,県議会にも御論議をいただき御了承を得て,令和4年3月にドルフィンポート跡地等を整備予定地とした基本構想を策定したところです。
スポーツ・コンベンションセンターは,屋内スポーツ競技団体やプロモーターからのヒアリング等により,年間を通じて約8割から9割の高い稼働率での利用が見込まれ,利用者数は,スポーツ大会やコンサートなど,現在想定している主な利用形態で年間約40万人と想定しています。
これに加え,同センターについては,本港区エリアの立地を活かし,錦江湾や桜島を一望できる展望デッキやカフェを設けるなど新たな観光スポットを創出し,県民の皆様や観光客が気軽に立ち寄れる開かれた施設として整備することとしており,これにより,同センターの来場者は,より増加するものと考えています。
また,同センターが立地する本港区エリアは,物販・飲食機能を持つ中心市街地と近接していることから,同センターとの回遊性を高め,地域全体が発展するよう取り組むことにより,大きな経済波及効果をもたらす施設になると考えています。
同センターは,年間の利用形態として,スポーツ利用が約7割見込まれることから,残りの約3割は,同センターの仕様等を特段変更することなく,コンサートや展示会,見本市などのイベント等の多目的利用で有効活用することとしています。
この結果,収入増が図られ,維持管理・運営費の収入改善につながるものと考えています。
県としては,同センターが,永年にわたり県民の皆様に親しまれ,誇りとなる施設となるよう,整備に向けた取組を着実に進めてまいりたいと考えております。
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2【子ども医療費窓口負担について】(知事へのたより)
意見の概要
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鹿児島県以外の都道府県では子ども医療費の窓口負担がゼロなのに,なぜ鹿児島県だけ窓口負担があるのか。
子ども医療費の窓口負担ゼロを求める多くの署名が集まったにも関わらず,現状が変わらないのはどうしてですか。
自動償還払い方式により後日助成金の支給を受けられるとはいえ,子どもの医療費を窓口で負担しなければならないため,医療費が払えない家庭は適切な治療どころか受診すらできません。
なぜ鹿児島県だけ子ども医療費の窓口負担があるのか,御回答ください。
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担当所属 |
子育て支援課
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対応・取り組み状況 |
本県の子ども医療費助成制度では,経済的な理由から医療機関の受診を控え,症状が重篤化することを防ぐため,非課税世帯に対しては,高校生までを対象に窓口での自己負担のない方式(窓口負担ゼロ)により実施しています。
このように,本県の厳しい財政状況下においても,経済的理由から支援の必要性が特に高いと考えられる世帯を対象に,手厚く支援している制度としております。
また,御指摘のとおり,課税世帯についても,現物給付や窓口負担ゼロに関して,これまで多くの方から御要望が寄せられたことも踏まえ,子育てしやすい環境整備という観点から,未就学児を対象に現物給付方式を課税世帯にも拡げることとしたところです。
現在,実施主体である市町村において準備作業を行っており,県としては,準備が整い次第,できるだけ早い時期に新たな制度を開始いたします。
なお,子ども医療費の助成制度については,本県を含め37都道府県において,金額等は様々ですが,一定の自己負担を徴しており,窓口負担はゼロとはなっていないところです。
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3【鹿児島県総合体育センター武道館弓道場のトイレについて】(知事へのたより)
意見の概要
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鹿児島県総合体育センター武道館弓道場内にあるトイレは,出入り口は男女同じで,仕切りはありますが,体裁を繕う程度のものです。
鹿児島県はほぼ全ての中学校に弓道部があるほど,弓道が盛んなのに,思春期の子どもたちが安心して使える施設ではありません。また,そこで主要な大会などがほとんど行われている状況です。一刻も早く,対処してください。
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担当所属 |
総合体育センター
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対応・取り組み状況 |
県総合体育センター武道館弓道場内のトイレについては,御意見のとおり,男女共用になっており,利用者に十分配慮したものとは言えない状況であることについて,誠に申し訳なく思っております。
弓道場内のトイレを男女別に完全に仕切ること,新たに設置することについては,広さが十分でないことや控室,男女更衣室の配置状況等の理由により,難しいところです。
そのため,女性に安心・安全にトイレを御使用いただくため,今後,弓道場内のトイレについては,女性専用とします。
また,男性の利用者については,弓道場に隣接する武道館1階男子トイレを使用していただき,袴を着用した状態でも利用しやすい環境を整えるため,洋式化をできるだけ早期に行うこととしています。
さらに,大会等開催時にはトイレの混雑が予想されるため,武道館1階及び2階のトイレも併せて利用していただくよう参加する皆様に周知を行い,少しでも,安心・安全に施設を利用していただけるよう,努めてまいります。
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4【体育館建設について】(知事へのたより)
意見の概要
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テレビ番組で体育館の建設によってドルフィンポート跡地は景観を失うという意見がありましたが,発想を転換してはいかがでしょうか。
体育館や小倉のスタジアムのようにラグビーもできるサッカースタジアムを建設し,また,ウォーキングコースや展望スペース,物産館などの施設を併設して各種のイベントやコンサートの開催,行事が無くても健康志向の人たちが中央駅,天文館から歩いていきたくなる場所にできないでしょうか。さらに,街の歩道(片側)にアーケードの設置ができれば,雨,日差し,降灰をさけて歩きやすくなると思います。
また,博多の街が博多駅~天神~キャナルシティ区間を150円でバスが運行しているのを参考にして,中央駅~天文館~与次郎ヶ浜~ドルフインポート跡地を200円以内で周回できれば,お年寄りや体の不自由な人にも住みやすい楽しい街になると思います。図書館などの文化的施設もあるので,もっとコネクトして楽しい街づくりを検討してください。
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担当所属 |
スポーツ・コンベンションセンター整備課,交通政策課
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対応・取り組み状況 |
ドルフィンポート跡地を含む本港区エリアは,錦江湾や桜島の良好な景観を有することから,令和5年度に,まちづくりや景観の専門家の御意見も踏まえ,鹿児島港本港区景観ガイドラインを策定しました。
同ガイドラインにおいては,桜島や錦江湾の眺望を確保する必要がある場所として,ウォーターフロントパークや朝日通りを設定するなど,本港区エリアにふさわしい景観・デザインについて方向性を示しております。
県の新たな総合体育館であるスポーツ・コンベンションセンターの整備に当たっては,このガイドラインに沿って,景観や眺望に配慮することとしております。施設のデザインについては,本港区エリアにふさわしいものとなるよう検討を進めているところです。
同センターは,子どもや青少年,高齢者など,あらゆる世代の県民の皆様がスポーツに親しむ施設として,全ての方々が安全で利用しやすい施設となるよう整備することとしております。
なお,スポーツ利用が見込まれない年間の約3割は,同センターの仕様等を特段変更することなく,コンサートや展示会,見本市などのイベント等の多目的利用で有効活用することとしております。
そのほか,県民の皆様の健康増進に資するため,トレーニング室の整備やスポーツ教室の実施,また,気軽に運動やスポーツに親しむことができる多目的広場の整備を行うこととしております。
さらに,本港区エリアの立地を活かし,錦江湾や桜島を一望できる展望デッキやカフェを設けるなど新たな観光スポットを創出し,施設利用者のみならず,県民の皆様や観光客が気軽に立ち寄れる開かれた施設として整備することとしております。
県としては,同センターが,永年にわたり県民の皆様に親しまれ,誇りとなる施設となるよう,整備に向けた取組を着実に進めてまいりたいと考えております。
御意見いただいたアーケードの設置については,道路管理者である鹿児島市にお伝えします。
また,御意見いただいた鹿児島中央駅,天文館,与次郎ヶ浜,ドルフィンポート跡地等の鹿児島市内の周回については,カゴシマシティビューや,市営バス16番線,鹿児島交通32-1番線等の路線バスが運行されているところです。
料金はカゴシマシティビュー,市営バスが230円,鹿児島交通が190円となっており,こうした地区へ往来する方々に御利用いただいているところです。
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5【小・中学校の給食費無償化と土曜授業廃止について】(知事へのたより)
意見の概要
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小・中学校の給食費を無償化している自治体は全国で3割程度という統計がありますが,昨今の物価高騰,インフラ費上昇,中小零細企業の賃金の上げ止まりなどで正直県民の生活は困窮しております。
給食費の無償化を押し進めていただいて,少しでも生活費が抑制されれば良いと考えます。
次に,小・中学校で第2土曜日に行われている土曜授業について,実施している自治体は,九州では鹿児島県のみ,全国では約11%,もはや時代遅れを感じます。
月に一度,3校時なので十分にカリキュラムの再編成は可能と感じます。
土曜授業の廃止は生徒や教師の休息時間の確保等の利点があると思います。
子供達は疲れています。毎日の通学,授業,習い事やネット普及などで深度化した友達付き合い。少しでも休息時間を与えてほしいです。
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担当所属 |
保健体育課,義務教育課
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対応・取り組み状況 |
学校給食費は,学校給食法に基づき保護者負担とされていますが,学校設置者である市町村においては,その実情に応じて,学校給食費の無償化や負担の軽減を行っているところです。
県内すべての小・中学校等で学校給食費の無償化を実現するためには,国の「令和5年度学校給食による実態調査」に基づく試算によると,年間約70億円の予算が必要となり,財源確保が課題となります。
県としては,自治体の財政力で子育てに格差が生じることのないように,学校給食費の無償化については,全国一律の施策として国の責任と財源で必要な措置を講じるよう,引き続き,全国知事会等を通じて,国に強く要望してまいりたいと考えております。
土曜授業については,各学校において様々な取組が行われていますが,具体的な内容としては,合唱コンクールなどの学校行事や地域人材等を活用した体験学習,保護者等による授業や行事の参観,保護者への引き渡し訓練など,平日よりも土曜の方が実施しやすく,教育効果が見込まれる取組等が行われています。
県教育委員会においては,年間の授業時数が限られている中で,土曜に実施する利点を生かしたこうした取組を行うことで,一層,児童生徒が学ぶ楽しさを実感し,学習意欲が高まるとともに,地域への愛着が湧きやすくなるなど,学校生活の充実が図られることを期待しています。
一方で,土曜授業を含め総授業時間が標準的な時間よりも大幅に上回っている学校においては,児童生徒や教職員の負担になるとの指摘があることは承知しており,授業時間等の点検及び見直しを進めるよう求めているところです。
引き続き,各学校において土曜授業の趣旨に沿った運用がなされるとともに,土曜授業を含めて教育の充実が図られるよう,指導・助言を行ってまいります。
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6【土曜授業日の取り扱いについて】(知事へのたより)
意見の概要
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昨今の教員不足や,前途ある若い先生方が次々と辞めている現状に触れ,土曜授業日の取り扱いについて提言いたします。
今年度,本県独自の土曜授業日があることで,本来3連休となる週が4回もなくなっていることをご存じでしょうか。
本県は,離島を多く抱え,長い年月離島教育に従事する必要があり,郷里からの移動に時間を要します。そのような中で,リフレッシュの機会となるべき休暇のチャンスを奪っているのはいかがなものでしょうか。
また,土曜授業日により児童生徒の家族との時間や,経済効果のチャンスも失っていると考えます。
学校現場では,授業時間の見直しを行い,放課後時間の確保にも努めている中,土曜授業が始まった頃とは,考え方も変わっています。土曜授業日の撤廃をお願いします。
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担当所属 |
義務教育課
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対応・取り組み状況 |
土曜授業については,各学校において様々な取組が行われていますが,具体的な内容としては,合唱コンクールなどの学校行事や地域人材等を活用した体験学習,保護者等による授業や行事の参観,保護者への引き渡し訓練など,平日よりも土曜の方が実施しやすく,教育効果が見込まれる取組等が行われています。
県教育委員会においては,年間の授業時数が限られている中で,土曜に実施する利点を生かしたこうした取組を行うことで,一層,児童生徒が学ぶ楽しさを実感し,学習意欲が高まるとともに,地域への愛着が湧きやすくなるなど,学校生活の充実が図られることを期待しています。
一方で,土曜授業を含め総授業時間が標準的な時間よりも大幅に上回っている学校においては,児童生徒や教職員の負担になるとの指摘があることは承知しており,授業時間等の点検及び見直しを進めるよう求めているところです。
引き続き,各学校において土曜授業の趣旨に沿った運用がなされるとともに,土曜授業を含めて教育の充実が図られるよう,指導・助言を行ってまいります。
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