鹿児島のことわざ・食べ物編(さ行)
仕事ちゃ小皿で飯ゃどんぶい
仕事の手伝いに行ってもあまり仕事はせずに,食事になるとたくさん食べる人を皮肉ったもの。「どんぶぃ」はどんぶりのこと。
七斤(しちきん)と七斤(ななきん)
言い方は違うけど,結局は同じことだという意味。
御馳走(しょゆ)と下り坂(くだいざか)は走らん者(やち)ゃおらん
下り坂は走ろうと思わなくても自然と足が速くなるし,ご馳走に招かれたときも足取りが速くなる。
御馳走(しょゆ)は一番馳走(いっばんしょゆ)風呂は二番風呂
ご馳走に招待されたときは一番先に行かないと座る場所もなく料理も冷めているが,お風呂は二番目に入った方が湯加減がよい。
焼酎(しゅちゅ)はヘソから下(した)い飲め
焼酎を飲むときには,飲んだ焼酎がへそから下にくるぐらいがちょうど良い。飲み過ぎは良くない。
焼酎(しゅちゅ)ん座(ざ)は二番小便(にばんしべん)で戻れ
焼酎を飲むときは,二回目の小便をもよおした時に帰りなさい。それ以上長居をするとろくなことはない。
重箱(じゅばこ)んぼた餅(もっ)
重箱の中のぼた餅は,ふたを開けてみないと何個入っているか分からない。分からないことを聞かれたときに,このことわざを使った。
常住(じょじゅ)正月(しょがつ)や餅(もっ)が無(ね)
いつも正月みたいに贅沢な暮らしをしている人は,正月が来たときは人並みなことができない。物事のけじめはキチンとしなさい。
清潔(せいけっ)の後はコンニャク食え
大掃除の後は,コンニャクを食べなさい。掃除の時に吸い込んだホコリは,コンニャクが吸い取ってくれると言われていた。「清潔」は大掃除のこと。
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