閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 令和4年度 > 令和4年11月22日定例知事記者会見

更新日:2022年11月22日

ここから本文です。

令和4年11月22日定例知事記者会見

時:令和4年11月22日(火曜日)午後2時00分~午後3時25分

場所:6階大会議室(県庁6階)

動画版を見る(外部サイトへリンク)

「ムーブかごしま」からもご覧いただけます。

※この会見録は発言をそのままではなく,文章とする際読みやすいように整理したものです。

【質問事項】

1.新型コロナウイルス感染症対策
2.産後ケア
3.鹿児島港本港区エリアまちづくり(1)
4.肥薩おれんじ鉄道への支援(1)
5.物価高騰による県内への影響
6.スポーツ・コンベンションセンター(1)
7.高病原性鳥インフルエンザへの対応等(1)
8.鹿児島港本港区エリアまちづくり(2)
9.馬毛島へのFCLP移転計画(1)
10.高病原性鳥インフルエンザへの対応等(2)
11.嘉徳海岸護岸工事
12.馬毛島へのFCLP移転計画(2)
13.米軍無人機の鹿屋航空基地への一時展開(1)
14.鹿児島港港湾計画の見直し
15.鹿児島港本港区エリアまちづくり(3)
16.スポーツ・コンベンションセンター(2)
17.鹿児島港本港区エリアまちづくり(4)
18.肥薩おれんじ鉄道への支援(2)
19.米軍無人機の鹿屋航空基地への一時展開(2)
20.日米共同統合演習の所感等
21.馬毛島へのFCLP移転計画(3)
22.鹿児島港本港区エリアまちづくり(5)
23.川内原子力発電所の運転延長等

(広報課長)
ただ今より,知事の定例会見を始めさせていただきます。
会見の円滑な進行のため,数値の確認等詳細事項の御質問につきましては,追って担当課に御確認いただきますようお願いいたします。
それでは幹事社の方,進行をよろしくお願いいたします。

(幹事社)
本日もよろしくお願いします。
まず,始めるにあたってのお願いです。発言される方は挙手をしていただいた上で,スタンドマイクを使って社名とお名前をおっしゃっていただくようお願いします。
携帯電話はマナーモードの設定をよろしくお願いします。
本日は発表事項はないということですので,早速県政一般についての質問に移ります。
まず最初に川内原発関連以外の質問とし,その後に川内原発関連の質問とさせていただきたいと思います。

1.新型コロナウイルス感染症対策

(幹事社)
それでは最初に幹事社から質問させていただきます。
新型コロナウイルス関連についてお伺いいたします。全国的には第8波が始まったという見方もされていますが,県内の現在の感染状況に対する知事の御認識をお願いします。
またあわせて,先日まで県が設置していたオミクロン株対応ワクチンの大規模接種会場ですが,接種した人が定員の半分以下ということで,昨日時点のオミクロン株対応ワクチンの接種率も全国平均を下回っている状況です。こうしたワクチン接種が進まない背景について,知事はどう捉えていらっしゃるのか,そして接種を進めるための県の取り組み・計画があればお願いします。

(知事)
新型コロナウイルスの感染の状況ですが,やはり全国的にまた増えてきているということで,本県においても連日,前の週の新規感染者数を上回る新規の感染者が確認されているという状況ですので,だいぶ増えてきつつあると思っております。最近では,300人から500人だったのが500人を超えるような日もポツポツあるような形でございます。
病床の方も,病床数が減っているということもありますが,病床使用率も20数パーセント,3割近く,少しずつ上昇してきているという状況になっておりますし,中等症2の患者も20数人ということで増える傾向にあるのではないかと,警戒感をもって見ているところであります。
一方ワクチンでありますが,やはり今後の感染拡大を防ぐという意味では,オミクロン株に対応したワクチンの接種というのが重要な課題だと思っております。そういった観点で,県としても大規模接種会場を設けて,その接種の促進・加速を図っていこうということで実施したわけですが,これが今御指摘のように約半分ぐらいということで,大体2万人くらいの人数分を予定しておりましたが,9,600人近い数字に留まったということでございます。
背景としてはいろいろあると思いますが,特に若い方が,接種しなくてもあまり重症化しないのではないか,あるいは副反応を嫌う,そういうこともあったでしょうし,やはり感染がある程度落ち着いていたということも背景にはあるのではないかと思っております。
今後もやはりワクチン接種を促進していくということについては,県もホームページ等でしっかりと皆さんにワクチンについての有効性を訴えていきたいと思っておりますし,知事会等の場でも,これまでも国の方においてワクチン接種の有効性ということをしっかり,科学的に説明を周知を図っていただきたいということは要請しているところであります。そういった意味で,引き続きこうしたことを市町村と連携しながら一緒に推進していきたいと思っております。

(幹事社)
ありがとうございます。
それでは各社から質問をお願いします。

(記者)
新型コロナウイルスに関してですが,今,県の警戒基準と警報に関してはレベル2で,感染拡大警戒期間だと思います。今後引き上げることを検討しているということはあるのでしょうか。

(知事)
今,具体的に引き上げるという形の検討をしているということはございません。一方,国の方でレベルの基準を,今5段階のものを4段階にというような話もございますので,その辺どういう考え方で整理されるのかがまだはっきりしていない部分がありますが,その辺の状況も見ながら,また警戒基準の見直しとあわせてその基準に沿った形で,どういうふうなレベル判断をするかということについては検討が必要であると思っておりますが,今直ちに今の状況を大幅に何かレベルを引き上げるというような状況には,まだないのではないかと思っております。

(記者)
これから年末年始にかけて人の移動がだいぶ増えてくると思うのですが,県として大規模接種会場の設置などの御検討はあるのでしょうか。

(知事)
この前大規模接種は県の方で会場を設置して実施したところでありますので,今の時点でまた再度県の方で大規模接種会場を設けるということではなくて,それぞれの市町村における接種の促進ということを図っていただきたいと思っております。

(記者)
今の関連した質問になりますが,第8波を見据えて,国は警戒基準の見直しを行い,対策強化宣言,新たな宣言というものを設けるということで,その情報が県の方にも通知が来ているということです。この新たな対策強化宣言について,知事はどんな受け止めでしょうか。

(知事)
対策強化宣言という,これまでもいろんなものがありまして,まん延防止等重点措置,あるいは一番近いところではBA.5対策強化宣言ということもありました。対策強化宣言というのが,まだはっきりとどういう運用か,今までとの違いなどが分からないところはありますが,何らかの形で感染が拡大している状況について,県民の皆さんに注意喚起を促すという意味での対策強化宣言ということを,国が統一的に全国でやろうということでありますから,その辺の,どういう段階になったらどういう内容のもので宣言をするのかというようなことを,これからしっかり詰めて,県としてもどういう対応をするのかということは検討していきたいと思っております。

(記者)
国が示している内容としては,この対策強化宣言は経済を回しながらも感染リスクの高い場所には行かないように行動の自粛を求める。更には,これまでBA.5の時にはなかったような若者にも求めるという内容になっていますが,いかがでしょう。

(知事)
その辺も含めて,そういう対策というものが例示的なものなのか,あるいは都道府県で検討していろんなバリエーションがある形で求めていくのかということについては,感染の状況によってもいろいろ違ってくるのではないかと思っておりますので,その辺は専門家の皆さんの御意見も聞きながら,鹿児島県の感染の状況といったものを踏まえてどういうふうにするかということを判断する必要があるのではないかと思っております。

(記者)
以前,この定例会見の場でも,BA.5対策強化宣言ですか,この宣言の効果について質問させていただいたことがありますが,この効果について,なかなか一概には言えないという知事からの言葉があったと思います。この様々な,先ほど知事からもあったような宣言がある中で,でも経済は回すという大前提に立ちながら呼びかけていく,このあたり非常に,県民の耳になかなか,県や自治体の呼びかけている内容が届きにくい状況にもなってきていて,結局行動していいのかいけないのか,この辺はどのように呼びかけていきたい,どういうふうに注意喚起を促していきたいと考えていますか。

(知事)
だいぶコロナ対策も変わってきていますし,皆さんの意識の変化もあると思います。そういう中で,感染防止対策がしっかりしている場所かどうか,あるいは対策を行う必要があるのかどうか,いろんな状況によっても変わってきますので,そういった意味ではきめ細かく,マスクの着け方にしても,あるいは季節によっても,換気の徹底をどう図っていくかなど,感染防止対策についての皆さんの理解ということをきめ細かく,これまでもしているつもりではありますが,更に皆さんに啓発活動していく必要があると思っております。

(記者)
その宣言をどのタイミングで出す,出さない,知事の中で判断の大きな目安になるのは,やはり病床使用率というところは変わりないですか。

(知事)
そうですね,やはり病床の使用率というところが一番大事だろうと思っております。病床がひっ迫して医療崩壊ということにならないように,県民の皆さんの安心・安全という点からは,そこをしっかりと見極めていく必要があると思っております。

(記者)
普段の,日頃の感染対策という意味においては,先ほど知事からあったマスクの着用というのが非常に象徴的なものとしてあるのですが,国は,外出する時,外では特に人と近い場所でなければ外していいという呼びかけをしているのですが,なかなかそれは周知されていない状況があり,我々マスコミの責任も大きいかと思います。知事はこのマスクの着用についてどう考えていて,御自身はどう行動をとられていますか。

(知事)
マスクの着用は,やはり感染を防止する,あるいは人にうつさないという観点からするものですから,屋外で周りに人がいないという状況の中でマスクを着けておく必要はないと思っておりますので,私なども外を歩く時,1人で黙って,周りに人がいない時などは外して,交差点で横断歩道で人が周りにいるような所になるとパッと着けたりというようなことで,場所・周囲の状況,そういったことを見ながらマスクの着け外しということをするようにしております。

(記者)
新型コロナウイルス関連と産後ケアについてお伺いします。先ほども質問にありました対策強化宣言についてですが,感染レベルを5段階から4段階に,あわせて国が対策強化策として決定しましたが,導入の時期についてはまだ検討段階ということでしょうか。

(知事)
はい。まだいつからということは,はっきりしておりません。

(記者)
コロナとインフルエンザの同時流行について,他県ではオンライン診療センターの開設や検査キットの配布という対策をとっているところもありますが,鹿児島県としてどのような対策をとろうという考えがありますでしょうか。

(知事)
外来の診療が非常にひっ迫するのではないかというような話がありますので,今,インフルエンザとコロナと同時に最大どれくらい感染者数が出るかというようなシミュレーションを,これは国の方の算定基準に沿って出して,それに対応した診察可能人数というのが,各病院で県内でどれくらいあるのかと。それによって多いのか少ないのかと。足りなければ窓口,特に休日ですが,土日の診療時間を長くしていただくといったことを,今後医師会と調整しようとしておりまして,外来の診療の計画を作ろうということで今準備を進めているところです。
その一環として,今御指摘のようなオンラインあるいは検査キットを配るということで,国の方から鹿児島県に確か201万キットがいただけるということになっておりますので,必要ないろんな場所にキットを配るというようなことも,順次進めようとしているところです。

2.産後ケア

(記者)
産後ケアについてですが,昨年,自治体の努力義務が規定されて県内でも43市町村全てで行われているということです。自治体ごとにお話を伺ってみると,自己負担額が無料のところと2万円ぐらい発生するところと,県内でも結構差があります。自治体の経済状況というのもあるので,一概に一律というのは難しいかもしれませんが,何か県として助成などの対応は考えていらっしゃるのでしょうか。

(知事)
どうだったでしょう,今のところ何か新たに予算でという具体的な話はまだだと思いますが,自治体によってバラバラだという御指摘がありました。それぞれの自治体,市町村の考え方に差がある,それが経済力の差であるとすれば,何らかの,県なのか国なのかということではありますが,産後ケアがしっかり行われるようなことは今後検討ということは必要になってくるかもしれませんが,今直ちに何か県がそこを手当てするということは,今のところまだ具体的な話というのは出ておりません。

3.鹿児島港本港区エリアまちづくり(1)

(記者)
私からは本港区のまちづくりに関する検討委員会の件と,肥薩おれんじ鉄道の支援に関して伺います。
まちづくりの検討委員会ですが,昨日,市と意見交換して,今委員会の人選中だということを伺っていますが,その人選の進捗状況はいかがでしょうか。大体,あらかた固まってきているのでしょうか。

(知事)
人選はまだ,ある程度固まってきつつあるところもありますが,まだはっきりしないところもあるという感じでございます。

(記者)
人選の基準ですが,鹿児島市のスタジアムの計画と現行の県のスポーツ・コンベンションセンターの計画,基本構想のものでは相いれない部分も一部あると思います。人選に関しては県が選んでいるということで,県の方に有利に働く人選になるという懸念はないのでしょうか。

(知事)
あまり,県が選ぶから市が選ぶからといって,そんなに大きく変わるものではないのではないかと思っております。特に何か,サッカーの嫌いな人を選ぶなどといったことを考えているわけでもありませんので,それぞれの地域の代表の方や業界の代表の方,そういった方々にお願いする部分と,あるいは学識経験者や観光に強い方と,そういった観点で,特にバイアスのない中立的な方になると思いますし,そういう意味では鹿児島市にも委員に入っていただきますので,中立公正な議論をしていただけると考えております。

(記者)
少し込み入ったことになるかもしれませんが,委員会の設置時期は年内にもということですが,設置のタイミングと初会合のタイミングは別なのですか。それとも初会合をもって設置とするのか。

(知事)
大体同じタイミングになるのではないかと思っています。

(記者)
その設置時期ですが,年内というのは12月議会の前には1回やるのか,12月議会が終わった後にするのかというところはいかがですか。

(知事)
まだ,いろいろ委員の人選でまだのところがありますから,現実的に委員の皆さんの日程調整ということを考えると,もう議会も近いですから,議会の前というのは少々厳しいなと思っております。

(記者)
検討委員会の中での議論の進み方と,今後3月議会や翌年度の6月議会と進んでいくと思いますが,議会での議論との調整というのはいかがですか。

(知事)
いかがというか,検討委員会でのいろんな議論ということについては,その状況あるいは節目節目で,こういう意見が出ていますと,いろんなことについては議会の方とはしっかりと連絡を取って,議会の方でもいろんな議論をしていただきたいと思っております。

(記者)
検討委員会は,例えば鹿児島市が提案しているドルフィンポートにスタジアムをもってきて,県の体育館を90度回転させるようなものがいいという結論を出して,議会はいやそれはけしからんというような結論を,別々の結論を出したりした場合には,どういう対応を考えていらっしゃいますか。

(知事)
まだそこら辺でどういう調整というところまでは思いが至っておりませんので,これから議論する中で検討していきたいと思っております。
ただ,今ドルフィンポートにというのも,市の方もまだ3案あっていろいろ議論があるでしょうし,検討委員会の方も,これはサッカー場を造るかどうかというサッカー場のための特化した検討委員会でもなくて,サッカーもその中の1つのアイデアということで,その他のいろんな,観光などいろんな案がありますので,そういったことを幅広く検討した上でということになろうかと思っております。

4.肥薩おれんじ鉄道への支援(1)

(記者)
おれんじ鉄道の件ですが,市町村振興協会を通じて県内全市町村で支援する枠組みが,今年度の実績に対する来年度の払い出しをもって10年間の期限を迎えます。その後の支援の枠組みはどういった形が望ましいというのは,知事の中にあるのでしょうか。

(知事)
まだその辺の議論はこれからだと思っておりますが,基本的におれんじ鉄道というのは,沿線の自治体だけではなくてJR貨物のレールになっておりますので,県内全体で考えるべき問題だと思っております。そういった観点でどういう枠組みが必要かといったようなことをこれからまた詰めていく必要があると思っております。

(幹事社)
他に質問のある社はありませんか。どうぞ。

5.物価高騰による県内への影響

(記者)
昨日発表になった,12月定例議会に提案する補正予算の件でお伺いします。物価高騰の件で,県有施設の光熱費が当初予算で賄えないので補正で増額しますという話でした。6億円ぐらいの積み増しですね。現状,この急速な物価高,物価の上がり幅,その辺の現状認識を改めてお聞かせください。

(知事)
それは県内全般の,ということですかね。

(記者)
ですね,県内全般もそうですし,それが県有施設に絡んでくるという現状も含めて。

(知事)
県有施設においても光熱費の高騰ということで補正予算を組んでいるところですが,いろんな資材価格全般で非常に上がっているということで,農業のビニールハウスの被覆資材あるいは飼料・肥料,原油もそうですが様々なものが高騰しているということは,それぞれ上がり幅についてはバラバラですが,かなり上がってきているということは,現状としてはそういった状況にあると思っております。

(記者)
上昇のスピードについては,基本的には県内経済への影響というのはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
まだ県内の経済全体にこれが今直ちに悪影響を及ぼしているということまではいってないのではないかなと。県内全般の景気の状況というのは今持ち直しているという状況であると聞いておりますので,そういった意味では,今直ちに物価高騰による悪影響が顕在化しているということではないと思いますが,今後そういった,物価が上がっていく,あるいはエネルギーの価格が上がっていくということになると,今後の影響ということは十分に注視していく必要があるのではないかと思っております。

(記者)
当初予算では乗り切れないので増額していくという,この状況というのは急速なのではないかと思ったりもしますが,その辺はいかがですか。

(知事)
急速というか,今年1年ぐらいでもかなり上がっているということはそうだと思います。

(記者)
改めて,どの辺が一番懸念されると思っておられますか。

(知事)
物価のですか。

(記者)
物価の。

(知事)
やはり個人消費の部分が,いろんな値段が上がっていくということになると,経済全体への影響ということが大きく出てくる可能性もありますし,あるいは肥料・飼料,この辺は国の方で手当をしていただいておりますのでそう大きな影響がないようにはしていきたいと思っております。あとは企業業の投資意欲であったり,いろんな面で波及してくるということは懸念されるのではないかと思っております。

(記者)
現在,中小企業支援等行われていますが,今後追加で何か検討されることはあるのでしょうか。

(知事)
国の方の総合経済対策が出ていますので,その辺の内容も踏まえた上で,今後また検討が必要なことはしていきたいと思っております。

6.スポーツ・コンベンションセンター(1)

(記者)
自分で整理できないところがありまして。本港区のお話で,昨日知事が,鹿児島市のドルフィンポート跡地への案を取り入れるのはいろいろ課題がある,港湾計画を変更するには相当の時間がかかるとおっしゃったと思います。本来,県のコンベンションセンターがスケジュールとして示されている基本設計・実施設計との兼ね合いが分からないので,そこを変更されるという段階でももちろんないですよね。鹿児島市の案を取り入れるということは,そういったところにまで踏み込んでしまうことなのかどうか。

(知事)
そういうところにまで踏み込んでしまうことになると思っているのですが。というのは,今の配置ですと,こうなっていますから,ここのウォーターフロントパークはそのままなのですね。ただこれをこうすると,ウォーターフロントパークの緑地がなくなってしまうので,この代替緑地をどうするかということで,港湾計画の見直しということが必要になってくる可能性があると思っていまして,その辺の影響が,こちら両方ともかぶってくるという可能性があると思っています。

(記者)
構想の中で,整備スケジュールはもちろん,来年度基本設計に入る,あぁそうか,従来型の手法ですね。知事としては,基本設計は当初,いつぐらいから見込まれていたものなのですか。

(知事)
基本設計は,来年度ですかね,だと思います。だったと思います。
再来年度かな。来年度か再来年度だったと思います。すみません。

(記者)
そこのスケジュールにも若干変更の可能性もあると受け止めてよろしいのですか。

(知事)
もしそういうことになればスケジュールが変わってくる可能性があると思いますけどね。
ただ,設計と計画の見直しと並行してやるのかと,その辺の技術的なやり方というのは,また少し知恵を絞るかもしれませんが。

7.高病原性鳥インフルエンザへの対応等(1)

(記者)
出水平野での鳥インフルエンザですが,例年にないペースで死亡個体が回収されていると,この現状をどう受け止めていらっしゃいますか。

(知事)
今おっしゃったように,これまでにないツルの,あるいは野鳥の間での鳥インフルエンザの流行ということで,死亡した野鳥の回収というのが例年よりもかなり多く,もう400羽を超えるということで,非常にこれはリスクの高い状況が続いていると思っております。また,ツル自体のパンデミックということで,これへの対処ということが,今後ということかもしれませんが引き続き必要になってくると思っております。

(記者)
現場は,野鳥の飛来地と養鶏場が隣接しています。もちろんいろいろ対策をとられていますが,人の出入りを制限するなど,そこまで一歩踏み込んだ対応が法律上可能なのか,その辺を検討される余地があるのかどうか,観光シーズンでもありますし。

(知事)
その人の立ち入りというのは,どこへの。

(記者)
観光客がやはり今,観光のピークですね。例えば観察センターなどへ。

(知事)
観察センターは特に,要するに養鶏場の方にそういったことを持ち込ませないということで,既にそういった観光客が立ち入るという状況にはないと思っておりますので,それ以上にということではないと思いますが,ただ,現在も市内においては要所要所で消毒ポイントを設けるということで,広がりを防ぐような対策はしっかりとっていると思っております。

(記者)
では,現状の防疫体制をとられるのが現実的だと。

(知事)
そうですね,観光客が何か媒介をしているというような状況ではないのではないかと思っております。

8.鹿児島港本港区エリアまちづくり(2)

(記者)
本港区のことで,今,検討委員会の人選をされている真っ最中ということですが,スポーツ・コンベンションセンターの基本構想策定の検討委員会もありましたが,その委員とかぶる,重なるということもありますか。そのまま引き継がれる感じになるのですか。

(知事)
いやいや,そんなに引き継がれるということではないですが,一部重なる方もいらっしゃるとは思いますが。

(記者)
検討委員会は全部新しく選び直しているということですよね。
先ほどの質問にもあったように,仮にドルフィンポートという話がどんどん進んでいくと,計画が大幅に遅れる,見直さなければいけない状況になってくるのですが,一方で,総合体育館は老朽化が進んで新たな施設を造ってほしいという要望がずっとあったと思うのです。このあたり,知事の中で今後判断は検討委員会がするとはいえ,知事の方針としてはどう考えていくのか。この時間軸と,このタイミングで鹿児島市の方からそういう案が出てきたことに対して,どう感じていらっしゃいますか。

(知事)
何でしょうね,今後の検討がどうなるかという,何となく皆さんもドルフィンポートにそういうのができるような感じのお考えでおっしゃっていますが,まだ3つの案がある,あるいはその他の案を考えるのか,いろんな考え方がある中で,どういうふうに今後の港湾の辺りの利活用のあり方を検討していくかということでありますから,当分は議論の推移をよく,しっかりと見ていきたいと思っております。
スポーツ・コンベンションセンターについては,できるだけ早く整備していただきたいというような声はしっかり聞いておりますので,そういったことと今後の検討がどういうふうになっていくかということは少しまだ,方向性がどうなるかということはよく分かりませんが。ただ,サッカースタジアムをドルフィンポートに整備するということについては,昨日市長も言っていましたが,いろんな課題も多いということでそう簡単にそこということになるとは限らない,ということでもあろうかと思いますので,その辺,いろんな可能性ということをこれからまた議論していく必要があるだろうと思っています。

(記者)
まだ見えていない部分もあるということですが,かたやスポーツ・コンベンションセンターは間もなく基本設計に取りかかろうというような段階にあって,一方でサッカースタジアムの方は3つの案を比較したその結果がこうですよという段階で,だいぶ時間軸というかスピードにだいぶズレがあるのかなと思うのですが,昨日,知事は本港区の利活用と同時進行で検討していくということですが,それは横並びで判断ができるような議題なのですか。

(知事)
本港区エリアの検討委員会での議論を年内に始めて,来年度くらいには結論を得たいということで考えておりますので,今後スポーツ・コンベンションセンターの方の設計ということ,これから仕様書の検討に入りますので,その辺を,仕様書を検討している間に本港区エリアの利活用の方が,方向性がどうなるかということは決まるだろうと思っております。
そこで決まった結果によって,今おっしゃるような時間軸のズレが問題になるような結論になるのかそうでないのか,ということになってこようかと思いますので,その辺の議論の経過をしっかり見極めていろいろ今後検討していきたいと思っております。

(記者)
10年以上ずっと議論されてきた総合体育館,スポーツ・コンベンションセンターですが,知事の思いの中でやはりいろんな要望なども受けて,少しでも早く整備したいという思いは変わりないですか。

(知事)
はい。これまで基本構想検討委員会をつくって,1年半ぐらいかけて専門の委員の皆さんに議論していただいて,また県民の皆さんからの意見募集を行い,そしてまたそれをフィードバックして,いろいろと基本構想検討委員会の方で案の中に盛り込んで,議会でも議論を積み重ねていただいた結果として基本構想がまとまっていますので,これについては,今考えている方向でしっかりと進めていきたいと思っております。

9.馬毛島へのFCLP移転計画(1)

(記者)
全く話題が変わりますが,馬毛島の件で,先日知事意見として防衛省に意見書を送付されました。そういった知事の意見など,地元の意見を踏まえた評価書というものが,既に地元の方で示されているようですが,これは県の方には新しい評価書というのは来ているのですか。

(知事)
評価書ではなくて,私が聞いている限りでは防衛省の方で準備書に対しての知事意見を踏まえた評価書の案というのを,18日でしたか防衛省の方に,環境省でしたか,送ってと。今後そこから意見が出て,それを踏まえて防衛省が評価書を作成すると,こういうプロセスになるわけです。国の方に,防衛省の九州防衛局が出したものの,知事意見に対してどういうふうに対応しようとしているかという概要を,今日西之表市の方に説明されたということで,県の方には今日午後,確か3時ぐらいに防衛省の方から説明に来ると聞いております。

(記者)
この後防衛省から来られて,その後知事もそれを共有されると。

(知事)
それについての話が,説明を聞けると思っております。

(記者)
どの程度知事の,地元の意見が反映されているかという判断,受けてのぶら下がりでの御対応は難しいですか,今日は。今日の今日は難しいですね。

(知事)
中身についてどうかという詳しいところは,そこまでは私が見て理解できるか,そこはまだ,間に合うかという感じがします。

(記者)
一方,地元の西之表市八板市長は,依然この段階になっても賛否の表明はされていません。一方で再編交付金の使い途については,教育関連に使っていきたいというようなことを述べているわけです。知事として,地元市長のその考え,判断というのはどのように見ていますか。

(知事)
そこは地元の市長がどうされるかということで,県の方からあまりどうこうというようなものではないと思っております。

(記者)
どこかのタイミングでしっかり,ある程度住民が納得するような説明をすべきという考えは,いかがでしょうか。説明会等は開いてはいるのですが。

(知事)
そうですね,この環境影響評価のプロセスの状況等を踏まえて,西之表市として関心の高い,例えば騒音やさまざまな市民の関心事項について,市長としてどのように考えて対応するのかということは,いずれ御説明されるのではないかと思っております。

10.高病原性鳥インフルエンザへの対応等(2)

(記者)
今期の鳥インフルエンザですが,例年は,ねぐらの水を共有しているカモからツルに感染しているという見方がありましたが,今回はツルからツルに感染しているのではないかという専門家の見方もあります。出水平野のようにツルが一極集中する場所では,今回のように感染がツル同士で拡大してしまって,一極集中のリスクが浮き彫りになったのではないかと思いますが,知事はどうお考えですか。

(知事)
1万6千羽のツルが出水平野に集中していると。世界のツルのかなりの割合がそこに集まっているということで,ツルのツル間の感染というようなパンデミックが起きて,たしかイスラエルでは8千羽ぐらい死んだという話も聞いております。それで,地元の出水市の方でもできるだけこれを分散させようという取り組みを,これまでもされてきていると思っておりますが,なかなかそれが今,そんなに大きな効果がなく,またどうしても出水の方に戻ってきてしまっているという状況もあると思っております。引き続き,できるだけこれを集中しないような取り組みをしていく必要があるのではないかと思っております。

(記者)
ツル同士の感染が広がっている中で,県としては何か新しい対応をとられる予定はないですか。

(知事)
なかなか,ツル同士の感染を防ぐというのも難しいようですので,これを減らすというような,餌を置く場所を離したり餌の量を減らしたりというようなことは,既に現地ではされていると思いますが,そういったことを続けるということと,あとは死亡したツルをできるだけ早く処理する,あるいは水がたまっているということは,よどんでいることで感染が広がるということなので,そこの水の流れを良くすると,そういったことも現地の方ではいろいろ工夫をされていると聞いておりますので,そういった取り組みを引き続きやっていくということかなと思いますが。

11.嘉徳海岸護岸工事

(記者)
話題が変わって,瀬戸内町の嘉徳海岸の護岸工事の件です。10月27日に中断していた工事が再開されてからまた工事が進んでいない,と聞いていますが,これはなぜなのでしょうか。

(知事)
県としては工事を進めたいということで取り組みをしておりますが,現地においてバリケードというか通行を妨害されたりということで,なかなか進めることができない状況にあると聞いております。

(記者)
では,裁判をしているからなかなか海岸部で工事をしていないと,そう考えていいですか。

(知事)
裁判が何ですか。

(記者)
裁判が続いていて,判決が出ていないからまだ工事をしていないというわけではないと。

(知事)
いえ,そういうことではありません。

(記者)
工期の問題もあると思いますが,工期は,知事は間に合うと考えていますか。

(知事)
工期は,なかなか予定どおりに進んでいないので,スケジュールという意味では非常に厳しい状況にあるのではないかと思いますが。

(記者)
遅れてもやむなしと考えているのか,それとも,前回工事を再開させたときは結構人数をかけて重機を搬入していたと思うのですが,今後どういうふうに進めていこうと考えていますか。

(知事)
なかなかそこは,やり方は難しいのですが,物理的な妨害がある中で,どういうふうにそれを円滑に進めるかということは非常に難しい問題だと思っております。できるだけ現地において説得を続けながら,重機の搬入や工事資材を搬入したりということをできるだけ行うようにはしたいと思っておりますが,なかなか現実的には難しい面もあるのかなと思っております。

(記者)
反対する人たちの中には,再検討や反対派・賛成派双方を入れた協議の場を設けてほしいといった要望書を,県に再三出されているかと思いますが,そこについては知事はどう考えていますか。

(知事)
何を再検討するのか,あるいはまた意見を聞いたりする会を設けることで,どういった成果が出るのかということが必要かと思いますが,これまでもこの今の工法を選択する前段階で既にいろんな検討をした上で,今の工法になっているわけです。そういった中での,これまで出てきた意見とまた異なる新しい技術なり何か知識なりということがあればですが,必ずしもそういうものではないというふうに思っておりますので,県としてはそういったことを,今また再度設けるという必要はないと思っております。

(記者)
原告の方では,自分たちで調査をして,砂は戻ってきているし災害のリスクはないんだと言っていて,県は,砂は戻ってきていなくて,今また高潮が来たらもう一回浸食する恐れがあるという見解ですが,そこの,一応反対している人たちも調査をした上でああいうふうに主張しているわけですが,知事としてはやはりまだリスクがあると考えていると思っていいですか。

(知事)
はい。そこは非常に危険な状態というのは変わっていないと思っています。砂が戻っているというのは,砂がそこにたまっているということで,その前にあった砂丘が回復しているわけではないと理解しておりますので,砂丘というのは砂があってそれが長い年月かけて固まっている状態だと思います。今のはただ砂が積もっている状態ですので,波が来ればすぐにさらわれる,そういうものだと思っております。前の台風の時には,固く積もって固められていた砂丘が,砂丘ですら削られたという状況の中で,砂が戻っていると。積もった砂がそこの護岸の役割を果たすということについては,そういうことではないと思っております。

(記者)
今後,海岸部で工事を進めたとして,嘉徳川は年間を通すと海岸を蛇行するように流れる時期もあるようですが,そういった時に流れを阻害したり世界遺産の審査の過程でIUCNに,できるだけ影響がないようにすると県側も説明していると思いますが,そこの観点から見て,工事が川の流れを阻害するような状況になってきた時は,県としてどのように対応する予定ですか。

(知事)
全然,阻害するような状況にはならないと思っています。嘉徳海岸の河口から砂浜の方に流れる場合は横になる場合があるということですが,護岸を置くという所がかなり離れた所でありますから,その流れをふさいだり邪魔をするということにはならないと思っています。

12.馬毛島へのFCLP移転計画(2)

(記者)
よろしくお願いいたします。
先ほどの馬毛島の基地建設問題に絡む質問をさせていただきます。先日の市民説明会で,八板市長はこれまで賛否を表明されていませんでしたが,評価書の公告というのが賛否表明する一つの節目とおっしゃっていたのですが,塩田知事としてはその似たようなタイミングで賛否表明をされる御予定はありますか。

(知事)
今のところ,どのようなスケジュールでという予定はありませんが,環境影響評価の中身がどういうものかと,知事意見をきちんと踏まえて対応できているかどうかということが非常に大事なポイントだと思っておりますので,八板市長がそういうことをおっしゃっているとすれば,それは一つの考慮するポイントなのだろうなとは思います。

(記者)
その評価書の公告の後に,種子島内でどんどん工事の着工が進んでいくという防衛省の方針が出されていますが,評価書が公告されて工事が進む前までに,知事としての賛否の表明をされる必要はないのでしょうか。

(知事)
県なり市が賛成・反対ということが,何か同意をするような権限があるということではありませんが,アセスの状況がどうなっているかということをまず見た上で,今後どういうふうに対応するかということについてもしっかりと検討していきたいと思います。

(記者)
西之表市長に対する,反対派からのリコールの手続きという動きも出てきていると思いますが,それについて知事はどのように見ておられますか。

(知事)
それは,反対される方もかなりいらっしゃると聞いておりますし,その意見なり意思をどのように表現するかという一つの手段ということでありますから,県としてはそれが良い・悪いということではなくて,どういうような形で進んでいくかということを見守っていきたいと思っております。

(記者)
前後してしまいますが,市長や知事が賛否表明をしないということが,種子島市民に対して馬毛島問題を背負わせてしまっているというか,任せきりになってしまうという懸念は持たれていないでしょうか。

(知事)
賛否を表明しないというか,この問題についてどのように考えるかという判断材料というのがやはり大事だと思っておりますので,そういった意味で,環境影響評価の結果といいますか中身ということが,今後の基地問題を考える上での判断材料になると思っておりますので,ぜひ市民の皆さんにおいてもそういったことをしっかりと見極めていただきたいと思っております。

13.米軍無人機の鹿屋航空基地への一時展開(1)

(記者)
鹿屋基地の無人機MQ-9についてお伺いします。先日,月曜日に運用開始となりましたが,先週,運用開始の通知日に米兵の方が関係する事故が起こりました。これについて知事の受け止めをいただいてよろしいですか。

(知事)
アメリカ軍の方が,スクーターと接触して事故を起こしたということで,幸いに大けがということではないと聞いております。アメリカと日本では交通のいろんな環境も違いますので,そういった観点からしっかりとした生活文化・交通安全,その違いなどを教育といいますか研修でしっかり教えていただきたいということで,住民の皆さんの安心・安全ということを大前提に対応していただきたいということはこれまでも申し上げてきたところで,そういう中でああいう事故が起きたということは,とても残念に思っております。今後,やはり右ハンドル・左ハンドルで右折・左折の際の確認というようなことも再度十分に認識していただいた上で,交通安全ということは十分留意した上で活動していただきたいと思っております。

(記者)
この事故に関して,当日いつくらいに知事あるいは県の方にお知らせがあったのでしょうか。

(知事)
そうですね,県の方には8時50分だったと思います。現地の連絡事務所から第一報が入っております。

14.鹿児島港港湾計画の見直し

(記者)
港湾の計画について,昨日のこともあったので念のために2つ確認させていただければと思います。先ほどの方への御回答にもありましたが,仮の話になりますが,ドルフィンポートの案が市の方で採用されて,検討委員会でもドルフィンポート跡地に併設するのがいいのではないかという意見が出た時に,縦を横にするということになると思います。その際知事は,港湾計画の変更などが必要になれば,基本構想の変更などでスケジュールに変更・影響が出るというお話があったと思います。このことの意味ですが,つまりこれは,もし港湾計画を変更しなければいけない場合というのは,まず港湾計画を変更してからでないとスポーツ・コンベンションセンターの建設工事も着工できないということで影響が出るという意味なのでしょうか。

(知事)
そうですね,そういうことになるのではないかと思っておりますが。

(記者)
つまり,この広報等にも出ていましたが,今のところスポーツ・コンベンションセンターの建設完成予定が令和9年度から令和10年度と県民の方にもお伝えしていると思うのですが,仮に併設の方向でいくことになった時には,このスケジュールにも遅れが出てくるのではないかという御認識でしょうか。

(知事)
遅れる可能性というのはあると思います。

15.鹿児島港本港区エリアまちづくり(3)

(記者)
もう1点,下鶴市長は市長会見などで,ドルフィンポート案でいく場合は土地に関してはできるだけ市の負担が少ない形を希望されて,つまり無償で貸し出しか提供なのかということを希望されているという解釈もできるのです。もちろんこれは検討委員会での議論になると思いますが,あの一等地の土地を無償で貸し出すということを,可能性としてはゼロではない,そういうことがあり得るという理解でよろしいのでしょうか。

(知事)
あり得るというか,土地を,県有地をどのようにするかということについては,基本は売却だと思っておりますので,今後の,どうなるか分かりませんが,今後の協議次第だと思っております。

(記者)
もちろん,まだどうなるか決定はないのですが,基本的にはやはり県有のものは有償で売却するというのが,一般論としては基本なのではないかという意味ですか,今の御発言は。

(知事)
はい,そうです。

(記者)
最後は,要望ですが,先ほど馬毛島の件で3時から,間もなく事務方の人がおそらく防衛省か環境省に提出した評価書の案の概要説明に来ているということで,この後知事も御覧になるということだと思うのですが,明日は休みだと思いますし,この会見では間に合いませんので終わった後にそれを,結構大事な話だと思うので,事務方の方のレクも入れていただいて,あくまで概要だと思いますが,それを受けての知事の反応というのはどこかで今日中に伺えないかと思っているのですが。

(知事)
はい,スケジュール調整して考えたいと思います。
ちなみに評価書案の概要ではないです。知事意見に対しての対応をどうするかということについての概要なのです。ですから評価書全体の概要ということではなくて,知事意見で出している意見についての防衛省の考え方といいますか,対応についての概要について説明をいただけるということで,評価書自体はまだ環境省に出している段階なので,また変わり得るものでもありますし,その途中段階で通常その評価書の案というのを外部に出すということは通常はないことなので,そういう中でできるだけ情報を提供したいということかと思いますが,知事意見の意見,知事意見に対する対応の概要というのが説明があるということです。

(記者)
つまり,環境省に防衛省が提出した評価書の案自体は,県の方でもまだ,今日見られるわけではないという。

(知事)
はい,そうです。

(記者)
分かりました。なんとか御検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。

16.スポーツ・コンベンションセンター(2)

(記者)
本港区やドルフィンポートに関係なく,体育館ですが,先ほど整備のスケジュールが遅れる可能性もあると。知事としては,栃木国体を御覧になったと思いますが,あのスタジアムやアリーナを御覧になってどういう感想を持たれたのか。鹿児島県にはどんな総合体育館が,いつまでに,どの程度必要なのか,知事のお気持ちをお聞かせください。

(知事)
私が行ったのは栃木のスタジアムですが,非常に大きくて立派な,本当に素晴らしいスタジアムだったと思っております。ですからあれは多分,今市が言っているのがどんなものかということもはっきりとしたことは分かりませんが,おそらく今鹿児島市が思っているもの以上に大きなものではないかなと思っております。ちなみに,あれはサッカー専用のスタジアムではなかったと思います。陸上競技等も含めての,白波スタジアムタイプのものではないかと思っておりますが,非常に大きな規模のものだと思って,立派だったなと思っております。
一方で体育館ということですが,これについては,私がどうということより,基本構想検討委員会の方で案ができていますので,屋内競技団体等に話を聞いた上で,それぞれどれぐらいのスペースが必要かということで,それに対応できる。今非常に狭あいでいくつかに分散して大会を開催したり,あるいは夜遅くまで時間を延長して開催したりというような状況ですが,こういったことは解消できるだけのきちんとした規模のものができると期待しております。

(記者)
知事の就任前の話ではありますが,施設の整備が鹿児島国体には間に合わなかったと,その点についてのお考えと,やはりこの屋内競技団体は早い段階での整備を求めていると思います。その点ついてはいかがでしょうか。

(知事)
国体については,私の就任の時以前の問題,私の前々任の時から多分そういうことだったと思います。総合体育館というのは,別に国体のためだけのものではないわけで,市民・県民の皆さんが健康増進のために,幅広い世代,幅広い方々が使用するということでありますから,そういった意味では,今の狭あいで古いものではない,良いものを早く造ってほしいという御要望はありますので,そこはできる限り早く対応していきたいと思っております。

(記者)
できるだけ早いというお気持ちにお変わりはないということですか。

(知事)
それはそうですね,はい。

17.鹿児島港本港区エリアまちづくり(4)

(記者)
先ほど私が伺ったことに追加ですが,まちづくりの検討委員会の設置は12月議会前は厳しいとおっしゃっていましたが,それはすなわち議会後に,常任委員会も終わった後という理解でいいのですか。

(知事)
まだはっきりとした日程が決まっていませんので正確にはよく分かりませんが,おそらく,どうですかね,議会の終わった後ということになるかもしれませんね。

18.肥薩おれんじ鉄道への支援(2)

(記者)
おれんじ鉄道の件で,今後の支援の枠組みについて,県全体で考えるべき問題ですと。これは県と沿線3市だけの支援に突然切り替わると,そういうことは想定していないという。

(知事)
はい,そういうことではないのではないかと思っております。

19.米軍無人機の鹿屋航空基地への一時展開(2)

(記者)
まず,鹿屋基地のMQ-9の関係についてお伺いします。先ほども質問がありましたが,18日の事故について8時50分に現地連絡所から連絡があったということですが,これはどのような方法で,またどんな内容の連絡があったのでしょうか。また,知事はどの時点で情報を知ったのでしょうか。

(知事)
8時50分に,現地連絡所から私どもの担当の部署に電話で第一報があったと聞いております。私の方に上がってきたのは,正確なタイミングはよく覚えていませんが,※午前10時前だったと記憶しております。※発言訂正あり(訂正前:午前中の終わりか,お昼ぐらいだったか,それくらいのタイミング→訂正後:午前10時前)

(記者)
今回は軽傷ですんでいる事故ではあるということですが,住民の不安,あるいは今後,これが大きな死亡事故であったり,あるいは事件が起きる場合も考えられるわけですが,今回の連絡体制について,知事御自身が知る時間も含めてどのように評価されていますか。

(知事)
できるだけこういう情報は早くということでありますから,私の方に上がってくるのも,まだ早い時間で教えていただくということも,今後どうなるか分かりませんが事故の内容等によっても変わるかもしれませんが,しっかりと素早い迅速な伝達というのが必要だろうと思っております。

(記者)
今回は,素早い伝達はあったという評価ですか。

(知事)
まだ早く連絡いただけるということはあったかもしれないとは思っております。

(記者)
他の米軍基地がある場所ですが,岩国や京都府の京丹後市などは,米軍の部隊の司令と行政の首長とのホットラインというものがあったりします。やはりこういう,米軍側との信頼関係というところが大事になるのではないかと思うのですが,そういったものを作るお考えはありませんか。

(知事)
私がということですよね。

(記者)
そうですね,はい。

(知事)
私自身でそこまで,ホットラインをということは今のところ考えておりません。

(記者)
あるいは,鹿屋市と協力してそういったものを作ろうという考えというのもないですか。

(知事)
鹿屋市と,というか鹿屋市の方がどうお考えになるかということは鹿屋市の方の御判断で,今回のことをきっかけにそういったものをということもあるかもしれませんが,今,警察や消防も含めて自治体と一応連絡体制ができておりますので,それを更に何か強化する必要があるかどうかということについては,今のところはそれを変えるということは,県としてはまだ予定はありません。

20.日米共同統合演習の所感等

(記者)
話が変わりますが,19日までキーン・ソード,日米の共同統合演習がありました。徳之島では離島奪還訓練など,南西諸島を戦地と想定した内容とみられる訓練もあり,海外メディアもかなり注目が高かったようです。知事として,内容についてどのように受け止めていますか。

(知事)
今回,徳之島でそういった訓練が初めてという部分もあったかと思います。この安全保障で,どういうことを想定してどういう訓練をするかということについては,国の方でお考えになることでしょうが,やはりその訓練に当たっては,地元の皆さんに対する説明ということをしっかりとしていただくということが必要ですし,また,安全面ではしっかりとした配慮をしていただくということが大事だと思っております。

(記者)
たびたび議会などでも聞かれていると思いますが,鹿児島を含む日本の安全保障環境というものについて,知事の認識を,現状どのように考えられていますか。

(知事)
やはり東シナ海周辺の安全保障環境というのは大変厳しい状況にあるということについては,そういうことだと思っております。

(記者)
そういったところは,なかなか地元住民・国民からは見えない部分で,防衛省からの発表というところが大きいかと思いますが,知事がそういうふうに受け止める要因・理由というのはどういったところにありますか。

(知事)
いろんな報道等でもなされていますが,中国の艦艇が付近を航行したり,北朝鮮のミサイルが発射されたり,あるいは中国と台湾との関係においてもいろんな危機的な感じが取りさたされたりと,様々なことがあろうかと思っております。

(記者)
その中で,鹿児島県知事としての役割というのは,県民あるいは住民の命を守るというところだと思います。今考えられている知事の中での課題というものを教えてください。

(知事)
やはり,そういう危機に当たっての対処としては国民保護計画がありますが,これをまだまだ実効性を高める余地というものがあると思っておりますので,そこは地元の市町村とも連携しながら実効性あるものに高めていくということが課題ではないかと思っております。

21.馬毛島へのFCLP移転計画(3)

(記者)
また話が変わりますが,馬毛島について,先ほど,今のところまだ御自身の賛否表明のスケジュール感というものはないということでしたが,八板市長は8月末の時点で判断材料はそろいつつあるという発言をされています。知事の中で判断材料として足りない部分というのはどういったところを考えられているのですか。

(知事)
判断材料としては,一番大きいのは先ほどから出ています環境影響評価の中身だと思っております。

(記者)
ある程度準備書というところで出ていて,大枠は変わらないというふうには見られるのですが。

(知事)
大枠といいますか,その後知事意見も39項目出しておりますので,そういったことへの対応ということはまだ残された課題として準備書段階ではあったのではないかと思っております。

(記者)
工事自体も,道路や港湾は始まっていて,本体についても始まりつつあります。ご自身の判断をいつまでに示したいという,かなりスケジュールも詰まっている中でいつまでに示したいというご自身の考えはないですか。

(知事)
今のところはまだはっきりとした予定等はございません。

22.鹿児島港本港区エリアまちづくり(5)

(記者)
本港区の件で,先ほどの県有地をどうするか,売却が基本だというところですが,今後の協議次第だともおっしゃいました。市長は,県有地は無償でということを言っておられますが,市の計画と,イメージと相いれないところがあるのかなと思うのですが,その辺は,県有地は有償だという点は市には伝えられているのでしょうか。

(知事)
市に伝えているというか,市の方から無償で提供してほしいということ自体いただいてなくて。

(記者)
あっ,県の方に。

(知事)
はい。ですから今3か所,建設コストや経済効果というものをあそこで示されているということで,その説明はいただきましたが,こういった形で無償で提供していただきたいということは来ていないのではないですか。少なくとも私のところには来ていないですね。ですからそこのところのやり取りというのは,この前の県・市の意見交換会でもそこまでの話というのにはなっていないですね。

(記者)
それでは,実際有償でということになった場合は,市長はドルフィンポート跡地が本命だということですが,費用面で市長の本命という前提を覆す考えになるのではないかなと思うのですが,その点についてはどう思われますか。

(知事)
まだ具体的に何かそういう話が,議論が始まっているわけでもなくて,下鶴市長のドルフィンポートが本命らしいというのはありますが,まだ3つ並んでいて,それぞれ越えるべき課題・ハードルがあるということでありますから,今後,市の方でどういう意思決定をされて,あるいは議会との関係での議論を重ねた上で,鹿児島市としての方針というのがしっかりと固まってくるのだろうと思っておりますので,そういう中で,途中段階でそういう議論になるのかどうかよく分かりませんが,ドルフィンポートのそれを覆すというか,それはこれから全く,絶対有償だと言っているわけでもなくて,原則はそうだということで,今後様々な協議がどうなるかということでありますから,それを覆すうんぬんというようなことでは必ずしもないのだろうと思っております。

(記者)
昨日の意見交換会で,港湾計画の見直しによってスケジュールが変わる可能性があると御自身でも発言されました。ただ一方で,体育館は早めに整備したいと。これは両方おっしゃるのは齟(そ)齬(ご)があるのではないかなと思うのですが,知事としては,改めてどんな立ち位置なのですか,基本構想を策定した立場として。

(知事)
基本構想を策定して,今後も仕様書の検討に入っていくという段階でありますから,その段階で今度のスポーツ・コンベンションセンターについては,できるだけ早く整備していきたいというふうには考えております。
ただ,この本港区エリアのいろんな検討の中で,どうなるか分かりませんが,仮にそうなったら遅れるということを言っているだけなので,そうなるかどうかもまだ分からない段階かと思っておりますので,特段,遅れてもいいということでは必ずしもないので,特にそんなに矛盾することではないと思っているのですが。

(記者)
では,知事としては,あくまで現時点での基本構想を基に進めていくという理解でいいですか。

(知事)
それはそういうことだと思っております。

(幹事社)
他に質問のある社はありませんか。
それでは,県政一般に関しての質問は終了したいと思います。
続きまして川内原子力発電所関連について,質問のある社はお願いします。

23.川内原子力発電所の運転延長等

(記者)
知事就任後から原子力発電所について,運転の延長に関して必要があれば県民投票をしたいというお話だったと思います。現状の段階で,どういう状況になれば住民投票をするというようなお考えはありますか。

(知事)
就任後あるいは就任前のマニフェストの段階で御説明していた内容から,現時点においてそう大きく変わってはおりません。分科会でしっかりと科学的技術的な検証をしていただいて,そこでの意見ということがまとまらない場合であって,県民の意向を確認する必要がある場合に,様々な手法がある中で比較して,総合的に判断したいということで,そこのところは変わっておりません。

(記者)
基本的な質問で恐縮ですが,知事の方には,九州電力が今運転延長の申請をしていますが,これを止める権限というのはあると思いますか。

(知事)
それを止めるという権限というのは,制度上はないのではないでしょうか。

(記者)
それを踏まえて,専門委員会の中で今議論されていて,先日も専門委員会があり,知事の方で両論併記の形で答えが返ってくるのではないだろうかというお話がありました。これについては,今どのような御認識でしょうか。

(知事)
座長が,前回の専門委員会において,様々な研究者の意見・考え方,そういったことについては無理に一本化するということではなくて,それぞれの考え方があればそれぞれ,そういったことも含めて県の方に上げるというようなことをおっしゃっていたかと思いますので,それはその方向で報告が出てくるということかと思っております。

(記者)
私どもは取材していまして,では専門委員会がどういう役割があるのかとということを考えた時に,目的の一つとして,運転の延長が妥当かどうか,できるのかどうか,というものを判断する専門家なのだという認識だったわけですが,その認識というのは正しいでしょうか。

(知事)
専門委員会というか分科会の方かと思いますが,また分科会の方で科学的技術的な延長に係る部分の検討ということをしていただく,そういう専門家の皆さんに入っていただいているということであります。それは,40年経過した九州電力の川内原子力発電所が20年延長に耐え得るかどうかということを科学的技術的に検証していただくということが目的でありまして,その検討の結果として,それが皆さん同じ意見になるのかあるいはいくつかの意見に分かれるのか,ということはあり得るのだろうと思っております。

(記者)
意見が分かれて,両論併記になる,おそらくいろんな意見がありますでしょうからそういう意見になると思いますが,知事は一方で,専門家の意見を否定することは,こちらは素人だからできないともおっしゃっているわけです。結局それを考えた時に,専門家の,双方の両論併記の意見をそのまま伝えるだけではないでしょうかというのが私の印象ですが,いかがでしょうか。

(知事)
そのままなのかどうか,それは意見を見た上でかと思います。分かれる部分がどういったところというか,大きなポイントになるのかあるいは一部の細かい課題についてなのか,いろいろあり得ると思いますので,そこは中身を見た上でかと思いますが,基本的に,科学的技術的な評価というところについては,それぞれ専門家の先生方の意見を尊重するしかないのではないかと思っております。

(記者)
今までの流れを聞いた時に,もう一回最初の質問に戻りますが,今の段階で住民投票が必要なのかどうかと考えた時に,私は必要がないと思いますが,いかがでしょうか。

(知事)
私はまだそこまで必要ないと,住民投票かどうかは別にして,県民の皆さんの意向を把握するということですね,ですからそこは必要がないというのが,どういうお考えで必要ないのかよく分かりませんが,そこはまだ検討委員会の議論,これがどうなっていくかというのも分からない段階で,必要ないということではないのではないかと思っております。

(記者)
おっしゃるように,県民の意見というところがどこに係るのかというところなのです。どうやって県民の意見を吸い上げていくのかというのは,どのようにお考えでしょうか。

(知事)
そこについては,これから検討するということになるかと思います。

(記者)
最後にもう1つです。専門委員会の委員の,座長の宮町さんが17年以降,九州電力から研究費として5億円余り受け取っています。そういった方が座長を務められている現状があるわけです。それについて中立性は保たれているとお考えでしょうか。

(知事)
私も就任してからこれまで,この専門委員会での議論というものをお聞きしている限り,何か偏った議論というようなことをされているということは全く思っておりません。

(記者)
今回,両論併記,それぞれ意見を言っていいというのは,宮町座長がとりまとめたような形になるわけです。少しうがった見方をすると,そういった方がそういうとりまとめをすると,それは九州電力に対して有利なように結論をもっていっているのではないか,というような印象もやはりあるわけですが,その辺はいかがでしょうか。

(知事)
ん?それは何ですか,両論併記というやり方が九州電力に有利になっているということですか。

(記者)
つまり,専門委員会の結論としては結論を出さない,というような結論なのですよね。それはすなわち,可能かどうかというのを専門委員会として示さない,ということだと思うのです。

(知事)
それが九州電力に有利だということですか。

(記者)
結論を出さないということは。

(知事)
逆に,少数か多数か分かりませんが,安全だ,安全でないという意見があった時に,安全だというとりまとめをせずに,安全でないという意見についてもきちんと尊重して上げるという意味では,それはむしろ逆のような気もしますけどね。

(記者)
他県では,こういったケースの時に,委員を選任する時に,関係事業者あるいは電力事業者から寄付や研究費をもらっていないかというところをチェックする所もあると聞いていますが,県の方でそういうふうに改善するというお考えはありますでしょうか。

(知事)
今も一応申告という形で把握するようにはしております。その中身と,論文あるいは委員会活動の中でどういった活動をされているかということを実質的に見させていただいて,判断しているというのが今の現実かと思っております。すべて研究費うんぬんということを排除してしまいますと,なかなかこれも非常に人材が限られるというような実態もあろうかと思っておりますので,そういったことにも十分留意しながら,今後も進めていきたいと思っております。

(幹事社)
他に質問のある社はありませんか。
質問はないようですので,これで終わります。

(知事)
どうもありがとうございました。

(広報課長)
これをもちまして,知事の定例記者会見を終了させていただきます。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

総務部広報課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?