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ホーム > くらし・環境 > 自然保護 > 屋久島 > 世界自然遺産会議(2000) > 概要 > 鹿児島市会場・事例発表会(第1発表会)

更新日:2022年6月1日

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鹿児島市会場・事例発表会(第1発表会)

第2部鹿児島市会場の報告

開催期間
平成12年5月20日(土曜日)~21日(日曜日)

趣旨
「県民参加による豊かな自然を生かした循環と共生の地域づくりの促進」

内容
事例発表会
・第1発表会
・第2発表会
閉会行事

事例発表会(第1発表会)

5月20日の午後、県文化センターにおいて、第1発表会として、第1部屋久島会場の会議概要の報告と海外参加者等による世界自然遺産地域における取組みの紹介があり、約600名が参加した。

日時
平成12年5月20日(土曜日)13時00分~14時30分

場所
鹿児島県文化センター

内容
第1部(屋久島会場)の会議概要の報告
世界自然遺産地域における取組みの紹介

第1部(屋久島会場)の会議概要の報告

フィリピン・パラワン州持続可能な開発委員会のバージニア・カテイン地域担当課長から、まず、三つの分科会(「世界自然遺産の保全」「世界自然遺産を生かした地域づくり」「子どもたちと世界自然遺産」)についての報告があり、続いて、屋久島サミットにおいて採択された「屋久島サミット宣言」についての報告があった。

世界自然遺産地域における取組みの紹介

最初に、オーストラリア・クイーンズランド州公園・野生生物局のアラン・ウィリアムズ企画研究課長代行から、グレートバリアリーフなど五つの自然遺産地域があるクイーンズランド州における取組みが紹介された。スライドによる遺産地域の説明の後、これまでの経験を踏まえて、保全は生態系を含めた全体を対象とすることが必要なこと、管理には行政の垣根を超えた協力体制が必要なこと、保全活動のためには情報や科学的研究が必要なこと、管理には地域のコミュニティを参加させることが必要なことなどの管理原則が紹介された。

次に、中国・四川省建設委員会のリュウ・ダンリン主任から、九寨溝や黄龍の自然遺産地域や峨眉山と楽山大仏の複合遺産地域を有する四川省の取組みについて、遺産地域のスライドを交えながら、紹介があった。保護の現状として、天然林保護プロジェクトの実施、保護施設の整備と保護に支障を来す工事の厳しい抑制、地元住民の遺産保護への参加等について説明があり、保護対策として、世界遺産に対する社会全体の認識を高めること、保護と観光業育成との関係を適切に調整し、持続的発展を目指すことなどが紹介された。

最後に、鹿児島県の原田耕蔵環境生活部次長から、屋久島の取組みについて、スライドを交えて紹介があった。まず、屋久島の地域づくりの理念と指針を示す屋久島環境文化村マスタープランの策定経緯について説明があり、その中で、プラン策定のための検討会における議論が契機となって、日本の世界遺産条約の締結が促進され、世界自然遺産の登録が実現したことも紹介された。次に、プランの内容について、環境学習・研究施設の整備、環境形成事業の展開、ボランタリー協力事業の推進、新たな地域産業の創出、国際交流の展開という五つの分野の事業展開が紹介された。

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環境林務部自然保護課

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