屋久島サミット

5月19日午後3時から、屋久島いわさきホテルにおいて、20自治体の知事、首相等が出席して、屋久島サミットが開催された。サミットは、須賀龍郎鹿児島県知事が議長となって進められた。

サミットでは、各分科会の座長報告の後、参加自治体による意見表明が行われた。各自治体からは、今回の会議の開催を通じ経験と教訓をお互いに共有することができることや、世界自然遺産の保全に地域社会の参加が重要であること、子どもたちを含む地域住民への環境教育が必要であることなどが表明された。

また、サミットにおいては、参加自治体が21世紀に歩むべき方向を示した屋久島サミット宣言が全会一致で採択されるとともに、次回の会議を2003年にオーストラリア・クイーンズランド州で開催することが決定されるなど、大きな成果を残してサミットは閉会した。

日時
平成12年5月19日（金曜日）15時00分-16時00分

場所
屋久島いわさきホテル

内容
各分科会の座長による報告
地方政府・自治体の首長等による意見表明及び意見交換
世界自然遺産の保全と世界自然遺産を生かした地域づくりに関する屋久島宣言の採択


サミット参加者

国名・組織名	地方自治体名	職名	氏名
オーストラリア	ニューサウスウェールズ州	地域調整官	ロス・オーシェー
	クイーンズランド州	公園・野生生物局企画・研究課長代行	アラン・ウィリアムズ
中国	四川省	常務副省長	ヤン・チョングイ
インド	アッサム州	首相	プラーフラ・クマー・マハンタ
	ウッタープラデッシュ州	住宅都市開発大臣	ラルジ・タンドン
インドネシア	東ヌサテンガラ州	知事	ピエト・アレクサンダー・タロ
	西ジャワ州	知事	ヌリアナ
ネパール	カトマンズ市	市長	ケシャブ・スサピット
ニュージーランド	オタゴ地域	地域評議員	ネベル・ピート
	サウスランド地区	地区首席行政官	マイケル・ロス
フィリピン	パラワン州	持続可能な開発委員会事務局長	ジョセリト・アリスァ
ソロモン諸島	レンネルベロナ州	首相	フランシス・トポンジ
スリランカ	サバラガムワ州	知事	サリヤ・マシュー
タイ	カンチャナブリ県	副知事	チャクラー・カンチャナビロー
	ウタイタニ県	知事	パユンサック・セサベ
アメリカ	ハワイ州	土地天然資源委員会委員長	ティモシー・ジョンズ
ベトナム	クァンニン省	人民委員会委員長	ハー・バン・ヒエン
日本	青森県	知事	木村守男
	秋田県	知事	寺田典城
	鹿児島県	知事	須賀龍郎
ユネスコ世界遺産センター		自然遺産首席企画官	ナタラヤン・イシュワラン