更新日:2024年7月31日
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アルゼンチンアリは平成5年に広島県で発見され,当初は港の周辺など海外との接点がある場所から徐々に分布を拡大していましたが,近年では物資などに随伴して移動し,遠隔地でも続々と定着が確認され始めています。屋内に侵入して日常生活に支障をきたしたり,在来のアリ類を駆逐してしまう恐れがあるため,未侵入地域では早期に根絶する必要があります。
アルゼンチンアリはヒアリやアカカミアリと違って毒は持たず,人を刺すこともありませんが,上記の理由から「外来生物法」により,「特定外来生物」に指定されています。
これまで,九州での確認例は港内にとどまっており,本県でも令和5年7月20日に志布志港内で確認されていましたが,令和5年10月5日に志布志市の住宅地で確認されました。これを受けて13日に県と志布志市が専門家同行の元調査したところ,新たに数百匹が確認されました。
また,令和6年にも志布志港内や志布志市の住宅地から確認されました。
アルゼンチンアリはいったん定着すると完全な排除が難しく,地域住民の生活環境や生態系に多大な被害をもたらすことが予想されます。もしアルゼンチンアリと思われるアリ類を発見した場合は,情報提供をいただくとともに,本ページ「4発見した場合の対応など」に記載してある方法で防除を行ってください。
元々その場所にいなかったのに,人間によって持ち込まれた生物のことを「外来生物」といいます。
「外来生物」の中には元々その地域に住んでいた生き物を食べてしまったり,畑を荒らしてしまう生物がいます。「外来生物」のなかでも人に害を与えたり,急激に環境を変えてしまう程の影響力を持つ恐れのあるものを「特定外来生物」に指定しています。「特定外来生物」に指定された生物は,飼育・栽培・生体移動・購入・譲渡などの行為が禁じられます。アルゼンチンアリも特定外来生物にあたります。
出典:環境省ホームページ(パンフレット・リーフレット.日本の外来種対策.外来生物法(env.go.jp))
アルゼンチンアリと疑われるアリを発見した際には,お住まいの市町村役場又は県自然保護課まで情報提供をお願いします。
家屋に侵入したアルゼンチンアリの駆除には,市販のベイト剤設置による駆除が有効です。環境省がアルゼンチンアリ防除の手引き(外部サイトへリンク)を作成していますので,そちらを参考に防除を行ってください。
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