平成18年社会生活基本調査(生活行動に関する結果2)
用語
行動者数………過去1年間に該当する種類の活動を行った人(10歳以上)の数
行動者率………行動者数の10歳以上人口に占める割合(%)
平均行動日数…行動者について平均した過去1年間の行動日数
学習・研究について
「学習・研究」の行動者率は31.6%で,全国平均を3.6ポイント下回っている。
種類別では「介護関係」のみが全国平均を上回っている。(図3)
平均行動日数は「家政・家事」が86.0日と最も多く,唯一全国平均を上回っている。
行動者率の平成13年との比較では,総数で1.9ポイント,男性で0.3ポイント,女性で3.3ポイント上昇しているが,特に「芸術・文化」では,男性が0.3ポイント低下している一方,女性が3.8ポイント上昇しており,総数では1.8ポイントの上昇となっている。
スポーツについて
「スポーツ」の行動者率は66.5%で,全国平均を1.2ポイント上回っている。
種類別に見ると,「ウォーキング・軽い体操」が36.9%で最も高く,ついで「ボウリング」,「つり」となっている。また,「バレーボール」は4.4ポイント,「つり」は2.6ポイント,「ゲートボール」は2.2ポイント全国平均を上回っている。
前回調査と比較すると,比較可能なすべての種目で行動者率が低下している。
平均行動日数との関連を見ると,行動者率が最も高い「ウォーキング・軽い体操」は104.0日と多い。「剣道」,「柔道」は行動者率はそれぞれ,0.8,0.5%と高くないが,平均行動日数は123.2,103.4日と多い。逆に「ボウリング」は行動者率は19.9%と高いが,平均行動日数は6.1日となっている。(図4)
また年齢階級別では「ウォーキング・軽い体操」は全ての年代で20%以上の行動者率であり,「つり」も10~64歳と広い年代で10%以上となっている。
趣味・娯楽について
「趣味・娯楽」の行動者率は82.6%で,全国平均を2.3ポイント下回っている。
種類別に見ると「CD・テープ・レコードなどによる音楽鑑賞」が48.5%と最も高く,ついで「DVD・ビデオなどによる映画鑑賞」,「趣味としての読書」となっている。また,「園芸・庭いじり・ガーデニング」は5.1ポイント,「パチンコ」は3.6ポイント,「日曜大工」は1.5ポイント全国平均を上回っている。
前回調査と行動者率を比較すると「スポーツ観覧」は2.6ポイント,「趣味としての読書」は0.5ポイント,「邦楽」は0.4ポイント上昇している。
平均行動日数との関連を見ると,行動者率が最も高い「CD・テープ・レコードなどによる音楽鑑賞」は137.5日で最も多い。「邦楽」は行動者率は1.8%と高くないものの,平均行動日数は114.7日と多い。逆に「映画鑑賞」は行動者率は25.8%と比較的高いが,平均行動日数は8.0日となっている。(図5)
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