更新日:2024年7月5日
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鹿児島県指宿市山川成川曲り道の標高約40mの舌状丘陵上にある。弥生時代中期から古墳時代の埋葬遺跡である。
発掘調査によって,348体の埋葬人骨と細長い自然石を立てた立石を伴う土坑墓(立石土坑墓,弥生時代のもの)や土坑墓(古墳時代のもの)が発見された。土器は,弥生時代中期の須久式,山ノ口式及び古墳時代の成川式土器であり,墓域全体に,置かれている。鉄器は剣,刀,鏃などほとんど武器類で装身具はほぼ見当たらない。中には用途が分からない異形鉄鏃と呼ばれるものがある。死者の埋葬にあたって,特別な取り扱いをした例がなく,墓地を営んだ集団の階層分化が進んでいないことを示している。
展示では,これらの土器や鉄器が並んでおり,当時の埋葬の様相を想定できる。
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