熊野神社の鬼追い
熊野神社の鬼追いは、明治始めの廃仏毀釈までは光明寺の主宰でしたが、付近に疫病が流行したので、深川の青年達が再開したものと言われています。
鬼は無数の御幣を身にまといますが、鬼には数え年25歳の厄男がなり、2人の「付け」(付添役)がつきます。鬼は3匹登場し、参道付近を縦横無尽に走り、観衆の中に入ります。観衆は鬼の御幣を取って帰ると1年健康でいられると言われ、鬼から叩かれるのを覚悟しながら近づき、隙を窺います。その格闘が怖いながらも、面白い行事です。
この行事は、仏教行事の修正会(しゅしょうえ)と、日本古層の神思想である来訪神が融合しているとの学説があり、一般には招福除災の性格があると言われています。
1月7日は各地で鬼火焚き行事が行われたり、七草行事があったりと、正月気分からだんだん人々が動き出す頃です。平成6年に県指定無形民俗文化財になりました。
公開日時
公開場所
開催風景
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