出水市の種子島楽
種子島楽の起源には2つの説があります。ひとつは「15世紀初頭,出水の第二代地頭椛山美濃守が,琉球からの帰途に種子島に立ち寄った際,種子島に伝わる特異な踊りを面白く思って,従者がその踊りを本土に持ち帰ったことから,各地に伝承された」とされる説。もうひとつは,「18世紀前半,出水第十代地頭種子島弾正は種子島島主でしたが,出水の地頭在職中の徳を称え,出水の人々により楽が始められた」という説です。
種子島楽の構成は,太鼓・鉦・メハチなどの楽器を,100人ほどの男性の大人と子どもがそれぞれ担当し,入場から楽器を打ち鳴らし,演舞場では円陣を組んだり,隊列を構成しながら飛び跳ねたり,歌を歌ったりするなど,勇壮に演舞されます。
保存会を中心に地域が一体となって保存継承に取り組んでおり,種子島楽が演舞される11月3日は出水麓祭りの日とされ,市の行事の中でも大きな恒例行事となっております。
種子島楽は昭和42年(1967)3月31日に,鹿児島県指定無形民俗文化財に指定されています。
公開日時
不定期
公開場所
開催風景
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