結核について【結核予防週間(9月24日~9月30日)】
結核とは
- 結核とは,結核菌を吸い込むことによって起こる感染症です。
- 咳やくしゃみなどをすると結核菌が混じったしぶきが飛び散り,それを吸い込むことで結核菌が体内に侵入します。
- 初期の症状は風邪と似ていますが,咳・痰・微熱などの症状が続くのが特徴です。
- 上記症状等が2週間以上続くときは要注意です。早めに医療機関を受診してください。
- 市町村や職場の健診を積極的に受診し,早期発見に努めましょう。
結核の治療について
- 一般的には複数の薬を6~9か月(状況により,それ以上)毎日しっかり飲めば治ります。
- 症状がなくなったからといって途中で服薬をやめたら,菌が抵抗力をつけて,耐性菌になる危険性があるので,毎日継続して飲むことが重要です。※耐性菌の場合は治療が煩雑となり長時間の治療を要します。
「感染」と「発病」について
結核菌を吸い込んだら,すぐに結核になるということではありません。
- 感染してもすべての人が発病するとは限らず,結核菌は免疫力で押さえつけられ,発病するのは10人に2人程度です。
結核を正しく理解して健康な職場づくりを!!
若い世代で外国生まれの結核患者が増加しています。
- 近年外国生まれの結核患者が増加しています。加世田保健所管内においても同様に増加傾向にあり,多くの方が入国して1年以内に発病し,診断されています。
- 入国前の健診で異常がなくても,既に結核菌に感染しており,発病のリスクが高い場合もあるので,入国後の健康管理が重要です。
外国人技能実習生を雇用される事業主の皆様へ
職場で結核を広げないために
- 外国人技能実習生は,来日してすぐに健康診断を行うことが望ましいです。
- 定期健康診断を確実に実施し,結果がきたら,すぐに確認しましょう
- 健診で要精密判定であれば,早期受診の勧奨を積極的に行いましょう
- 精密検査の結果は必ず把握しましょう。
結核パンフレット
結核パンフレット(加世田保健所)(PDF:602KB)
結核予防週間(9月24日~9月30日)
- 9月24日~9月30日は結核予防週間です。
- 厚生労働省では,毎年9月24日~30日を「結核予防週間」と定めて,結核に対する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。
結核の正しい知識と予防で,大切な未来を守りましょう
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