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更新日:2023年11月10日
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ZEH(ゼッチ)とは,「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で,エネルギー収支をゼロ以下にする家という意味になります。これは,住宅の高断熱化と高効率設備の導入により,快適な室内環境を実現した上で,家庭で使用するエネルギー消費量を削減しつつ,太陽光発電などでエネルギーを創り,1年間で消費するエネルギー量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
ZEHイメージ
ZEHは,以下の全ての基準(定量的な基準)を満たす必要があります。
強化外皮基準は断熱材等を含めた建物の壁(外皮)の断熱性能を判断する基準のことです。鹿児島県は市町村別に地域区分6~8(6地域:伊佐市及び湧水町,7地域:6及び8地域以外の地域,8地域:奄美群島地域)に属しているため,各地域に応じた基準を満たす必要があります。
一次エネルギーは,石油や天然ガスなど自然界にある物質から直接エネルギーに変換することで得られるエネルギーのことです。一方,電気などは二次エネルギーとなります。
ZEHを実現するためには,断熱性能の向上や高効率設備の導入により消費エネルギーを削減し,基準となる一次エネルギー消費量よりも20%以上の消費エネルギー削減が求められます。
再生可能エネルギーは,太陽光や地熱,風力など枯渇することのないエネルギー源から発電したエネルギーを指します。
ZEH基準を満たすためには,太陽光パネル等の再生可能エネルギーのシステムを導入する必要があります。
(3)の取組によりエネルギーを創り,基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量を削減することで,ZEHを実現することができます。
ZEHは,エネルギー消費量の削減割合などに応じて種類があります。
そのうちのいくつかの種類を,以下で説明します。
再生可能エネルギー等を除き,基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量削減を満たす住宅(都市部狭小地及び多雪地域に建設された住宅に限る。)です。
基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量を削減した上で,再生可能エネルギー等の導入により,75%以上100%未満の一次エネルギー消費量削減を達成する住宅です。
上記のほかにも「NearlyZEH+」や「ZEH+」などの種類があります。
(1)経済性
高い断熱性能や高効率設備の利用により,月々の光熱費を安く抑えることができます。さらに,太陽光発電等の創エネについて売電を行った場合は収入を得ることができます。
(2)快適・健康性
高断熱の家は,室温を一定に保ちやすいので,夏は涼しく,冬は暖かい,快適な生活が送れます。さらに,冬は,効率的に家全体を暖められるので,急激な温度変化でのヒートショックによる心筋梗塞等の事故を防ぐ効果もあります。
(3)非常時への対応
台風や地震等,災害の発生に伴う停電時においても,太陽光発電や蓄電池を活用すれば電気を使うことができ,非常時でも安心な生活を送ることができます。
○ZEHに関する情報公開について(資源エネルギー庁)(外部サイトへリンク)
○ZEH水準の省エネ住宅なら経済的にオトクに!(国土交通省)(外部サイトへリンク)
国土交通省が作成する環境行動計画によると,2030年度以降新築される住宅について,ZEH基準の水準の省エネ性能が確保されること,及び2050年にストック平均でZEH基準の水準の省エネ性能が確保されることを目指すとされています。
県ではホームページによりZEHに関する情報を発信するほか,県民の皆様からの要望に応じて「かごしま県政出前セミナー」として会合等にお伺いし,「環境に配慮した住まいづくり」をテーマに説明を行うことができます。
○ZEH関連事業について(国土交通省)(外部サイトへリンク)
【国が実施する補助事業】
以下のリンクにより,各省庁が実施する補助事業についてご確認ください。
○国が実施する令和5年度のZEH関連の補助事業(資源エネルギー庁)(外部サイトへリンク)
【市町村が実施する補助事業】
各市町村において,独自の補助事業を実施しておりますので,以下のリンクよりご確認ください。
○鹿児島市:太陽光deゼロカーボン促進事業補助金(外部サイトへリンク)
○薩摩川内市:地球にやさしい環境整備事業補助金(外部サイトへリンク)
○さつま町:ゼロカーボン推進事業補助金(外部サイトへリンク)
○大崎町:環境配慮型定住住宅取得補助金(外部サイトへリンク)
○肝付町:地球にやさしい環境・エネルギー政策事業補助金(外部サイトへリンク)
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