取り組み例(リサイクル建材の活用)
ペットボトルを利用した断熱材を使用すると、1戸の住宅で廃棄されるペットボトルの約1万本を使用することができます。
建材を選択する際には、解体時を想定し、建物から取り外せ、素材毎に分解でき、その素材がリサイクルできるものであることを確認しておくことが大切です。リサイクル建材のうちでも、将来、再度リサイクルできるようなものを採用することがより望まれます。
解体・廃棄を想定した上で建材を選択することで、廃棄に必要なコストを削減することが出来ます。
様々なリサイクル材料
現在、様々なリサイクル材料が市販されています。
○木質材:廃プラスチックと建設廃材を利用した木質材料。廃棄後も何度でもリサイクルが可能
○舗装材:廃ガラスや下水汚泥焼却灰を使用
○畳床:木製チップを使用
○障子紙:ペットボトルを使用
○紙壁紙:再生パルプを使用
○壁タイル:セラミック廃土や建築用セラミック廃材、上水道汚泥を使用
物性的にリサイクルが可能な素材でも、リサイクルのシステムが確立されていない場合は、リサイクルが不可能となります。建材を選択する際には、そのような視点も重要です。
写真7-5ペットボトルを再利用した断熱材
リサイクル材料を使用した断熱材には、ペットボトルを100%利用したポリエステルの断熱材や、古紙を利用したセルロースファイバー、廃材を利用した軟質木質繊維板がありますが、いずれもグラスウール13k以上の断熱性能を持っています。
・ポリエステルt=100mm:約1000円/平方メートル(上記)
・グラスウール13k:約500円/平方メートル
・硬質ポリウレタン:約1000円/平方メートル
図7-6建設廃材を利用しエクステリア建材
木材の廃材(粉体化)と廃プラスチック等(粉砕化)を成型加工し、従来のエクステリアの材より耐水性や耐候性を向上した素材
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