取り組み例(小型の風力発電システム)
小型の風力発電では、(1)蓄電池に充電し、蓄えられた電力を照明等に利用するもの。(2)蓄電池を設置せず、発電している時のみ池のポンプ等を動作させるもの。(3)商用電力と連系させ、不足分を補い余剰分を売電するもの、等があります。また、(1)のタイプを応用し、風力発電と太陽光発電の相互に補完させ安定した電力供給を可能にしたハイブリッドタイプもあり、主に屋外の外灯等に利用されています。
これら小型の風力発電は、一般的な住宅では発電に要するコストは、買電とは比較になりませんが、自然との共生への取り組みのシンボルとしての環境教育的効果や、停電等緊急時における非常用電源としての役割等が期待されます。
□マイクロ風車
一般的な小型風力発電機のほとんどは発電開始風速が毎秒3~4mを必要としています。この場合弱風時の発電が期待できませんが、最近、発電開始風速が1m/sを実現する風力発電機が市販されてきました。
更に、太陽光発電システムと組み合わせて天候の影響を受ける自然エネルギーの弱点を補完しあうシステムも出てきています。
写真3-7屋久島環境共生住宅団地内集会所の風車
・定格出力500W、風速9m/s、翼直径2.4m
・せせらぎの水循環用ポンプに電力を供給
写真3-8風力発電機と太陽光発電機のハイブリットシステム
・発電開始風速1m/s
・最大出力500W
・耐風速60m
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