更新日:2024年3月7日
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(1)医薬品を本来の医療目的から逸脱した用法や用量若しくは目的のもと使用すること。
医薬品は,病気やけがの治療を目的としていて,その取扱いや使用目的・方法には,明確なルールが定められていますのでそれ以外で使用すれば乱用となります。医薬品は用法・用量を守り,適切に使用しましょう。
例:説明書に1回1錠飲むように記載された風邪薬や咳止め等の医薬品を自己判断で2錠や3錠飲む行為も薬物乱用です。
(2)医薬品以外の薬物(法律で禁止されている違法薬物等)を不正に使用すること。
覚醒剤・麻薬(コカイン,ヘロイン,LSD,MDMA等)は,製造,所持,売買のみならず,自己使用そのものが法律によって禁止されています。
薬物の乱用は大切な「脳」を傷つけます。私たちの脳は,20歳頃まで成長するといわれています。特に心と体が急速に発達する小学生,中学生,高校生の時期に乱用すると心身の発達が損なわれ,「感情のコントロールができなくなる」「意欲がなくなる」「怒りっぽくなる」などの症状を引き起こします。
一度ダメージを受けた脳は決して元の状態には戻りません。薬物をやめて通常の社会生活をするためには時間と特別なサポートが必要になります。
薬物乱用のきかっけは,「好奇心」や「不安」,「友達から誘われた」「仲間はずれが怖くて」などの気持ちの面があげられます。しかし,「ちょっとだけなら」と軽い気持ちで手を出すと,気づいた時には薬物から抜け出せなくなってしまいます。
また,本人だけではなく,家族を含めた多くの人々の人生を不幸にします。
薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」,正しい知識と断る勇気が必要です。
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