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ホーム > 健康・福祉 > 疾病予防・健康づくり > 生活習慣病 > 生活習慣病(がん・脳卒中を除く) > メタボ(内臓脂肪症候群)を予防しましょう!

更新日:2020年3月11日

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メタボ(内臓脂肪症候群)を予防しましょう!

メタボリックシンドロームをご存じですか?

タボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは,肥満,特に内臓脂肪による肥満の人が,高血糖,高血圧,脂質異常のうち二つ以上を併せ持っている状態のことを言います。

運動不足や過食・偏食など不健康な生活習慣によって内臓脂肪が過剰に蓄積されると,高血糖,高血圧,脂質異常を併発しやすくなります。

れらは動脈硬化を進行させ,糖尿病合併症(人工透析,失明等)や,脳卒中・心臓病など命に関わる病気を招いてしまいます。

メタボから重篤疾患への流れ

危険因子が重なるほど,命に関わる病気の危険性が高まります!

えば,心臓病の場合,危険因子(肥満,高血糖,高血圧,脂質異常)がない人に比べて,危険因子が1つの場合は約5倍,2つの場合は約6倍,3~4つの場合はなんと約36倍も発症の危険性が高まります。

心疾患の発症危険度グラフ

メタボリックシンドロームの診断基準とは?

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は,次のアに該当し,さらにイ~エのうち,2項目以上にあてはまることが診断の条件です。

満チェック
ったままで腹囲(へその高さ)を測る。
85cm以上
90cm以上

糖チェック
腹時血糖値110mg/dl以上

圧チェック
縮期(最高)血圧130mmHg以上,または拡張期(最低)血圧85mmHg以上

清脂質チェック
性脂肪150mg/dl,またはHDLコレステロール値40mg/dl未満

(日本肥満学会,日本動脈硬化学会,日本糖尿病学会,日本高血圧学会,日本循環器学会,日本腎臓病学会,日本血栓止血学会,日本内科学会)

メタボリックシンドロームの人はどの位いますか?

成24年度の特定健康診査(対象:40~74歳)の結果によると,鹿児島県は男性の約39%,女性の約26%がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者または予備群です。

備群とは,診断基準のアに該当し,さらにイ~エのうち,1項目にあてはまる人です。

H24メタボ県割合グラフ

どうしたらメタボリックシンドロームを予防・改善できますか?

タボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を予防・改善するためには,まず,内臓脂肪を貯めないこと,具体的には,ウエスト周りを増やさないことです。不適切な食生活や運動不足などの生活習慣全般を見直してみましょう。

内臓脂肪を貯めないために

1.身体を動かす

身体を動かしエネルギーを消費することで,内臓脂肪が減少し,高血糖,高血圧,脂質異常も改善します。通勤・通学や家事など日頃の生活の中で身体を動かすように心がけることや,時間を見つけて,ウォーキング等を行うことをおすすめします。

2.総エネルギーをとりすぎない

べ過ぎて,余ったエネルギーは,脂肪として蓄えられます。自分の適量を知り,食べ過ぎない工夫をしましょう。

3.油物や甘い物を食べ過ぎない

物や甘い物は,つい食べすぎてしまいます。上手にコントロールしましょう。

4.お酒とは上手につきあう

ルコール自体のエネルギー(カロリー)だけでなく,食欲を増進し食べ過ぎてしまうことや,夜遅くまで食べていることなどにより,内臓脂肪の原因となってしまいます。また,飲酒量が多くなると,高血圧につながります。適量を守る飲み方を工夫しましょう。

5.ストレスをためない

トレスは,食べ過ぎ・飲み過ぎにつながり,内臓脂肪の原因になるのはもちろん,血糖値を下げるホルモンの作用を弱め,高血糖の原因にもなります。ストレスの上手な解消方法をみつけましょう。

あなたは大丈夫?

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