更新日:2024年11月11日
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「レッドリボン」をシンボルにした運動は,ニューヨークのアーティスト達が,エイズによって亡くなっていった仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すために始まりました。その考えに共感した人々によって世界的な「レッドリボン運動」として発展してきています。
なお,レッドリボンはUNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークとしても採用されています。
また,12月1日の「世界エイズデー」は,WHO(世界保健機関)が1988年に「エイズのまん延防止及び感染者・患者に対する差別・偏見の解消を図る」ことを目的として定めました。
本県では,これらの趣旨に賛同し,世界エイズデーを中心とする1か月間を「鹿児島レッドリボン月間」と定め,エイズに関する正しい知識の普及啓発を実施することにより,エイズの予防及び感染者・患者等が尊厳をもって暮らせる社会づくりを推進しています。
〈主催〉
鹿児島県
〈後援〉
鹿児島県教育委員会,鹿児島県市長会,鹿児島県町村会,公益社団法人鹿児島県医師会,公益社団法人鹿児島県歯科医師会,公益社団法人鹿児島県薬剤師会,公益社団法人鹿児島県看護協会,一般社団法人鹿児島県臨床検査技師会,一般社団法人鹿児島県臨床心理士会,鹿児島県地域女性団体連絡協議会,鹿児島県赤十字血液センター,株式会社南日本新聞社,株式会社南日本放送,鹿児島テレビ放送株式会社,株式会社鹿児島放送,株式会社鹿児島読売テレビ,NHK鹿児島放送局,株式会社エフエム鹿児島,鹿児島シティエフエム株式会社
[テーマの趣旨]
世界エイズデー(WorldAIDSDay:12月1日)は世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に,WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので,毎月12月1日を中心に,世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
これまでHIV/エイズに対して様々な取組がなされてきました。
治療法の進歩によりHIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、近年では、HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6ヶ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことも確認されています。このことは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)、略して「U=U」と呼ばれています。
つまり、治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にもその進歩に支えられた様々な選択肢が用意されるようになりました。しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。
そこで、今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、この「U=U」という言葉を知ることを契機に、もう一度HIV/エイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。ひとりでも多くの人がHIV/エイズのことを自分の事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。
県庁及び各保健所にレッドリボンツリーの設置や普及啓発用のポスター,パンフレット等の展示を行います。
月間中は,休日及び平日夜間にもHIV検査を行います。
(検査を受けるには予約が必要となります。最寄りの保健所に電話で予約をお願いします。)
検査は,匿名,原則無料で受けられ,1時間ほどで結果が分かります。
詳しくは,エイズの予防についてをご覧ください。
感染症の発生状況によっては,検査を実施できない可能性があります。
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