上之園太鼓踊り(ズッカカン)
上之園(あげのその)太鼓踊りは、島津氏の琉球出兵の際の凱旋お祝いに踊ったのがその始まりといわれており、上之園集落では、旧暦の6月15日の祇園祭りに、農作物の豊作を祈って現在も踊り継がれています。
上之園太鼓踊りは、太鼓、鉦(カネ)、法螺貝、幟の約30名で構成されています。かつては7つの門(カド)から、太鼓と鉦を一組ずつ合計14名で受け持っていました。門は今の班の前身となったもので、上之園集落は、入ヶ町門、長濱門、阿保門、持留門、上之園門、堀切門、植木門の門からなります。
現在、踊り手は門ごとではなく、任意で選ばれますが、幟だけは門ごとに持つ習慣が今も残されています。
また、この太鼓踊りは、通称を「ズッカカン」と呼ばれ、雨乞い踊りとしても踊られていました。太鼓踊りを踊ると不思議と雨がよく降ったといわれています。
公開日時
旧暦6月15日
公開場所
開催風景
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