ハンセン病問題を正しく理解する週間
令和3年6月20日(日曜日)~6月26日(土曜日)は「ハンセン病問題を正しく理解する週間」です
鹿児島県では,ハンセン病問題に対する正しい知識の普及啓発,ハンセン病であった方々や御家族に対する偏見・差別の解消に努めるとともに名誉の回復を図ることを目的とした「ハンセン病問題を正しく理解する週間」を定めています。
長い間偏見や差別に苦しめられた方々が平穏に安心して生活できるよう,私たち1人1人がハンセン病を正しく理解することが大切です。
ハンセン病についての正しい理解
- ハンセン病は,らい菌という細菌による感染力の弱い慢性の感染症です。主に皮膚や末梢神経が冒される病気で,後遺症が残ることもあったため,差別や偏見の対象にされました。
- 1943年(昭和18年)に米国で優れた治療薬が開発されてからは,不治の病から完全に治る病気になりました。
- 衛生状態や栄養状態が改善した現在の日本においては,ハンセン病に感染する可能性はほとんどありません。
- 療養所に入所されている方々は,ハンセン病は既に治っていますが,高齢化や後遺症等によって,療養所での生活を余儀なくされています。
ハンセン病問題とは
- 国の隔離政策などにより,ハンセン病は怖い病気であるという誤った考えが植え付けられ,そのことが様々な偏見・差別や人権侵害を引き起こしました。
- らい予防法が1996年(平成8年)廃止されるまで,90年もの長きに渡って誤った隔離政策が続いたことで,故郷や家族との絆を断たれたり,ハンセン病であった方々やその御家族は,今もなお残る根強い差別や偏見に苦しむ等,現在も問題が残されています。
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