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更新日:2024年5月22日

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粒子線がん治療費の利子補給制度について

宿市にあるメディポリス国際陽子線治療センター(外部サイトへリンク)においては,粒子線によるがん治療が平成23年4月から行われています。
こで行われている粒子線治療は,放射線の一種である陽子線を用いた治療法で,先進医療に位置づけられています。治療費は約300万円と高額であり,一部を除いて健康保険の適用がないため全額が患者の方の自己負担になります。

こで,県では,県民の方々が粒子線治療を受けやすい環境を整備するため,この施設で粒子線治療(*)を受ける患者ご本人やそのご家族等がその治療費を金融機関から借り受けた場合に,その利子の一部を助成しています。

(*)公的医療保険が適用される小児がん,前立腺がん,骨軟部腫瘍,頭頸部悪性腫瘍,大型の肝臓がん,肝内胆管がん,局所進行膵がん,局所大腸がん術後再発は除きます。また,令和6年6月から医療保険が適用となる早期肺がんも除きます。

なお,本制度利用申請時点で公的医療保険が適用されている粒子線治療であっても,治療開始時点で公的医療保険適用外であれば,本制度の対象となる場合があります。
しくは,以下掲載の「粒子線がん治療費利子補給事業の概要」をご確認ください。

【事業概要】

【利子補給までの流れ】

この制度の手続きは,大まかに下記のような流れとなっています。
 
1.粒子線がん治療の決定。銀行等からの治療費借入
2.県への利子補給承認申請
様式「県粒子線がん治療費利子補給金承認申請書」等
3.県の利子補給の審査・承認
4.粒子線がん治療開始・治療費支払い
5.銀行等への返済(利子を含む)
6.県への利子補給金の申請(年一括)
様式「県粒子線がん治療費利子補給金交付申請兼実績報告書」,「利子支払い証明書」等
7.県の利子補給金の交付決定及び支払い(年一括)

【様式】

粒子線治療について

立がん研究センターでは,放射線治療(粒子線治療)に関するサイトを開設しています。
 

【内容一部抜粋】

子線治療とは,陽子や重粒子(炭素イオン)などの粒子放射線のビームを病巣に照射する放射線治療法の総称です。X線による一般的な治療と比較して,がん病巣に合わせて放射線をより集中できる利点があります。現在,医療で実施されているのは,陽子線治療と重粒子線治療(炭素線)ですが,粒子線の加速器システムを設置するためには高額な設備投資が必要であり,装置の運用コストも高いことから,日本で実施可能な病院は限られています。

子線治療では,陽子(水素原子の原子核であり,正の電荷を持つもの)を光速の60~80%程度まで加速した陽子線を体内に照射します。一方,重粒子線治療では陽子より約12倍重い炭素イオンを光速の約70%まで加速した重粒子線を照射します。これらはX線やγ線と比べて,放射線をあてるところ,あてないところが正確に区分けできるため,副作用が少ない,腫瘍の種類や部位によっては高い治療効果が期待できるなどの特徴があります。

子線・重粒子線治療は,先進医療として行われているものもあります。一般に,保険が適用される医療以外の陽子線・重粒子線治療の部分は自己負担が必要です。

全国の粒子線がん治療施設

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部健康増進課

電話番号:099-286-2721

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