山地防災ヘルパー
山地防災ヘルパーは,山崩れや土石流などの災害情報を行政に伝達することを主な任務とした防災ボランティア組織です。
山地防災ヘルパーとは・・・
- 山地災害から人命・財産を守るため,治山事業を計画的に推進していますが,このようなハード面の整備は膨大な予算と期間を必要とし,災害の原因となる山崩れ等の現象を完全になくすることは,現実的には不可能なことです。
- そこで,災害の未然防止のもう一つの大きな柱として,山地災害危険地区等の周知,警戒避難体制の確立,防災意識の普及等のいわゆるソフト対策が重要となってきており,山地災害に関する情報を収集し,地域住民に素早く知らせる等の活動をボランティアで協力していただける方を「山地防災ヘルパー」として認定し,研修会等の実施により育成を行っています。
- 山地災害発生の危険性が高い本県においては,治山担当部局の担当者だけでは情報の把握には限界があります。そのような中で,山地防災ヘルパーは住民と行政が一体となった地域における山地防災活動の核として活躍が期待されています。
山地防災ヘルパーの任務は・・・
- 日常の生活や勤務の中で,山崩れや土石流等の発生現象または兆候を発見した場合,行政へ報告してもらいます。
- 日常の生活や勤務圏内において,山崩れや土石流等が発生しやすい箇所を把握しておいてもらいます。
- 行政が行う、地元住民の方々に対する山地防災に関する啓発活動をサポートしてもらいます。
山地防災ヘルパーの資格要件は・・・
- 市町村の職員で治山事業を十分に認識し,災害の危険性を判断できると認められる者。
- 過去に治山事業に携わった経験を有する県職員OBで,専門的な知識を基に災害の危険性を判断できると認められる者。
- 上記以外の者で,過去に治山事業に携わった経験が有り,治山事業に関し知識と熱意があると認められる者。
山地防災ヘルパーに認定されるには・・・
前記資格要件を満たす方 |
申し込み(様式第2号)
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市町村森林土木担当課
市町村長の推薦(様式第1号)
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↓ |
地域振興局・支庁において審査 |
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県知事が認定(認定証等の交付) |
認定は毎年4月末から5月上旬の年1回です。(詳細につきましては、最寄りの市町村森林土木担当課,各地域振興局・支庁林務水産課に問い合わせください。)
山地防災ヘルパーになると・・・
- 各地域振興局・支庁,市町村と連携して,山地災害に関する情報収集等の活動を行っていただきます。
- 山地防災ヘルパーの資質向上を目的とした研修会に参加していただきます。
- 山地防災ヘルパーとしての活動に対する報償はありません。
治山施設や危険地区などのパトロール状況
山地防災ヘルパー連絡協議会について
- 山地防災ヘルパー間の連携強化,山地防災に関する知識の習得,幅広い県民への参加促進等,組織の機能強化を図ることを目的に平成23年3月に「山地防災ヘルパー連絡協議会」を設立しました。
- 県と山地防災ヘルパー連絡協議会は協働で研修会等を実施し,地域防災力のレベルアップを図ることとしています。
山地防災ヘルパーに関する要領・規定・様式について
山地防災ヘルパー設置要領(PDF:9KB)
山地防災ヘルパーの認定等に関する事務処理規程(PDF:51KB)
山地防災ヘルパーに係る様式(JTD:67KB)
山地防災ヘルパーに係る様式(PDF:137KB)
山地防災ヘルパーに係る様式(ODT:21KB)
鹿児島県山地防災ヘルパー連絡協議会規約(PDF:44KB)
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