令和6年度林業にかかる公共事業(3)~整備目標~
整備目標
次に,林道,治山,造林の各種事業ごとの整備目標をお示しします。各事業の代表的な箇所については,写真等も添えています。
【林道事業】
森林施業の集約化,路網と高性能林業機械を組み合わせた効率的な作業システムの普及・定着等により,県産材の安定供給と低コスト化を進め,生産性の高い林業経営の確立を図るため林道の整備を推進します。

【治山事業】
森林の適正管理と併せ,崩壊地,荒廃渓流を復旧・整備し,山地の崩壊と土砂の流出の防止を図るため治山施設の整備を行い,災害に強い県土の形成を図ります。
【造林事業】
地域の特性に配慮した伐採跡地の再造林,計画的な保育・間伐の実施など地球温暖化防止にも貢献する多様で健全な森林の整備を進めます。

【重点事業】
本県では,厳しい財政状況の中,メリハリをつけた公共事業を進めるため,今後の県の社会基盤整備の基本的な考え方として,平成19年2月に「今後の社会基盤整備のあり方」を取りまとめました。
この「あり方」では,本県の産業・経済の着実な振興に寄与し,「稼ぐ力」の向上につながる事業及び甚大な被害をもたらす災害から安心・安全な県民生活を実現するための事業等を「重点事業」と位置づけ,戦略的かつ集中的な整備に努めることとしています。
「今後の社会基盤整備のあり方」における林業関係の重点事業は次のとおりです。
「農林水産業の「稼ぐ力」の向上に資する生産基盤づくり」を図る事業
(1)林業・水産業の生産力の向上に資する生産基盤の整備
ア効率的かつ安定的な林業経営の確立を図るための基幹的な林道の整備
林道事業
「安心・安全な県民生活を実現する強靱な県土づくり」を図る事業
(1)災害の発生防止に資する施設の整備
ア人家等に大きな被害を及ぼすおそれのある山地災害危険地区等の整備
治山事業
イ公益的機能を維持増進させるための間伐及び再造林の実施による森林の整備
造林事業
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