祈願奉納面
宝暦五乙亥六月十日
五月廿六日ヨリ六月八日マデ
五度大水出ル
千竃英林作
南九州の仮面には人が顔につけて使用する神楽面や能面のほか,魔除け祈願のために神社などに奉納された面がある。この面は裏に刻字(上記)があり5度も大水が出たことに対する災害除去の祈願を込めて作られたと考えられる。
社殿から面を表に出したり伏せたりすることで災害を鎮めようとする事例は全国にあるが,具体例が示されている面は極めてめずらしい。
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