馬頭観音
薩摩川内市(旧樋脇町倉野)【複製】
馬頭観音は,忿怒(ふんぬ)面をもち,頭上に馬頭をいただく異様な観音像である。もとはヒンズー教の最高神の一つであるビシュヌ神が馬頭に化身して敵を倒したという神話からきたものらしいが,日本では奈良時代以降,牛馬を守護する神として信仰されている。
この資料は,薩摩川内市樋脇町倉野集落の水田を見降ろす丘に立つ馬頭観音の複製である。3面8臂(3つの面と8本の腕を持つ)の座像で,手には輪宝・剣・斧・宝棒・数珠を持っている。牛馬の無病息災と増産を祈るために造立されたもので,「バトカンサァ」と呼ばれる。
展示に関する情報
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