ホーム > 教育・文化・交流 > 文化・芸術 > 鶴丸城御楼門 > これまでのイベント・プロモーション > 地元小学生による御楼門建設の壁土作り体験会を開催しました
更新日:2021年1月12日
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御楼門の建設については,平成29年9月に工事を発注し,これまで,木材の調達や製材・乾燥,発掘調査の成果などを基に瓦の紋様の検討等を進めてきたところです。
いよいよ今年9月上旬に起工式を開催し,仮設工事や基礎工事など現場での工事が本格化するのを前に,鶴丸城や御楼門についての理解を深め,2020年3月の御楼門完成に向けた機運醸成を図るため,地元の名山小学校の児童を対象に,御楼門2階の漆喰壁に使用する土作りの体験会を開催しました。
地元小学生を対象として,御楼門2階の漆喰壁の下地となる壁土を作る作業体験や,鶴丸城の歴史及び御楼門等について学ぶ機会を設けることにより,身近な文化財である鶴丸城跡に親しみをもっていただくとともに,2020年3月の御楼門完成に向けた機運醸成を図る。
平成30年7月18日(水曜日)9時35分から11時05分まで
県歴史資料センター黎明館敷地内(御楼門建設工事現場事務所及び建設予定地,壁土練り場)
鹿児島市立名山小学校6年生(2学級・児童数計:約60人)
名山小は,鶴丸城跡の一部で,天保期には,町奉行所や寺社奉行所が置かれていた。
(1)学習[場所:工事現場事務所及び建設予定地,所要時間:30分]
1鶴丸城の歴史について
2発掘調査で出土した瓦について
3御楼門建設の概要について
(2)現場体験[場所:壁土練り場,所要時間:30分]
1壁土作り,漆喰壁工程の説明
2壁土作り体験(藁スサ混ぜ,土練り等)*スサ…稲藁を切断したもの
土は,日置市日吉町吉利産を使用
当日は,強い日差しの中,児童たちは,実際の御楼門2階の漆喰壁に使う壁土作りに熱心に取り組みました。また,鶴丸城や御楼門の歴史,鶴丸城跡の発掘調査で出土した瓦について学んだり,建設予定地では,石垣に残る西南戦争の銃弾跡や御楼門の主柱が立つ礎石を確認したりしました。
なお,今回,作られた壁土は,土練りを繰り返しながら約1年間寝かせ,来年秋頃から行う予定の壁作りに使われます。
壁土練り場(写真奥は藁スサ,手前は水を加えた土) |
体験前のオリエンテーション |
【学習】鶴丸城や御楼門の歴史を学ぶ |
【学習】発掘調査で出土した瓦を確認 |
【学習】実際に瓦に触れてみる |
【体験】現場作業者による,壁土練りの実演 |
【体験】大量の藁スサを壁土練り場に運ぶ |
【体験】次々と藁スサを投入 |
【体験】土と藁スサを足で踏みながら混ぜる |
【体験】粘りのある土に,足をとられながら踏み締める |
【学習】建設予定地石垣に残る,西南戦争銃弾跡を確認 |
【学習】御楼門の主柱が立つ礎石について学ぶ |
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