更新日:2024年10月22日
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奄美大島を含む奄美群島の気候や農業の概要をはじめ,奄美大島で実施する主な農業農村整備事業の内容や位置を紹介するパンフレットです。
奄美の特性を生かした農業の更なる振興や,美しい島の農村風景を守るための活動なども載せています。
各種事業への御理解・御協力をよろしくお願いします。
大島支庁農村整備課で実施している,主な農業農村整備事業を紹介します。
畑に水をまくための管水路整備やスプリンクラーの設置,古くなった散水施設の更新を行ったり,営農条件を良くするために,農道整備や土層改良などを行います。
スプリンクラー散水状況
農道整備
土層改良(心土破砕)
耕作放棄地の解消と優良農地の保全を目的とした整備を行います。農作物の鳥獣被害を防ぐため,防護柵を設置したり,急傾斜地での農作業の負担軽減を図るため,モノレールを設置したりします。また,パイプラインなどの農業用用排水施設や農道の整備も行います。
防護柵設置
防護柵設置
モノレール使用状況
畑から耕土(赤土)の流出を防止するため,沈砂池や排水路の整備のほか,暗渠排水や土層改良工事を行います。
沈砂池
排水路の整備
暗渠排水
中山間地域での不利な条件を改善するため,農道や営農用水などの生産基盤の整備を実施し,併せて地域特産物の加工場などの活性化施設や集落内の排水路整備などの環境基盤の整備を行います。
農産物加工センター
取水施設
農道
海岸の背後にある農地を塩害や波浪などから守るための整備や,海浜利用に係る環境整備を行います。
海岸堤防
緩傾斜護岸
今までに整備された,農業生産活動の基盤となるポンプなどの農業水利施設を長持ち(長寿命化)させたり,自然災害を受けない(防災減災)ようにするため,点検し整備します。
ポンプ電気基盤点検
ポンプ点検
台風や大雨によって被災した農地(畑,田)や農業用施設(道路,水路など)を復旧します。
農道被災状況
災害査定・復旧工事
復旧後
農地海岸堤防被災状況
災害査定・復旧工事
復旧後
農業農村整備事業の実施による事業効果を紹介します。
「水土里(みどり)」は,
水…水田や畑にひいている農業用水
土…緑豊かな農地や土
里…水と土を守り育む農家の人々が暮らす豊かな自然や文化のあふれる美しい農村
のことを指しています。
「水土里」は,私たちの命を支え,食べ物を作り出し,メダカなどの生き物を育み,洪水を防止するなど,様々な役割を持っている大切な財産です。
この財産を,次の世代へつなぐために,そこで暮らす地域住民をはじめ,自治体や関係団体が手を取り合い,1つの大きな輪(和)となって行う共同活動のことを本県では「水土里サークル活動」と呼んでいます。
「水土里サークル活動」の実施にあたっては,多面的機能支払交付金を活用しています。
(1)地域資源の基礎的保全活動(農地維持支払交付金)
水路の点検
農道の草刈り
水路の泥上げ
農道の路面維持
(2)地域資源の質的向上を図る共同活動,施設の長寿命化のための活動(資源向上支払交付金)
パイプラインの補修
農道の補修
植栽活動
令和5年9月29日に大島支庁,管内6市町村が主催となり水土里サークル活動リーダー研修会を開催したところ,活動組織の代表等,約60名にご参加いただきました。
本研修会では,2つの活動組織が事例発表をしたほか,鹿児島県水土里サークル活動支援協議会からの事務連絡,外部講師による水土里サークル活動を通じた農用地の保全,特徴的な取り組みに関する講演が行われました。また,研修会の最後には,複数のグループに分かれて各地域における活動参加者の確保・取り込みをテーマに意見交換をおこない,課題や対応策等について話し合いました。
6市町村の活動組織が一堂に会する貴重な機会であり,それぞれの組織が抱える課題の共有や,その将来像を考えていく上で,有意義な研修会となりました。
令和5年度奄美大島・喜界島水土里サークル活動リーダー研修会について(PDF:669KB)
その他,活動組織一覧や認定農用地面積等については,上記の農業農村整備概要書(水土里サークル活動のページ)を御覧ください。
令和4年11月27日(日曜日)に県が農地海岸として管理する瀬戸内町伊須海岸(約1.2km)の愛護活動(清掃作業)をボランティアで実施しました。
当日は,地域住民や建設業の方々,町職員など約60人が参加し,海岸に漂着したペットボトルやプラスチック,空き缶などのゴミをトラック約10台分収集しました。
地元の方からは「地元住民だけでは大きなゴミなどの収集が難しく,こうやって多くの方に参加してもらえると助かる。」との声が聞かれました。
今後も,市町村や地域住民と連携して島内の農地海岸の愛護活動を適時実施していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
作業状況
令和4年12月11日(日曜日)に奄美市笠利町にある須野ダムの愛護活動(清掃作業)を実施しました。
須野ダムの愛護活動は,関係機関の交流や地域貢献を目的に平成26年度から県のゼロ予算事業として毎年実施しています。
当日は,須野集落の方,建設業,コンサルタント,奄美市,奄美市土地改良区,土地改良事業団体連合会大島事務所,大島支庁など約90人がボランティアとして参加しました。
当日は,天候にも恵まれ,絶好の活動日和となりました。
ダム堤体の内側と外側の2班に分かれ,堤体に茂っている雑草やコケなどを除去する作業を約2時間行いました。
今後も愛護活動を積極的に継続していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました。
作業状況
奄美魅力発信農業農村整備PR事業(R4地域振興推進事業)で,奄美大島及び徳之島の農業水利ダムや農地海岸保全施設に看板を設置しました。
畑地かんがいの水源であり,また水辺空間が癒やし憩いの場となる農業水利ダムや,海岸環境を保全する農地海岸保全施設などの地域資源を紹介するとともに,その近隣の風景をドローンで撮影し,奄美の四季折々の写真や動画,世界自然遺産や奄美トレイルなどに関する情報などを発信しています。
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