更新日:2024年1月26日
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曽於畑地かんがい農業推進センター水利事業課では,畑地かんがい施設の整備事業や整備した施設の長寿命化を図る事業等を実施しています。
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「畑地かんがい」とは?
畑地かんがいとは,畑の農作物が水を必要としているときに,ダムやため池等に貯えた農業用水を農地に送水して散水するシステムで,「畑かん」という略称で呼ばれることもあります。
畑地かんがい施設を整備することで,干ばつに強い産地の形成のほか,農作物の収量アップや品質の向上が期待されます。
【畑地かんがいのイメージ】
露地畑において,スプリンクラーや噴射ホースによるかんがいを行うことで,発芽・活着の促進や収量の増加が見込まれます。
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写真:さといもへの散水状況【移動式スプリンクラー】,にんじんへの散水状況【噴射ホース】
ハウス施設においては,農作物への水分補給に加え施設内の温度調節を行うことができます。
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写真:花き(キク)への散水状況【吊下式スプリンクラー,噴射ホース】
降霜期にスプリンクラーによる散水を行い,葉の付着水が氷結する際に放出する潜熱を利用することで,霜害から葉を保護することができます。
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写真:茶への散水状況【防霜用スプリンクラー】,氷結状況
曽於地域における畑地かんがい事業では,ダムやファームポンド等の基幹的な施設を国(農林水産省)が整備し,受益地内へのパイプラインや散水施設を県が整備しています。
畑地かんがい事業の実施区域(曽於地域)(PDF:373KB)
これまでに整備された基幹的な畑地かんがい施設(ポンプ場,減圧施設等)の長寿命化を図るため,国庫補助事業を活用した保全対策を実施しています。
施設の適切な機能保全とライフサイクルコストの低減に向けて,機能診断に基づく機能保全対策の適時的確な実施により,既存施設の有効活用と施設の長寿命化を図ります。
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写真:老朽化した畑地かんがい施設,機能診断の実施状況
曽於畑かんセンターでは「曽於畑かんセンターだより」を年3回発行し,曽於地域の畑地かんがいや営農技術等に関する情報を紹介しています。
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