更新日:2023年10月16日
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川薩圏域CKD(慢性腎臓病)予防ネットワークとは,市町が特定健診などの結果をもとに腎臓の異常等が発見された方を受診勧奨し,受診された方をかかりつけ医と腎臓専門医が連携して診療し,CKD(慢性腎臓病)の早期発見・重症化予防を図っていく体制をいいます。
CKDとは慢性腎臓病のことで,腎障害や腎機能の低下が続く状態をいいます。CKDは誰もがかかる可能性のある病気で,その患者数は全国で約1,330万人(成人の8人に1人)と推計されており,新たな国民病ともいわれています。原因として代表的なものに,糖尿病,高血圧,慢性腎炎などがあります。
腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下するか,あるいは,たんぱく尿が出る,といった腎臓の異常が続く状態をいいます。
定義としては,次の(1)(2)いずれか,または両方が3ヶ月以上持続した状態のことをいいます。
(1)尿異常,画像診断,血液,病理で腎障害の存在が明らかである。
(2)腎臓の働き(eGFR)が60%未満に低下している。(eGFR:糸球体ろ過量といい,腎臓の機能を表す指標です)
CKDの初期はほとんど自覚症状がなく,どんどん進行します。貧血,疲労感,むくみなどの症状が現れたときには,病気がかなり進行している可能性があります。進行して腎不全になると,最終的には人工透析や腎移植が必要になります。また,心筋梗塞や脳卒中などの生命に関わる循環器疾患の発症リスクが高まり,その発症率は3倍にもなるといわれています!
まずは,生活習慣の改善が必要です!
腎臓の機能を調べるために,まず健康診断を受けましょう。もし,腎臓の機能に異常が見つかったら,CKD予防ネットワークを活用して,適切な治療を早期に受けましょう。
川薩圏域CKD予防ネットワークの概要及び様式などは次のとおりです。CKD診療ガイドライン2018の発行に伴い,紹介基準や各種様式等を変更しました。
新たな紹介基準及び様式は2019年4月から適用されます。
全ての様式及び登録医名簿については,川薩圏域の市町(薩摩川内(外部サイトへリンク)・さつま町(外部サイトへリンク))のホームページに掲載されておりますので,そちらからダウンロードしてお使いください。
川薩圏域CKD予防ネットワークの概要と流れ(PDF:89KB)
川薩圏域CKD予防ネットワークについて(2022年5月改正)(PDF:3,595KB)
紹介基準(別添1)(紹介基準と再紹介基準)※2019年4月から適用(PDF:188KB)
紹介基準(別添2)(腎生検紹介基準)(PDF:104KB)
様式0_受診状況報告書(登録医(かかりつけ医)→市町もしくは協会けんぽ)※2022年5月から適用(EXCEL:26KB)
様式1_紹介シート(登録医(かかりつけ医)→腎臓診療医)※2019年4月から適用(EXCEL:31KB)
様式2_返信シート(腎臓診療医→登録医(かかりつけ医))(EXCEL:24KB)
様式3_経過報告書(月報)(腎臓診療医→市町もしくは協会けんぽ)(EXCEL:16KB)
参考_CKD予防ネットワーク様式記載マニュアル(2019年3月作成版)(PDF:786KB)
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